ケアマネに「トイレの高さ、測ってみてください」と言われたのは冬だった
母が脳梗塞で倒れてから3年。
左半身に麻痺が残っていて、立ち座りの動作がどんどん難しくなっていた。
ある日、ケアマネが自宅に来た時のこと。トイレの話になった。
「便座の高さ、測ってみてください。40cm以下だと膝の負担が大きいんです」と言われた。
測ってみたら37cm。足は床につくけど、立つときに膝がかなり曲がった状態から上がる形になる。これが負担の原因だった。
便座を高くすれば、膝を深く曲げずに立ち上がれる
補高便座というカテゴリがあることを、その時初めて知った。
📖 この記事でわかること
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補高便座は便座の上に置くだけで3〜10cm高くできる
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介護保険の対象外なので自費購入
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やわらかいウレタン製と硬めのポリプロピレン製がある
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わたしはTOTOのやわらか補高便座に落ち着いた
最初に買ったのはプラスチック製の失敗
ケアマネに言われた翌週、近所のホームセンターに行った。
介護用品コーナーに補高便座が数種類並んでいた。一番安かったのがポリプロピレン製で4,000円台。
「とりあえず試してみよう」と思って買った。
家に帰って置いてみた。便座の上に乗せるだけで固定は不要。確かに高さは6cm上がった。
でも、母が座った瞬間に「硬い」と言った。
ポリプロピレン製は座面がツルツルしていて、長時間座るとお尻が痛くなる。トイレに時間がかかる母には向かなかった。
2週間で使わなくなった。
《2年後の自分への備忘録》
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プラスチック製は安いけど硬い
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座る時間が長い人は座り心地を重視した方がいい
やわらか補高便座に切り替えた理由
ホームセンターの補高便座は失敗したけど、高さを上げること自体は正解だった。
母も「立つのは楽になった」と言っていた。
問題は「硬さ」だけ。
ネットで「補高便座 やわらか」で検索したら、TOTOとパナソニックエイジフリーがヒットした。
どちらもウレタンフォーム製で、座り心地がいいという口コミが多かった。
TOTO やわらか補高便座 EWC401S はエロンゲートサイズとレギュラーサイズがあって、うちの便座はエロンゲート(大形)だった。
価格は6,000円台。ホームセンターの倍だけど、毎日使うものだから座り心地優先で決めた。
基本情報
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価格:¥6,530(2026-06-04時点)
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サイズ:エロンゲート 360×400×85mm(実際に上がる高さ30mm)
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材質:発泡ウレタン製
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耐荷重:100kg
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介護保険:対象外(自費購入)
届いて2日で「こっちがいい」
注文して2日後に届いた。
箱から出すと、見た目はホームセンターのものと似ていたけど、触ってみると全然違った。
ウレタンフォームが柔らかくて、押すと少し沈む。
母に試してもらった。座った瞬間に「あ、これいい」と言った。
それからずっとこれを使っている。
よかった点:
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座り心地がいい。長時間座っても痛くない
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便座の上に置くだけで固定不要。掃除の時に簡単に外せる
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水洗いできるので清潔
気になった点:
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最初はウレタンの匂いが少しあった(2週間で消えた)
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発泡ウレタンなので、5年くらい使うとヘタるかもしれない
TOTO やわらか補高便座 EWC401S/EWC400R エロンゲートサイズ(大形) /レギュラーサイズ(普通)
《2年後の自分への備忘録》
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TOTOのやわらか補高便座は発泡ウレタン製で座り心地がいい
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便座の上に置くだけで高さ3cm上がる
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介護保険対象外なので6,000円台で自費購入
パナソニックエイジフリーも候補だった
TOTOを買う前に、パナソニックエイジフリーの補高便座も検討していた。
パナソニックエイジフリー 補高便座やわらか 補高6cm VALSHBY6 は、TOTOよりも高さが6cm上がる。
TOTOは3cm、パナソニックは6cm。
母の場合、膝の負担を減らすのが目的だったから、最初は「6cmの方がいいかも」と思った。
でも、ケアマネに相談したら「いきなり6cm上げると、足が床につかなくなる人もいる」と言われた。
母の身長は150cmで足は短い方。実際に測ってみたら、6cm上げると足の裏が浮きそうだった。
足が浮くと力が入りにくくなって、逆に立ちにくくなる。
結局、TOTOの3cm補高で十分だった。
基本情報(パナソニック)
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価格:¥10,780(2026-06-04時点)
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補高:6cm
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材質:ウレタンフォーム
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穴部:幅(前)12.7・(後)16.7×奥行25.7cm(小口径形状でお尻の小さい方向き)
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介護保険:対象外
パナソニックの方が価格は高いけど、6cm補高が必要な人には向いている。
お尻が小さい人向けに穴部が小口径になっているのも特徴。
母は身長150cmでお尻も小さい方だったから、パナソニックも合ったかもしれない。
でも、TOTOで足りたからこれで正解だった。
パナソニックエイジフリー 補高便座やわらか 補高6cm VALSHBY6 【送料無料】 便座面が高くなって立ち座りがラクラク!
《2年後の自分への備忘録》
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パナソニックは6cm補高で身長が低い人・お尻が小さい人向き
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足の裏が床につくかを確認してから選ぶこと
補高便座を選ぶときに確認すること
補高便座を選ぶときに、わたしが失敗して気づいたことを3つ書いておく。
1つ目は「便座のサイズ」。
補高便座には「レギュラーサイズ」と「エロンゲートサイズ(大形)」がある。
レギュー
ラーは奥行37cm、エロンゲートは奥行40cm。
自宅の便座がどちらかわからない場合は、便座の奥行を測ってから選ぶ。
2つ目は「上がる高さ」。
3cm・6cm・10cmがある。
高ければ楽というわけではなく、足が床につく高さを選ぶのが正解。
ケアマネや訪問看護師に相談すると、本人の身長と膝の状態から最適な高さを教えてくれる。
3つ目は「材質」。
プラスチック製は安いけど硬い。ウレタンフォーム製は柔らかくて座り心地がいいけど高い。
トイレに座る時間が長い人は、ウレタンフォーム製を選んだ方がいい。
| 項目 | プラスチック製 | ウレタンフォーム製 |
|---|---|---|
| 価格 | 4,000円台 | 6,000〜10,000円台 |
| 座り心地 | 硬い | 柔らかい |
| 耐久性 | 高い | 5年程度でヘタる可能性 |
| 掃除 | 水洗い可 | 水洗い可 |
| 介護保険 | 対象外 | 対象外 |
6ヶ月使ってみた感想
補高便座を使い始めて6ヶ月。
母の立ち座りは明らかに楽になった。
以前は「よいしょ」と声を出して立っていたけど、今は声を出さずに立てる。
膝への負担が減った分、トイレの回数が増えた気がする。以前は「トイレに行くのが億劫」と言っていたけど、今はそう言わなくなった。
ウレタンフォームは今のところヘタっていない。2年くらい使ったらまた様子を見る。
補高便座は介護保険の対象外なので自費購入だけど、6,000円で母の負担が減るなら安い買い物だった。
トイレの立ち座りに時間がかかるようになってきたら、高さを測って、補高便座を試してみるといい。
❓ よくある質問
補高便座は介護保険でレンタルできますか?
補高便座は介護保険の対象外です。自費購入になります。価格は4,000円台(プラスチック製)から10,000円台(ウレタンフォーム製で6cm補高)まで幅があります。
補高便座は何cm上げればいいですか?
本人の身長と膝の状態で決まります。足の裏が床にしっかりつく高さを選ぶのが正解です。いきなり6cm上げると足が浮いて力が入りにくくなる場合もあるので、ケアマネや訪問看護師に相談するといいです。
プラスチック製とウレタンフォーム製はどう選べばいいですか?
トイレに座る時間が長い人はウレタンフォーム製の方が座り心地がいいです。プラスチック製は安くて耐久性が高いですが、長時間座るとお尻が痛くなります。予算が許せばウレタンフォーム製をおすすめします。
便座のサイズはどう確認すればいいですか?
便座の奥行を測ってください。37cm前後ならレギュラーサイズ、40cm前後ならエロンゲートサイズ(大形)です。補高便座のパッケージに「レギュラー」「エロンゲート」と書いてあるので、自宅の便座に合うものを選んでください。
まとめ|トイレの立ち座りは高さで変わる
補高便座を試してみて気づいたことを、次の自分が楽できるように残しておく。
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便座の高さが40cm以下だと膝の負担が大きい
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補高便座は便座の上に置くだけで3〜10cm高くできる
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プラスチック製は安いけど硬い、ウレタンフォーム製は柔らかくて座り心地がいい
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介護保険の対象外なので自費購入だけど6,000円台から買える
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足の裏が床につく高さを選ぶのが正解、ケアマネに相談すると確実



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