母の食事が変わった|介護食を3年目で見直した話

udf kaigo shokuji review 2026 eyecatch 1777873922 食事・嚥下

▼ 「介護食」を最安値でチェック

※ 価格・在庫は変動します。クリック先で最新の情報をご確認ください。

母の飲み込みが悪くなってきたのは、冬だった

寝たきり老人の背中をさする女性介護士による丁寧な介護ケア

要介護状態になって2年が経っていた。

その時まで、母の食事は普通の食事だった。柔らかくするために煮込み時間を長くしたり、大きさを小さく切ったりはしていたけど、基本的には家族と同じものを食べていた。

訪問看護師が来た時のこと。

「飲み込む力が落ちてきてますね。誤嚥のリスクが出てきた」と言われた。

その直後、栄養士さんが「とろみ剤を用意してください」と追加された。

それまで「とろみ」という概念がなかった。お茶にとろみをつけるなんて、と思った。

でも説明を聞くと、普通の水や茶は喉を通す速度が速すぎて、飲み込み反射が追いつかないらしい。とろみをつけると、液体がゆっくり喉を通るから誤嚥のリスクが下がるという。

ユニバーサルデザインフード(UDF)という選択肢があることを、その時初めて知った。

最初に買ったのは、とろみ剤だけ

ケアマネさんに「何から揃えればいいか」と聞いた。

「まずはとろみ剤から始めましょう。お母さんの状態を見ながら、必要に応じて食事の形状を変えていく」と言われた。

ドラッグストアに行ってみた。とろみ剤がこんなに種類あるのか、と驚いた。

粉タイプ、とろみが強いもの、弱いもの、味が変わるもの、変わらないもの。

最初は安いやつを買った。1000円以下の小さなパック。

使ってみたら、ダマになった。

お茶に混ぜるのに、スプーンでかき混ぜてもダマが残る。母が「なんか変」と言った。

2週間で使い切れず、結局捨てた。

《2年後の自分への備忘録》

  • とろみ剤は「溶けやすさ」が重要。安さだけで選ばない

  • 最初は小さいサイズで試す方が無難

「とろみエール」に切り替えて、ようやく分かったこと

ケアマネさんの紹介で、アサヒグループ食品とろみエールを試した。

200gの小分けパック。6袋セットで5280円。

最初の違いは、溶け方だった。

スプーンで軽く混ぜるだけで、ダマなく溶ける。お茶の色も変わらない。味も変わらない。

母が「あ、これなら大丈夫」と言った。

それから毎日、朝昼晩のお茶と、味噌汁にもとろみをつけた。

1袋200gで、どのくらい持つのか最初は分からなかった。毎日使ってみたら、1袋で10日くらい。6袋セットなら2ヶ月以上持つ。

楽天の口コミを見たら、レビュー数43件で評価4.88。「ダマにならない」「味が変わらない」という意見が多かった。

実際に使ってみて、その通りだと思った。

アサヒグループ食品とろみエール 200g×6袋

アサヒグループ食品とろみエール 200g×6袋

《2年後の自分への備忘録》

  • とろみ剤は「溶けやすさ」で選ぶ。ダマになるとストレス

  • 小分けパックは保存しやすく、使い切りやすい

  • 毎日使うものなので、評価の高いものを選ぶ価値がある

食事の形状を変える必要が出てきた

3ヶ月経った頃、ケアマネさんが「そろそろ、主食の形状も工夫した方がいいかも」と言った。

「お母さんの飲み込みの様子を見ていると、おかゆくらいの柔らかさがあった方が安全だと思う」と。

それまでは、普通のご飯を柔らかく炊いていた。でも「柔らかく炊く」と「飲み込みやすい形状」は別の問題だということを、その時初めて理解した。

ユニバーサルデザインフードの「区分」という概念も教えてもらった。

区分1「容易にかめる」、区分2「歯ぐきでつぶせる」、区分3「舌でつぶせる」、区分4「かまなくてよい」。

母の場合は、区分3か区分4の食事が安全だということだった。

最初に試したのは、ネスレアイソカル高カロリーのやわらかいごはん白がゆ

100gのカップ入りで、12個セット。3756円。

レビュー数118件、評価4.51。

開けてみると、おかゆがカップに入っていた。

温めるか、そのままか選べる。わたしは温めることにした。

電子レンジで30秒。

母が一口食べた。

「あ、これならいける」と言った。

それまで、毎日おかゆを自分で作っていた。朝、米を計って、水を計って、炊飯器で炊く。

それが、カップを開けるだけで済むようになった。

仕事から帰ってきて、すぐに食べさせられる。

朝も、カップを温めるだけ。

時間が浮いた。

ネスレアイソカル高カロリーのやわらかいごはん白がゆ 100g×12個

ネスレアイソカル高カロリーのやわらかいごはん白がゆ 100g×12個

《2年後の自分への備忘録》

  • ユニバーサルデザインフードは、単なる「柔らかい食事」ではなく、飲み込みやすさまで設計されている

  • レトルト食品は時間短縮になる。仕事と介護の両立には必須

  • 栄養価も計算されているので、自分で作るより栄養バランスが良い場合もある

副菜も、レトルトに切り替えた

毎日おかゆだけでは、さすがに飽きると思った。

ケアマネさんに「副菜も用意できますか」と聞いたら、「ホリカフーズのミキサー食がいいですよ」と勧められた。

ホリカフーズおいしくミキサー初めてセットを試した。

初回限定セットで、3食分。1900円。

レビュー数105件、評価4.56。

セット内容は、Aセット・Bセット・Cセットから選べる。

Aセット:白がゆ、照焼チキン、だし巻卵、洋梨
Bセット:玉子がゆ、豚肉のやわらか煮、いんげんのごま和え、ぶどう
Cセット:鶏だしがゆ、牛肉の甘辛煮、里芋の煮ころがし、みかん

わたしはBセットを選んだ。

到着したのは、小さなパウチが入った箱。

常温で保存できる。冷蔵庫の場所を取らない。

使い方は簡単。パウチを温めるか、そのままか。

母に食べさせてみた。

「これ、何ですか」と聞かれた。

「豚肉の煮込み」と答えた。

ペースト状だけど、豚肉の味がちゃんと残っていた。

いんげんのごま和えも、いんげんとごまの香りがする。

毎日おかゆと同じものでは退屈だろうと思っていたけど、これなら飽きない。

楽天の口コミを見たら、「見た目は分かりづらいけど、素材の味がちゃんとしている」という意見が多かった。

実際、そう思った。

ホリカフーズおいしくミキサー初めてセット(Bセット)

ホリカフーズおいしくミキサー初めてセット(Bセット)

《2年後の自分への備忘録》

  • ミキサー食は「見た目は分かりづらい」けど「素材の味が残っている」ことが重要

  • パウチ型は常温保存でき、冷蔵庫のスペースが限られている家庭に向いている

  • 初回限定セットで試してから、定期購入を検討するのが無難

介護食への切り替えで気づいたこと

3ヶ月使ってみて、母の様子が変わった。

むせることが減った。

食事の時間が短くなった。

それまでは、食べるのに時間がかかっていた。飲み込むたびに、一呼吸置いていた。

でも、ユニバーサルデザインフードに切り替えてから、その一呼吸が必要なくなった。

ケアマネさんに「良くなってますね」と言われた。

それと同時に、わたし自身の負担も減った。

毎日おかゆを作る手間がなくなった。

副菜を考える手間がなくなった。

仕事から帰ってきて、カップを温めるだけ。

朝も、カップを温めるだけ。

時間が浮いた分、他のことができた。

母の入浴の準備とか、洗濯とか。

そういう時間に充てられた。

介護食は、本人の食べやすさだけじゃなく、介護者の負担も減らす

それに気づいたのは、実際に使ってからだった。

《2年後の自分への備忘録》

  • ユニバーサルデザインフードは、本人の安全性と介護者の時間短縮の両立ができる

  • 毎日使うものなので、コスト面も長期的に見ることが大切

  • 「介護食=つまらない」ではなく、素材の味が残っているものを選ぶ価値がある

📦 この記事で紹介した商品・サービスを確認する

※ リンクはアフィリエイト広告を含みます

今、思うこと

あの時、「とろみ」という概念を知らなかった。

ユニバーサルデザインフードという選択肢があることも知らなかった。

ケアマネさんがいなかったら、多分今も普通の食事をさせようとしていたと思う。

そして、母はもっと危険な状態にいたかもしれない。

今は、毎日同じレトルト食を食べている。

派手さはない。

でも、母は安全に食べられて、わたしも時間が浮いて。

そういう地味な効果が、3年目の介護で一番大事だと気づいた。

まとめ|飲み込みの変化に気づいたら、ユニバーサルデザインフードを検討する

母の飲み込みが悪くなって、介護食に切り替えた3年目の話。

  • とろみ剤は「溶けやすさ」で選ぶ。ダマになると毎日のストレスになる。アサヒグループ食品のとろみエールは、溶けやすく、味も変わらず、評価も高い。

  • ユニバーサルデザインフードの区分を理解する。「柔らかい」と「飲み込みやすい」は別。ケアマネさんや栄養士さんに相談して、本人に合った区分を選ぶことが安全につながる。

  • レトルト食は時間短縮になる。毎日おかゆを作る手間が消えると、他の介護タスクに時間を充てられる。仕事と介護の両立には必須。

  • 素材の味が残っているものを選ぶ。ホリカフーズのミキサー食は、見た目は分かりづらいけど、豚肉の味、ごまの香りが残っている。本人が「食べている」という実感を持てることが大事。

「食事・嚥下」の他の記事

「食事・嚥下」の記事をすべて見る →

コメント

タイトルとURLをコピーしました