母のベッド脇のテーブルを買い直した話

母が脳梗塞で倒れて3年が経つ。
その間、ベッドの脇に小さなテーブルを置いていた。最初に買ったやつは、固定された高さで調整ができないタイプだった。安かったから。
でも最近、ケアマネジャーが来た時に「テーブルの高さ、合ってますか」と聞かれた。
その時に初めて気づいた。母が食事をする時、テーブルが低すぎるのか、いつも前かがみになっていた。背中が丸くなるから、飲み込みにくくなるんだと言われた。
高さが調整できるテーブルに変えるだけで、本人の動作が変わる可能性がある
その日から、昇降式のベッドサイドテーブルを探し始めた。
《2年後の自分への備忘録》
-
固定高さのテーブルは見た目の安さに惑わされやすい
-
実際の使い勝手は、本人の姿勢に直結する
-
ケアマネに相談すると、見落としていた点が見つかることがある
最初に見つけたのは、コンパクトなタイプ
楽天で検索すると、すぐに目に入ったのがサイドテーブル木製ベッドテーブルだった。
幅38cm、奥行52cm。高さは59〜79.5cmまで調整できる。
レビュー件数が1141件で、評価は4.16点。
「小さめだから邪魔にならない」という口コミが多かった。わたしの家も集合住宅だから、スペースは限られている。
でも仕様を読んでいくと、天板の耐荷重が10kgというのが気になった。
サイドテーブル木製ベッドテーブルワゴンキャスター付き(幅38cm)
《2年後の自分への備忘録》
-
耐荷重が10kgというのは、食事用のお皿とコップくらいなら大丈夫だが、本人が手をついて体を支えるのは危険
-
小ぶりなテーブルは「置くだけ」の用途に向いている
もう1つ見つけた、ワイドタイプ
同じメーカーから、もっと幅広いタイプが出ていた。
幅が91〜143cmまで伸張できる。高さは59〜84.5cm。
耐荷重は20kg。これなら、食事の時に本人が少し手をついても大丈夫そうだった。
レビュー件数は1070件で、評価は4.23点。
「ベッドの両側に置ける」「伸ばしたり縮めたりできるから便利」という口コミが目に入った。
サイドテーブルキャスター 昇降式(幅91〜143cm)
《2年後の自分への備忘録》
-
伸張式は「今は使わない機能」に見えるが、ベッドの位置が変わった時や、本人の状態が変わった時に役立つことがある
-
耐荷重の余裕があると、心理的にも使いやすい
結局、ワイドタイプに決めた理由
2つを比べて、わたしはワイドタイプを選ぶことにした。
理由は3つ。
1つ目は、耐荷重に余裕があること。
2つ目は、高さの調整幅が広いこと。母はまだ寝たきりではなく、時々ベッドを起こして座る。その時にテーブルの高さが合わないと、やっぱり前かがみになる。
3つ目は、伸張できるということ。今は使わないかもしれないけど、将来的に母の状態が変わった時に、テーブルの上に物を置く量が増えるかもしれない。
価格は8979円。最初に買ったテーブルの3倍以上だった。
でも、「失敗したら買い直す」というループをもう繰り返したくなかった。
《2年後の自分への備忘録》
-
介護用品は「今の状態に合わせる」だけでなく、「状態が変わった時の対応」も視野に入れると、選択肢が変わる
-
高めの買い物でも、長く使えるなら結果的に安くなることもある
実際に使ってみて、2週間
組み立ては簡単だった。脚を広げて、天板をのせるだけ。
高さを調整して、母が食事をしてみた。
背中が立ってくる。前かがみが減った。
「食べやすくなった」と母も言った。
キャスターが4個ついているから、掃除の時も簡単に動かせる。
ベッドの位置を変えたい時も、テーブルをずらすだけで済む。
テーブルの高さが合うと、本人の食べやすさが変わる
《2年後の自分への備忘録》
-
小さな工夫が、本人の生活の質に直結することがある
-
「邪魔にならないから小さいテーブル」という選択は、実は本人にとって負担になっていることもある
他にも見つけたもの
同じ商品を別の店舗で見つけた。
テーブル昇降式キャスター付きベッドテーブルという商品。
仕様は同じだけど、レビュー件数は507件。評価は4.23点。
価格も同じ8979円。
複数の店舗で同じ商品が売られていると、在庫切れのリスクが減る。
わたしはこっちで買った方が、ポイント還元の条件が良かったから。
テーブル昇降式キャスター付きベッドテーブル(ゲキカグ)
《2年後の自分への備忘録》
-
同じ商品を複数の店舗で比較することで、ポイント還元や配送条件を選べる
-
「どこで買うか」も、実は購入の大事な判断基準
3年目で気づいたこと
在宅介護を始めた最初の頃は、とにかく「安くて済ませたい」という気持ちが強かった。
経理職だから、家計管理の癖がついている。
でも、介護は「安いから」で選ぶと、後で後悔することが多い。
本人の生活の質が下がるし、介助者の負担も増える。
ベッドサイドテーブルは、毎日使うもの。
高さが合わないと、毎日、本人が前かがみで食べることになる。
それが続くと、飲み込みにくくなって、栄養状態が悪くなる可能性もある。
「テーブルを買い直した」という小さな決断が、実は本人の健康に関わっていたんだと思う。
《2年後の自分への備忘録》
-
介護用品の選択は、「今の状態に合わせる」だけでは不十分
-
本人の動作や健康に影響する可能性を考えて選ぶ必要がある
-
ケアマネジャーや訪問看護師の指摘を無視しない
まとめ|高さが調整できるテーブルの価値
ベッドサイドテーブルを買い直して気づいたことは、「見た目のコンパクトさより、本人の使いやすさを優先する」ということ。
-
固定高さのテーブルは「置くだけ」の用途に向いている
-
本人が食事をしたり、手をついたりする場合は、高さ調整機能と耐荷重の余裕が必要
-
耐荷重20kg以上あると、いろいろな使い方に対応できる
-
伸張機能は「今は不要」に見えるが、状態が変わった時に役立つ
-
介護用品は、短期的な安さより、長期的な使いやすさで判断した方が、結果的に経済的



コメント