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母の夜間のトイレ介助が、3年目に変わった
要介護状態になって2年が経っていた。
夜間、母がトイレに行きたいと言う。わたしは仕事で疲れているし、母も足が弱くなっている。廊下の手すりをつたって、暗い中をトイレまで連れていく。危ないと思いながら、毎晩3〜4回。
ケアマネジャーが来た時のこと。「夜間のトイレ介助、大変ですね」と言われた。
「ポータブルトイレを寝室に置くという選択肢もありますよ」と。
その時は「え、でも臭いとか衛生面とか…」と思った。でも考え直してみた。母の安全と、わたしの睡眠不足を秤にかけると、試してみる価値があった。
簡易トイレ選びは、介護の現実と向き合うターニングポイントだった。
《2年後の自分への備忘録》
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夜間トイレ介助は転倒リスクが高い
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寝室にポータブルトイレを置く選択肢がある
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商品選びが、その後の介護の質を左右する
最初に買ったやつが、使わなくなった理由
1年前、ホームセンターで見かけた簡易トイレを買った。
安かった。確か2000円くらい。折りたたみで、コンパクトで、「これなら邪魔にならない」と思った。
買ってきて、母に使ってもらった。
座面が低い。母は「立ち上がりにくい」と言った。足の力が落ちているから、座面が低いと力が入らない。そのうち「やっぱり廊下を歩く方がいい」と言い出した。
結局、物置に入った。金をドブに捨てた気分だった。
ケアマネに相談したら「座面の高さが重要なんです。立ち上がりやすい高さがないと、本人が使いたくなくなります」と言われた。
その時は気づかなかった。商品の安さだけで選んでいた。
《2年後の自分への備忘録》
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座面の高さ = 本人が使うかどうかの分かれ目
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安い商品は座面が低いことが多い
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ケアマネに相談してから買うべきだった
スツーレを選んだ理由
ネットで「ポータブルトイレ座面高い」で検索した。
楽天のランキングに「スツーレ」が出ていた。評価が高い。レビューが6000件以上。
見てみると、折りたたみ型と、脚付きの「Step」という2種類があった。
折りたたみ型(スツーレ)は3756円。脚付きの「Step」は3137円。
脚付きの方が安い。でも折りたたみ型の方がコンパクトで、寝室の隅に置きやすそうだった。
レビューを読んだ。「座面が高くて立ち上がりやすい」「耐荷重が100kg」「排便袋と凝固剤が付いてる」。
前に買った失敗品との違いが明らかだった。これなら母が使ってくれるかもしれない。
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《2年後の自分への備忘録》
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レビュー数が多い商品は、ユーザーの声が反映されている
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「座面が高い」という具体的な評価が決め手
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付属品(排便袋・凝固剤)があるのは地味に助かる
実際に使ってみて、1週間
届いた。白くてコンパクト。折りたたみ式だから、使わない時は畳んで奥に置ける。
母に説明した。「これなら夜中に廊下を歩かなくていいよ」と。
最初の晩、使ってくれた。
朝、様子を聞いた。「座りやすかった。立ち上がりやすい」と。
その言葉で、3756円の価値があったと思った。
2週間使って気づいたこと。凝固剤がちゃんと機能している。臭いがほぼしない。排便袋も厚くて、破れない。
夜間のトイレ介助が減った。3〜4回から1〜2回に。
わたしの睡眠時間が増えた。それだけで、介護の心身の負担が変わる。
《2年後の自分への備忘録》
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座面の高さで本人の使用頻度が変わる
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凝固剤と排便袋の質が、衛生面を左右する
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夜間介助の削減 = 介護者の睡眠確保
脚付きの「Step」も検討した話
買った後で気づいたけど、スツーレには脚付きの「Step」というモデルもあった。
3137円で、折りたたみより安い。レビューは2495件。評価は同じ4.64。
「日常はイスや踏み台に」というキャッチコピーが書いてある。
つまり、トイレとしてだけじゃなく、普段は椅子として使える。耐荷重も150kgで、折りたたみ型より高い。
買ってから「あ、こっちでもよかったかな」と思った。
でも折りたたみ型を選んで正解だった。寝室のスペースが限られているから、使わない時に畳めるのが便利。
母が「どうしても立ち上がれない日」が出てきたら、脚付きの方が安定してるから買い足すかもしれない。
《2年後の自分への備忘録》
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脚付きと折りたたみ、どちらが正解かは家のスペースで決まる
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耐荷重と座面高さは別の要素。両方確認すること
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1台目で満足しても、状態変化で2台目が必要になることもある
凝固剤の買い足しと、排便袋の在庫管理
スツーレには排便袋と凝固剤が付属している。
付属品で何日分あるか、調べなかった。
3週間使ったら、凝固剤がなくなった。
慌てて、スツーレの凝固剤を買い足した。楽天で「スツーレ凝固剤」で検索。
出てきたのが、50回分・120回分の詰め替え用。1067円で10回分のもあった。
母の使用頻度を考えると、50回分(月1000円弱)で十分そう。
でも「15年保存」という文字が目に入った。
防災用にも使えるんだ。災害時のトイレ対策として、凝固剤を多めに持つのもいいかもしれない。
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《2年後の自分への備忘録》
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付属品の在庫を把握しておく
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詰め替え用の凝固剤は、長期保存できる
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防災用途を兼ねて、多めに持つのも手
ポータブルトイレは、介護保険の対象外
ここで大事なこと。
ポータブルトイレ(簡易トイレ)は、介護保険の対象外です。
自費購入になります。
一方、「腰掛便座」という、既存のトイレの上に乗せるタイプのものは、介護保険の特定福祉用具販売の対象になって、上限10万円までの範囲で1割〜3割負担で買えます。
うちの母は、既存のトイレまで歩ける時期には腰掛便座を使ってた。でも足が弱くなって、夜間に廊下を歩くのが危険になったから、寝室にポータブルトイレを置く判断をした。
つまり、本人の状態に応じて、選択肢は変わるということ。
ケアマネに「夜間のトイレ介助が大変」と相談すれば、「ポータブルトイレを置く」か「腰掛便座で対応する」か「別の方法を考える」か、一緒に検討してくれます。
《2年後の自分への備忘録》
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ポータブルトイレ = 自費購入(介護保険対象外)
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腰掛便座 = 介護保険対象(特定福祉用具販売)
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状態変化で、必要な用具は変わる
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ケアマネに相談してから買うべき
3年目の今、思うこと
最初に失敗した簡易トイレは、「安さ」で選んだ。
スツーレは、「本人が使うかどうか」を基準に選んだ。
その差は、たった3756円だった。でもその3756円で、母の安全と、わたしの睡眠が変わった。
介護用品選びって、商品のスペックより、「本人が納得して使うか」が全部だと思う。
トイレまわりは、手すりがあるかどうかでも介助の負担がかなり変わる。立ち座りで支えが要るなら、トイレ手すりを置き型と壁付けで比較した記事も合わせて読んでみてほしい。
座面の高さ、凝固剤の品質、排便袋の厚さ。地味なことばかり。でも、その地味さが、毎日の介護を支えてる。
2年前のわたしは、これに気づかなかった。
まとめ|ポータブルトイレ選びは、本人の立ち上がり能力で決まる
在宅介護3年目で、夜間トイレ介助の負担を減らすためにポータブルトイレを導入した。
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座面の高さが最重要:本人が「立ち上がりやすい」と感じるかどうかで、使用頻度が決まる
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最初の失敗品は「安さ」で選んだ:座面が低すぎて、母が使わなくなった
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スツーレに決めた理由:レビュー数が多く、「座面が高い」という具体的な評価が信頼できた
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凝固剤と排便袋の品質:臭い対策と衛生面を左右する。付属品だけでなく、詰め替え用の在庫管理も必要
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介護保険の対象外:ポータブルトイレは自費購入。腰掛便座なら保険対象の選択肢もある
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状態に応じた選択:脚付きタイプか折りたたみタイプか、スペースと本人の状態で判断する
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ケアマネに相談が前提:購入前に、介護の専門家に相談して、本当に必要かどうか確認することが大事
※この記事は2026年4月時点の情報です。介護保険制度は改正されることがあるため、最新の適用条件はお住まいの自治体の介護保険窓口や担当のケアマネジャーにご確認ください。
※介護保険制度の全体像は厚生労働省 介護保険制度の概要(mhlw.go.jp)でご確認いただけます。各自治体の運用は地域差があるので、お住まいの地域の窓口にも相談してみてください。
もう一度:ポータブルトイレ(夜間ベッドサイド用) をチェックする
※ 価格・在庫は変動します。クリック先で最新の情報をご確認ください。



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