母を見守るカメラを置いた夜|在宅介護で初めて安心して眠れた話

image 4 認知症ケア

会社で母のことが頭から離れなくなった日

3年前から母を自宅で介護している。

母は要介護3。脳梗塞の後遺症で左半身に麻痺があり、歩行は不安定。さらに認知症も軽度だが進んできた。

ある日、経理の締め作業をしていたら、母がリビングで転んだことを思い出して集中できなくなった。

前日、わたしが会社にいる間に母がトイレに行こうとして転倒したらしい。帰宅してから母に聞いて知った。幸い怪我はなかったけれど、わたしは仕事中ずっと気づけなかった。

次はどうなるか。骨折するかもしれない。意識を失うかもしれない。そう考えると、会社で働いていることが申し訳なく感じた。

でも、仕事を辞めたら母の介護費用が払えない。詰んでる。

📖 この記事でわかること

  • 離れている間の母の様子を映像で確認できる見守りカメラを導入した

  • 介護保険外の製品だが、月々ではなく買い切りで済む

  • 仕事中の不安が減り、夜に眠れるようになった

仕事中の不安が限界だった

母の転倒が怖くて、経理の数字が頭に入らなくなった。

午前中は集中できても、昼休みが過ぎた頃から母のことが気になり始める。

「今、母は何してるんだろう」「転んでないかな」「また意識なくして倒れてないかな」と考えてしまう。

夫は大阪に単身赴任中。平日は完全にひとり。週末も帰ってこない週がある。

訪問看護師が週2回来てくれているけれど、それ以外の時間は全部わたしの責任。

母に「何かあったら携帯に電話して」と伝えても、認知症が進んできたせいか電話をかけられないことがある。

ケアマネに相談したら、「見守りカメラを置くのもひとつの方法ですよ」と言われた。

カメラに抵抗があったけれど導入を決めた

最初は、母を監視するみたいで気が引けた。

でもケアマネが「介護者本人が楽になることも大事」と言ってくれた。

その日、ネットで「介護 見守りカメラ」と検索した。色々あったが、価格帯がバラバラで迷った。

高いものは数万円するし、安すぎるものは動体検知がなかったり映像が粗かったりする。

最終的に選んだのは、スマホで見られて、動体検知機能があり、音声で話しかけることもできるもの

値段は7,000円前後。Wi-Fiで繋ぐだけで設置が簡単なタイプにした。

HeimVision ネットワークカメラ WiFi スマホ対応 3MP 子供/ペット/介護見守りカメラ

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実際に置いてみたら仕事中の不安が消えた

商品が届いて、すぐにリビングに設置した。

Wi-Fiの設定は、アプリの指示通りにやったら10分ほどで完了。説明書を読むのが苦手なわたしでも迷わなかった。

設置した翌日、会社で仕事をしながらスマホで母の様子を確認した。

母がソファに座ってテレビを見ている姿が映っていた。それだけで、ほっとした。

昼休みに見たら、母がリビングでお茶を飲んでいた。転んでない。無事。

午後3時頃にもう一度確認したら、母が少し歩いてトイレに向かっているのが見えた。歩き方はやっぱり不安定だけれど、転倒はしていなかった。

「大丈夫だ」と思えた。

仕事中に母のことで不安になっても、スマホを見れば映像で確認できる。それが分かっているだけで、経理の作業に集中できるようになった。

介護保険対象外だけど買い切りだから負担は軽い

見守りカメラは、介護保険の対象外。全額自費。

ただし、月額料金が発生するサブスクではなく、買い切りだったので初期費用だけで済んだ。

Wi-Fi環境があればスマホで見られる。追加費用は基本的にかからない。

もっと高機能なカメラもあったが、わたしには「スマホで映像が見られる」「動いたら通知が来る」「音声で話しかけられる」の3つがあれば十分だった。

一度購入すれば、あとは電気代だけ。月々の負担が増えないのも助かった。

ケアマネに事後報告したら、「それで介護者本人が楽になるなら良い投資ですね」と言ってもらえた。

もっと早く導入すればよかった

カメラを置いてから、夜に眠れるようになった。

以前は、「母が夜中にトイレで転んでないか」「起きたまま忘れて徘徊してないか」と心配で、夜中に何度も起きていた。

今は、スマホで動体検知の通知が来る設定にしている。母が動いたら画面に通知が来るから、何か異変があればすぐに分かる。

通知が来なければ、母は寝ている。それが分かるだけで安心できる。

仕事中の不安が消えたことで、経理の締め作業も以前より早く終わるようになった。

「見守る」ことが「監視」じゃなくて、「安心」に変わった。

母にも「カメラがあるから、わたしが会社にいても大丈夫だよ」と伝えた。母は「ああ、そう」と答えただけだったが、以前より落ち着いて過ごしている気がする。

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介護者本人が楽になることも大事

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在宅介護をしていると、「母のために」と思って色々やってしまう。

でも、わたしが倒れたら母の介護もできなくなる。

見守りカメラは母のためというより、わたし自身のために導入した。

結果的に、わたしの睡眠の質が良くなり、仕事中の集中力も戻った。

同じように、仕事と介護を両立していて、離れている間が不安な人には試してみてほしい。

カメラを置くことに抵抗がある人もいるかもしれない。でも、それで介護者本人が楽になるなら、選択肢のひとつとして考えていいと思う。

❓ よくある質問

見守りカメラの料金はどれくらいですか?

買い切りで5,000円〜15,000円程度の製品が多いです。月額料金が発生するサブスク型もありますが、今回紹介したような買い切りタイプなら初期費用だけで済みます。介護保険の対象外なので全額自費です。

Wi-Fiがない家でも使えますか?

SIMカード対応のカメラもありますが、一般的なWi-Fi対応カメラより高額になります。最近は多くの家庭にWi-Fiがあるので、Wi-Fi対応の製品が主流です。

映像はどこまで見られますか?

スマホアプリで、外出先からでもリアルタイムで確認できます。録画機能付きのカメラなら、過去の映像も見返せます。

プライバシーが心配ですが大丈夫ですか?

カメラの設置場所をリビングやトイレの前など、最低限の範囲に絞ることで、本人のプライバシーを守りつつ安全確認ができます。寝室やトイレ内には設置しない配慮が必要です。

設置は難しいですか?

Wi-Fi対応のカメラなら、アプリの指示に従って10分程度で設定できます。工事不要で、コンセントに挿すだけのタイプが多いです。

まとめ|わたしが楽になった結果

見守りカメラを置いてから、仕事中の不安が消えて、夜にちゃんと眠れるようになった。

  • 仕事中にスマホで母の様子を確認できるだけで安心できる

  • 介護保険外だが買い切りなので月々の負担はない

  • 介護者本人が楽になることを優先していい

母のためにではなく、自分のために。そう考えていいと思う。

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