離床センサーで夜中に飛び起きる日々が変わった|母の徘徊をどう見守るか

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夜中に何度も目が覚める日々

3年前、母が脳梗塞で倒れて介護が始まった。

1年半後に軽度認知症と診断されてから、夜中の不安が増した。

母がベッドから起きて廊下をうろうろしていたことがある。わたしが気づかずに寝ていたら、玄関まで行っていたかもしれない。それからというもの、わたしは夜中に何度も起きて母の部屋を覗いていた。仕事の日の朝は寝不足で頭が痛かった。

離床センサーという機器を知ったのは、ケアマネジャーが「夜が心配なら検討してみては」と提案してくれた時。最初はセンサーなんて大げさじゃないかと思ったが、導入してから夜の見回りが減った。

この記事では、わたしが実際に使ってみた離床センサーの選び方と、導入後にどう変わったかを書いておく。

📖 この記事でわかること

  • 離床センサーとは、ベッドから降りた時を検知して知らせてくれる機器

  • 介護保険でレンタル可能な機種が多い(要介護度によって制限あり)

  • わたしは夜中の見回り回数が減り、睡眠の質が上がった

離床センサーとは何か

見守りカメラの写真

離床センサーは、ベッドから起き上がった瞬間や、ベッドの横に敷いたマットを踏んだ時に音や光で知らせてくれる機器のこと。

主なタイプは3つある。

マット型:ベッドの横の床に敷く。母が足を降ろしてマットを踏むと、わたしの部屋に置いた受信機が鳴る。

ベッドセンサー型:マットレスの下に敷く。体重の変化でベッドから起きたことを検知する。

赤外線型:ベッド周辺の動きを赤外線で検知する。

わたしが選んだのはマット型。理由は、ベッドから降りた直後に検知できるのと、設置が簡単だったから。

選んだ商品と理由

ケアマネジャーが「マット型が一番確実」と言ったので、福祉用具貸与カタログから選んだ。

最初に候補に上がったのが「コールマット・徘徊コールIII」シリーズ。テクノスジャパンという会社の製品で、病院や在宅介護でもよく使われているらしい。

徘徊 防止 センサー コールマット・徘徊コールIII 80×50(cm) テクノスジャパン HC-3(MS4-800) HC-3(MSN800)の後継商品

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わたしが選んだのは80×50cmの標準サイズ。母のベッドサイドに敷くとちょうど足が降りる位置にフィットした。

マットの厚さは4mm。踏んでもつまずく心配はなかった。裏面が滑り止め加工されていて、夜中に母が踏んでもマットがずれない。

もう一つの候補が「ふむナールLW」という別メーカーのマット型。こちらは防水加工で、水洗いができる。価格はコールマットと似たような水準だった。

離床センサーふむナールLW標準3P/【00127A7A01 適用プラグ3】×1組/業務用/新品/送料無料

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最終的にコールマットにした理由は、福祉用具専門相談員が「実績が多い」と言ったから。実際、レビューを見ても導入例が多かった。

介護保険でレンタルできるか

離床センサーは「認知症老人徘徊感知機器」として介護保険の対象品目に入っている。

レンタルなので、月々の自己負担は所得に応じて1〜3割。わたしの場合は1割負担で、月額1,500円ほど。

ただし、要介護度によっては使えないことがある。ケアマネジャーに確認したところ、「要支援1・2の人は原則使えない」と言われた。母は要介護3なので問題なかった。

購入すると3〜5万円くらいする機器なので、レンタルで済むのはありがたかった。故障した時もメンテナンス費用がかからない。

実際に使ってみた感想

設置は業者さんが来てやってくれた。マットをベッドサイドに敷いて、中継ボックスをベッドの脚に固定。そこから受信機までケーブルを引く。

初日の夜、母がトイレに起きた時に「ピピピッ」という音が鳴った。思ったより大きな音ではなく、わたしの部屋まで聞こえる程度。母本人は音に驚かなかった。

それまでは夜中に2〜3回、母の部屋を覗きに行っていた。センサーを導入してから、わたしは「鳴ったら起きればいい」と思えるようになって、夜中の見回りが減った。

もちろん、母がベッドから降りるたびに音が鳴るので、完全に熟睡できるわけではない。でも、「気づかずに母が玄関まで行っていたらどうしよう」という不安がなくなった分、精神的に楽になった。

1つ注意点がある。母が寝返りを打った時に足がマットに触れると、誤検知で音が鳴ることがあった。これは設置位置を少し調整したら減った。

他のセンサーとの違い

見守りカメラの写真

マット型の他に、赤外線型のセンサーも検討した。

赤外線型は、ベッド周辺の動きを検知する。マットを敷く必要がないので見た目がすっきりする。ただし、赤外線の範囲設定が難しく、わたしが部屋に入った時にも反応することがあるらしい。

もう一つ、ベッドセンサー型も試してみたかったが、マットレスの下に敷くタイプは設置に少し手間がかかると聞いて見送った。

最終的には、「踏んだ瞬間に確実に反応する」マット型が一番わかりやすかった。

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同じ立場の人へ

離床センサーを使ってから、わたしの夜の不安が減った。

夜中に何度も起きて見回る生活は、本当に辛かった。翌日の仕事に響くし、自分の体調も崩しやすくなる。

センサーは完璧じゃない。誤検知もあるし、音が鳴っても間に合わないこともある。でも、「気づかない」リスクを減らせただけで、わたしは導入して良かったと思っている。

ケアマネジャーに相談すれば、福祉用具専門相談員が候補を持ってきてくれる。まずは話を聞いてみるところから始めてもいいと思う。

❓ よくある質問

離床センサーの月額レンタル料はいくらですか?

介護保険の自己負担割合によって変わります。1割負担の場合、月1,000〜2,000円程度が目安です。ケアマネジャー経由で福祉用具専門相談員に相談すると、正確な金額がわかります。

要支援でも使えますか?

離床センサーは「認知症老人徘徊感知機器」として、原則として要介護1以上が対象です。要支援1・2の場合は保険適用外になることが多いため、ケアマネジャーに確認してください。

音がうるさくて本人が嫌がりませんか?

受信機の音量は調整できる機種が多いです。わたしの場合、母本人はあまり気にしていない様子でした。音が気になる場合は、振動で知らせるタイプもあります。

誤検知はどのくらいありますか?

設置位置によって変わります。わたしの場合、最初の1週間は寝返りで誤検知が数回ありましたが、マットの位置を調整してから減りました。完全にゼロにはなりませんが、許容範囲です。

購入とレンタル、どちらがいいですか?

母の状態が変わる可能性がある場合はレンタルが安心です。購入すると3〜5万円かかりますが、レンタルなら月1,000〜2,000円程度。故障時のメンテナンス費用もレンタルなら不要です。

まとめ|夜の見守りが楽になった

離床センサーを導入してから、わたしの夜中の見回り回数が減った。完璧な解決策ではないが、「気づかない」不安が減っただけでも大きい。

  • マット型は設置が簡単で、踏んだ瞬間に確実に検知する

  • 介護保険でレンタルできる(要介護1以上が目安)

  • 誤検知は設置位置の調整で減らせる

夜の不安を少しでも減らしたいなら、ケアマネジャーに相談してみる価値はある。

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