母がベッドから降りた音で目が覚めた|徘徊センサーと介護保険の話

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母がベッドから降りた音で目が覚めるようになったのは、1年くらい前から

軽度の認知症が出てきてから、母が夜中にベッドから起きて廊下をうろうろすることが増えた。

最初は時々だった。でも、この半年で週に2〜3回になっていた。

わたし(経理職・40代後半)は仕事があるので、夜中に何度も起こされるのはきつかった。

母が起きたことに気づく手段があれば、少しは楽になるかもしれないと思って調べ始めた話。

📖 この記事でわかること

  • 徘徊センサーは介護保険レンタル対象(福祉用具貸与)

  • マット型・ドアセンサー・超音波型など種類があり、どれを選ぶかはケアマネと相談が必須

  • うちではマット型(床センサー)を選び、母がベッドから降りた瞬間にメロディで知らせてくれる

徘徊センサーという道具を知ったきっかけ

認知症の写真

ケアマネさんから「徘徊感知機器」という言葉を聞いたのは、母の認知症が軽度と診断された直後だった。

「夜中にひとりでベッドから降りて転ぶリスクがあります。センサーで検知する道具があるので、状態を見て検討してください」

その時は、まだ様子見でいいかなと思った。

でも、その後に母が夜中に台所まで歩いていって、暗い中で椅子にぶつかって転んだ。

それで本格的に検討することにした。

《2年後の自分への備忘録》

  • 認知症が進むと夜間の徘徊リスクが上がる

  • ケアマネさんが「徘徊感知機器」と呼んでいたのが、一般には「徘徊センサー」

介護保険でレンタルできるかを確認した

ケアマネさんに聞いたところ、徘徊センサー(正式名称:認知症老人徘徊感知機器)は介護保険の福祉用具貸与対象だった。

月々のレンタル料のうち、自己負担は1〜3割(母の場合は1割)。

買い切りだと8〜10万円くらいする道具が、レンタルなら月1,000円前後で使えるらしい。

購入する前に、必ずケアマネさんに「レンタルで使えるか」を確認するのが正解だと思った。

実際にケアプランに組み込んでもらい、福祉用具専門相談員の方が自宅に来て説明をしてくれることになった。

《2年後の自分への備忘録》

  • 徘徊センサーは介護保険の福祉用具貸与対象

  • ケアプランに入れればレンタル可能

  • 購入前にケアマネに相談するだけで、自己負担が大幅に下がる

マット型・ドアセンサー・超音波型のどれを選ぶか

認知症の写真

福祉用具の相談員さんから、タイプがいくつかあると説明を受けた。

  1. マット型(床センサー):ベッドの横に敷いておいて、マットを踏んだら反応
  2. ドアセンサー型:ドアに取り付けて、ドアが開いたら反応
  3. 超音波型・人感型:人の動きを検知

うちの母は、ベッドから降りる瞬間を検知したかったので、マット型が向いていると言われた。

ドアセンサーは、部屋から出る瞬間に気づきたい場合に使う。超音波型は範囲が広すぎて、寝返りでも反応する場合があるらしい。

最終的にマット型を選ぶことにした。

《2年後の自分への備忘録》

  • マット型はベッド脇に置く。降りた瞬間に検知

  • ドア型は部屋から出る動きを検知

  • 超音波型は広範囲だが、寝返りでも反応するリスクあり

実際に導入したのは「テクノスジャパン 家族コール」

在宅介護の写真

福祉用具専門相談員さんが提案してくれたのは、テクノスジャパンの「家族コール4A・メロディ」だった。

床センサーマット(幅100cm×奥行50cm)をベッドの横に敷いて、マットに乗ったらメロディ音で知らせるタイプ。

レンタル料は月900円くらい(1割負担の場合)。

家族コール4A・メロディ HK-4A テクノスジャパン

家族コール4A・メロディ HK-4A テクノスジャパン

設置は簡単だった。

ベッドの横にマットを置いて、送信機をマットの近くに置く。受信機(メロディが鳴る方)をわたしの寝室に置く。

無線到達距離は約100mなので、マンションの中なら十分届く。

母がマットを踏むと、わたしの寝室の受信機からメロディが鳴る仕組み。

最初の3日くらいは、母がトイレに行くたびに音が鳴るので、ひやひやした。

でも、慣れてくると「鳴ったら確認しに行く」というルーチンが身についた。

《2年後の自分への備忘録》

  • 床センサーの設置は簡単(マット敷くだけ)

  • 無線なのでコードが絡まない

  • 音が鳴るだけで、母の動きを止めるわけではない(見守り専用)

使ってみて2週間、良かった点と気になった点

良かった点:

  • 母がベッドから降りた瞬間にわかるので、転倒前に駆けつけられるようになった

  • 音は優しいメロディなので、母を驚かせない

  • 月900円で安心が買えるなら安い

気になった点:

  • 母がマットを避けて降りることが1度だけあった(認知症が進むと、センサーを理解して避けることもあるらしい)

  • トイレに行くたびに鳴るので、わたしも毎回起きることになる(これは覚悟が必要)

結局、トイレ回数が多い夜は2〜3回起こされる。

でも、何も気づかずに母が転んで骨折するよりは、圧倒的にマシだと思った。

《2年後の自分への備忘録》

  • センサーを避けて降りるリスクも少しはある

  • トイレ回数が多い夜は何度も起こされる

  • それでも転倒防止には効果があると思った

他のセンサーも検討したが、結局マット型が一番合っていた

認知症の写真

最初、ドア型の「家族コール4E」も候補に入っていた。

家族コール4E・メロディ HK-4E テクノスジャパン

家族コール4E・メロディ HK-4E テクノスジャパン

これは、ドアにセンサーを付けて、部屋から出た瞬間に検知するタイプ。

でも、うちの場合は「ベッドから降りた瞬間」を知りたかったので、マット型の方が早く気づけるという判断になった。

もし「部屋の外に出る前に止めたい」という場合は、ドア型の方が向いているかもしれない。

他にも、「徘徊お知らせたつおくん」という製品もあった。

徘徊お知らせたつおくん 卓上型受信機セット HS-WK(T) 竹中エンジニアリング

徘徊お知らせたつおくん 卓上型受信機セット HS-WK(T) 竹中エンジニアリング

これは人感センサー型。超音波で動きを検知するらしい。

ただ、うちのマンションは狭いので、誤検知が多いかもしれないと言われて見送った。

《2年後の自分への備忘録》

  • マット型:ベッドから降りた瞬間を検知

  • ドア型:部屋を出る瞬間を検知

  • 人感型:広範囲だが誤検知リスクあり

  • どれを選ぶかは、家の間取りと本人の動きで決める

使い始めて3ヶ月、母の夜間の転倒が減った

マット型センサーを使い始めて3ヶ月が経った。

母がベッドから降りる回数は変わっていない(むしろ少し増えた)。

でも、わたしが気づく速度が早くなったので、廊下で転ぶ前に声をかけられるようになった。

「トイレ?」と聞くと、「うん」と言って歩き出す。

わたしが後ろからついて行って、トイレの前で待つ。

それだけのことだけど、転倒リスクはかなり下がったと思う。

《2年後の自分への備忘録》

  • センサーで母の転倒を完全に防げるわけではない

  • でも、気づく速度が早くなったので、声をかけて転ばないように見守れる

  • 介護保険で月900円なら、続けられる

介護保険を使わずに買うと、どれくらいかかるか

ちなみに、もし介護保険を使わずに購入すると、8万円〜11万円くらいかかる。

レンタルなら月900円前後(1割負担)なので、年間でも1万円程度。

10年使っても10万円前後で済む。

もし「うちの親はまだ要介護認定を受けていない」という場合でも、まずは地域包括支援センターに相談してみるのがいいと思う。

要支援・要介護の認定を受ければ、レンタルが使える可能性がある。

《2年後の自分への備忘録》

  • 徘徊センサーは購入だと8〜11万円

  • 介護保険レンタルなら月900円前後(1割負担)

  • 要介護認定を受けていない場合は、まず地域包括支援センターに相談

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今の率直な感想

母がベッドから降りた音で、わたしも夜中に起きるようになった。

疲れている時は、正直きつい。

でも、何も気づかずに母が転んで骨折したら、もっときつくなる。

徘徊センサーは、母を止める道具ではなく、わたしが気づくための道具。

そう思って使い続けている。

❓ よくある質問

徘徊センサーは介護保険でレンタルできますか?

できます。正式名称は「認知症老人徘徊感知機器」で、介護保険の福祉用具貸与対象です。ケアマネさんに相談して、ケアプランに組み込んでもらえばレンタル可能です。月々の自己負担は1〜3割(うちは1割で月900円くらいでした)。

マット型・ドア型・人感型のどれを選べばいいですか?

「どこで気づきたいか」で決めます。ベッドから降りた瞬間ならマット型、部屋を出る瞬間ならドア型、広範囲で検知したいなら人感型です。うちはベッド脇で転ぶリスクが高かったので、マット型を選びました。ケアマネか福祉用具専門相談員さんに相談するのが確実です。

センサーを避けて降りることはありますか?

あります。母が1度だけ、マットを避けて降りたことがありました。認知症が進むと、センサーを理解して避けることもあるそうです。完璧な検知は難しいですが、それでも何も無いよりは圧倒的に安心できました。

買い切りとレンタル、どっちがいいですか?

うちはレンタルを選びました。理由は、母の状態が変わった時に別のタイプに変更しやすいからです。レンタルならメンテナンスも付いているので、壊れた時も安心です。長期で使う場合でも、介護保険レンタルの方がトータルで安く済むことが多いです。

夜中に何度も起こされませんか?

起こされます。母がトイレに行く回数が多い夜は、2〜3回起きることもあります。正直きついですが、転倒防止を考えると、起こされる方がマシだと思いました。

まとめ|徘徊センサーで気づく速度が早くなった

今回の徘徊センサー導入で気づいたことを、次の自分が楽できるように残しておく。

  • 徘徊センサーは介護保険レンタル対象。ケアマネに相談すれば月900円前後で使える

  • マット型・ドア型・人感型があり、どこで検知したいかで選ぶ

  • うちではマット型(テクノスジャパン 家族コール4A・メロディ)を選んだ

  • 母がベッドから降りた瞬間にわかるようになり、転倒リスクが下がった

  • 夜中に何度も起こされるが、転倒防止を考えると導入して正解だった

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