母がベッドから降りる瞬間を検知したい|離床センサーの選び方と3年目の判断

3 8 認知症ケア

夜中にトイレへ向かう母の気配で、目が覚める日々が続いた

母が一人でベッドから降りようとする。

足元がふらつく。

わたしは寝室の隣で寝ているけれど、毎回気づけるわけじゃない。朝起きたら母が廊下で座り込んでいた日もあった。

ケアマネさんに相談したら「離床センサーを使ってみましょう」と提案された。介護保険でレンタルできるらしい。

📖 この記事でわかること

  • 離床センサーは認知症老人徘徊感知機器として介護保険レンタル対象

  • マット型は設置が簡単で在宅向き

  • ナースコール連動タイプは施設用、在宅では音や光で知らせる独立型が現実的

離床センサーを探し始めたきっかけ

認知症の写真

母は要介護3で軽度の認知症がある。

夜中にトイレに行こうとして、ベッドから降りる途中で転びかけることが増えた。

訪問看護師が「転倒リスクが高いですね」と言った。

ケアマネジャーが「離床センサーというものがあります。ベッドから降りようとした瞬間にセンサーが反応して、介護者に知らせてくれる」と説明してくれた。

介護保険の「認知症老人徘徊感知機器」に該当するから、月数百円でレンタルできるという。

それまで離床センサーという道具を知らなかった。調べてみると、マット型・クリップ型・赤外線型など種類がいくつかあった。

ケアマネさんは「在宅ならマット型が一番使いやすい」と言った。

ベッドの横に敷いて、母が足をついた瞬間に検知する仕組みらしい。

介護保険でレンタルできるものと、できないもの

調べていくと、離床センサーには大きく2種類あることがわかった。

ナースコール連動タイプ独立型(音や光で知らせるタイプ)

ナースコール連動タイプは施設用だった。既存のナースコールシステムに接続して使う設計。在宅で使うにはナースコール本体も一緒にレンタルか購入する必要がある。

独立型は、マット単体で動く。踏むとアラームが鳴ったり、ランプが点灯したりする。

ケアマネさんが提案してくれたのは独立型だった。

ただし、楽天やAmazonで検索すると、ナースコール連動タイプが大量に出てきた。

商品説明に「在宅タイプとは異なります」と小さく書かれている。

この違いに気づかずに購入してしまうと、使えないまま返品、という失敗談もネットで見つけた。

介護保険でレンタルする場合は、福祉用具専門相談員が在宅向きのものを選んでくれるので、そこは安心だった。

マット型センサーの候補

見守りカメラの写真

福祉用具専門相談員がカタログを持ってきてくれた。

その中で紹介されたのは以下のような機種だった。

  1. テクノスジャパンの「コールマット・徘徊コールIII」
  2. トクソー技研の「ふむナールLW」

どちらも マット型で、踏むとナースコールに信号を送る 仕組み。

ただし在宅で使う場合は、ナースコール本体(またはチャイム)も一緒にレンタルする必要がある。

基本情報

  • 価格:¥39,900〜¥58,300(購入の場合)

  • マットサイズ:80×50cm / 90×50cm

  • 介護保険:レンタル対象(認知症老人徘徊感知機器)

  • 在宅使用:ナースコール分配器またはチャイムとセットで

わたしが最初に試したのは「コールマット・徘徊コールIII」だった。

ベッドサイズに合わせて80×50cmのマットを選んだ。

コールマット・徘徊コールIII は、ベストセラーと書かれていた。レビューには実際に使っている人の声が多かった。

実際に使ってみた感想

レンタル品が届いた。

マット本体とナースコール分配器のセットだった。

設置は簡単だった。ベッドの横にマットを敷いて、ケーブルをナースコール分配器につなぐだけ。

母が足をつくと、チャイムが鳴る。

最初の3日は、母がトイレに行こうとするたびにチャイムが鳴って、すぐに気づくことができた。

よかった点:

  • 設置が簡単で、工事不要

  • マットを踏んだ瞬間に反応するので、ベッドから降りる前に駆けつけられる

  • 軽量で持ち運びできる(旅行先や実家への帰省時も持って行ける)

気になった点:

  • チャイムの音が大きすぎると母自身が驚いて転ぶリスクがある(音量調整できる機種を選ぶべきだった)

  • マットが薄いので、床の段差がある場合はつまずきやすい

  • ケーブルが1.4mで、ベッドの配置によっては届かない

わたしの場合、ベッドと壁の間にマットを置いたので、ケーブルの長さは足りた。

ただし、ベッドの配置が変わったときに、ケーブルが届かなくなる可能性があることに後から気づいた。

もし買うとしたら、どう選ぶか

レンタルで3ヶ月試してみて、母の状態が安定してきた。

今は夜中にトイレへ行く回数も減り、センサーが鳴る頻度も減った。

ケアマネさんに「もう少し様子を見てから、購入するか決めましょう」と言われた。

もし購入するなら、以下のポイントで選びたいと思った。

  1. 音量調整できる機種(母が驚かないように)
  2. ケーブル長が1.5m以上(ベッド配置の変更にも対応できる)
  3. 防水加工(万が一、母が水をこぼしても安心)

「ふむナールLW」は折りたたみタイプで、持ち運びに便利そうだった。防水構造で水洗いOKと書かれていた。

離床センサーふむナールLW は、マット幅が90cmと少し大きめで、母がベッドから降りる位置が毎回違っても対応できそうだった。

ただし価格は¥49,757と、コールマットより1万円ほど高い。

レンタルなら月数百円なので、まずはレンタルで試してみて、気に入ったら購入する、という流れが一番失敗しない選び方だと思った。

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《2年後の自分への備忘録》

  • 離床センサーは介護保険レンタル対象(認知症老人徘徊感知機器)

  • マット型は設置が簡単で在宅向き

  • ナースコール連動タイプは施設用なので、在宅では独立型を選ぶ

  • レンタルで試してから購入を検討するのが失敗しない

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《2年後の自分への備忘録》

  • ふむナールLWは折りたたみ可能で持ち運びに便利

  • 防水構造で水洗いOK

  • マット幅90cmで、降りる位置がずれても検知できる

センサーだけでは足りなくなる日

見守りカメラの写真

離床センサーを使い始めて3ヶ月。

母がベッドから降りる瞬間を検知できるようになったけれど、トイレまでの移動中に転ぶリスクはまだ残っている。

夜間のトイレ誘導を、わたしひとりで続けるのは限界に近い。

ケアマネさんに相談したら「夜間対応型訪問介護」という選択肢を教えてもらった。

介護保険サービスとして、夜間の定期巡回や緊急時対応をしてくれるらしい。

まだ利用していないけれど、選択肢として知っておくと、気持ちが少し楽になった。

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3年目の今、離床センサーをどう使っているか

見守りカメラの写真

今もレンタルを継続している。

月額は自己負担1割で約500円。

購入すると4〜6万円かかるので、母の状態が安定しない限りはレンタルのままでいいと思っている。

センサーがあるおかげで、母がベッドから降りようとする瞬間に気づけるようになった。

転倒事故は3ヶ月で2回から0回に減った。

もし同じように「夜中の転倒が怖い」と思っている人がいたら、まずはケアマネジャーに離床センサーのレンタルを相談してみてほしい。

介護保険を使えば、月数百円で試せる。

❓ よくある質問

離床センサーは介護保険でレンタルできますか?

できます。「認知症老人徘徊感知機器」として介護保険の福祉用具貸与対象です。ケアマネジャーに相談すれば、福祉用具専門相談員が在宅向きの機種を選んでくれます。自己負担は月数百円(1割負担の場合)。

マット型とクリップ型、どっちが在宅向きですか?

マット型のほうが設置が簡単で、在宅向きです。ベッドの横に敷くだけで使えます。クリップ型は衣服に挟むタイプで、本人が外してしまうリスクがあります。

ナースコール連動タイプを買ったら、在宅で使えないんですか?

使えますが、ナースコール本体(または分配器・チャイム)も一緒に必要です。施設用の商品説明に「在宅タイプとは異なります」と書かれている場合は、独立型を選ぶほうが無難です。レンタルなら福祉用具専門相談員が在宅向きの機種を選んでくれます。

購入とレンタル、どっちが得ですか?

母の状態が安定していないうちは、レンタルのほうが安心です。月500円程度(1割負担)で、機種変更や返却も柔軟に対応できます。購入すると4〜6万円かかるので、まずはレンタルで試してみて、気に入ったら購入を検討するのが失敗しない選び方です。

まとめ|離床センサーで転倒リスクを減らせた

今回の離床センサー導入で気づいたことを、次の自分が楽できるように残しておく。

  • 離床センサーは介護保険レンタル対象(認知症老人徘徊感知機器)

  • マット型は設置が簡単で、在宅向き

  • ナースコール連動タイプは施設用なので、在宅では独立型を選ぶ

  • レンタルで試してから購入を検討するのが失敗しない

  • センサーがあれば、母がベッドから降りる瞬間に気づける

  • 転倒事故が3ヶ月で0回に減った

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