夜中に何度も母の部屋を覗く生活が限界だった|見守りカメラを置いた話

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夜中に3回起きる生活

3年前から母を自宅で介護している。

要介護3。脳梗塞の後遺症で左半身に麻痺があり、1年半前から軽度の認知症も出てきた。

夜中にトイレへ行こうとして転ぶのが一番怖かった。

それでわたしは、夜中に2〜3回、母の部屋を覗きに行く生活を続けていた。

📖 この記事でわかること

  • 夜中の見回りで慢性的な寝不足だったわたしが、見守りカメラを導入して睡眠を取り戻した

  • 費用は介護保険対象外で1台3,000〜8,000円程度(月額料金なし)

  • 介護者本人の体を守るための選択として、同じ立場の人に伝えたい

寝不足で仕事中にミスが増えた

経理職なので数字を扱う。

集中力が切れると、仕訳のミスが出る。それが2ヶ月続いた。

上司から「最近大丈夫?」と声をかけられた時、自分でも限界だと思った。

夜中の見回りは「母を守るため」だったが、わたし自身が壊れたら介護自体が続けられない。

ケアマネに相談した

公園のベンチで寄り添うお爺さんと女性ヘルパー
写真:PAKUTASO

月1回の訪問日にケアマネジャーへ相談した。

「夜中に3回起きて見に行っている」と話すと、「それは介護者本人が倒れますよ」と言われた。

「見守りカメラを置いてみては」と提案された。

スマホで映像が見られるなら、ベッドから起き上がらなくても母の様子を確認できる。

それなら睡眠時間を削らずに済む。

見守りカメラを設置した

認知症の写真
Photo by Jsme MILA on Pexels

ネットで探して、評判が良さそうなものを3,000円台で購入した。

Wi-Fiに繋げるだけで設置は簡単だった。母のベッド脇の棚に置いた。

スマホに専用アプリを入れると、リアルタイムで映像が見られる。

夜中に物音がしても、まずスマホを開いて確認できるようになった。

「ベッドで寝ている」とわかれば、わざわざ部屋まで行かなくていい。

それだけで、わたしの睡眠時間が1時間半増えた。

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カメラだけでは足りない時がある

見守りカメラで様子は見られるようになった。

でも、夜中に母がベッドから起き上がって歩き出した場合、カメラ越しに見ていても止められない。

部屋まで走って行く時間がかかる。

その間に転ぶリスクはゼロにならない。

ケアマネジャーからは「夜間だけ訪問介護を頼む選択肢もある」と教えてもらった。

介護保険の枠では夜間訪問は使えないが、介護保険外サービスとしてイチロウのような自費の訪問介護を利用する人もいるらしい。

入浴介助で腰が限界なら、自費の訪問介護で入浴だけ頼む選択肢もある。わたしはまだ夜間訪問は使っていないが、カメラで見ていて「これは無理」と思う日が来たら、外注も考えようと思っている。

費用と介護保険の扱い

見守りカメラは介護保険の対象外。

わたしが買ったものは約3,000円。上位機種でも1万円前後で、月額料金は不要。

Wi-Fi環境があれば、買い切りで使い続けられる。

介護保険でレンタルできる「離床センサー」はマット式が主流で、ベッドから降りた瞬間に音が鳴る。

ただ、センサーだけだと「どこへ行こうとしているか」「転びそうか」まではわからない。

映像で確認できるカメラのほうが、わたしには安心感があった。

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同じ立場の介護者へ

家族介護の写真
Photo by Kampus Production on Pexels

夜中の見回りは「親を守るため」だと思って続けていた。

でも、介護者本人が倒れたら元も子もない。

わたしは見守りカメラを置いたことで、睡眠時間を取り戻した。

仕事中のミスも減り、母への接し方にも余裕が出てきた。

「親のために我慢する」のではなく、「自分の体を守る」選択をしていい。

無理しないで。頼れる道具は、使っていい。

❓ よくある質問

見守りカメラの費用はどれくらいですか?

介護保険対象外なので全額自費です。安いもので3,000円台から、高機能なもので8,000円前後。月額料金が不要な買い切りタイプが多いです。Wi-Fi環境があれば設置できます。

介護保険でレンタルできるセンサーとの違いは?

介護保険でレンタルできる「離床センサー」はマット式が主流で、ベッドから降りた時に音が鳴ります。カメラは映像で様子を確認できるため、どこへ行こうとしているか・転びそうかまで判断できる点が違います。

夜間訪問介護を使うとどれくらいかかりますか?

介護保険の夜間訪問は要介護度や時間帯によって自己負担額が変わりますが、深夜帯は加算があります。介護保険外サービスの場合は1回2,000〜5,000円程度が目安です。ケアマネジャーに相談して見積もりを取るのが確実です。

カメラで見ていて間に合わない時はどうすれば?

カメラだけでは転倒を防げない場合、離床センサーとの併用や、夜間だけ訪問介護を頼む選択肢もあります。わたしの場合は、今はカメラで様子を見て、必要な時だけ部屋へ行く運用で間に合っています。

プライバシーが気になりますが…

母には「夜中に転ばないか心配で、カメラを置かせてほしい」と話しました。最初は嫌がりましたが、「わたしが夜中に何度も起きて体調を崩している」ことを伝えると、「それなら置いて」と言ってくれました。トイレなどプライバシーが必要な場所には置かず、ベッド周りだけに限定しています。

まとめ|夜中の見回りで限界だったわたしが、見守りカメラで睡眠を取り戻した

夜中に3回起きて母の部屋を覗く生活が、わたしの体を壊していた。

見守りカメラを置いたことで、スマホから様子を確認できるようになり、睡眠時間が1時間半増えた。

介護者本人が倒れたら介護は続けられない。自分の体を守る選択をしていい。

  • 見守りカメラは介護保険対象外で3,000〜8,000円程度(月額なし)

  • 夜間訪問介護を頼む選択肢もある(介護保険外サービスで1回2,000〜5,000円)

  • 介護者本人の睡眠と健康を守ることが、結果的に介護を続けるための最優先事項

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