母がトイレで転倒しかけたのは冬の夜だった
便座から立ち上がろうとした瞬間、足がもつれた。
わたしが駆けつけたときには、母は便座に座り直してじっと壁を見つめていた。
「立てなくなるのが怖い」とつぶやいた。
トイレで転倒したら介護度が一気に上がる
その日のうちに手すりを探し始めた。賃貸マンションなので壁に穴を開ける工事はできない。置き型で、母が自分で使えて、わたしが掃除の邪魔にならないもの。

📖 この記事でわかること
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トイレ用手すりは置き型なら工事不要で設置できる
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介護保険のレンタル対象になるものもある(ケアマネに要確認)
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2年使って壊れない・ぐらつかないものを選ぶのが最優先
手すりを選び始めたきっかけ

母の脳梗塞から2年が経っていた。
左半身の麻痺が残っていて、立ち上がるときに右手だけで壁を押していた。でもトイレは壁が遠い。便座の横に何もない。
最初は「まだ立てるから大丈夫」と思っていた。
でもケアマネさんが訪問した時、トイレの間取りを見て「ここは手すりがあった方が安全ですね」と言った。介護保険でレンタルできるタイプもあると教えてもらった。
基本情報
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トイレ用手すりは大きく「壁付け型」と「置き型」がある
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賃貸住宅なら置き型一択(工事不要)
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介護保険のレンタル対象になるものとならないものがある
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ケアマネに相談すると、ケアプランに組み込んでレンタルできることも
ネットで見つけた5つの候補
楽天で「トイレ用手すり 工事不要」を検索した。
出てきたのは5つのタイプだった。どれも便器を囲むように設置する据え置き型。値段は5,000円〜17,000円。レビュー件数が多いものを片っ端から読んだ。
1. ビーワーススタイルの天然木タイプ
価格は17,600円。
高さが6段階調節できて、手すりが天然木になっている。レビューでは「しっかりしている」「ぐらつかない」という声が多かった。
日本製で、フラットバーが便器を挟み込むように固定する設計。
2. イーサプライの壁際タイプ
9,280円。
スリムで狭いトイレでも壁際に設置できる。耐荷重100kg。アジャスター付きで段差も調整可能。
組み立て式で届いたらすぐ使える。
3. アイリスオーヤマの幅5段階調節タイプ
8,550円。
幅が56〜66cmで5段階調節できる。トイレのサイズに合わせやすい。置くだけで設置完了。
レビューでは「ランキング1位」「コスパがいい」という声が多かった。
4. RAKUの折りたたみ式
5,998円。
クランプで便器に固定する。折りたたんで収納できる。安全ベルト付き。
価格が一番安かった。でもレビューで「ぐらつく」という声も少しあった。
5. 幸和製作所のシンプルタイプ
8,000円。
手すりの高さが6段階調節。両面テープでしっかり固定。フラットバーで安定感がある。
レビュー件数は少なめだったけど、評価は高かった。
《2年後の自分への備忘録》
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価格帯は5,000〜18,000円で幅がある
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高さ調節機能があるものとないものがある
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「ぐらつかない」「しっかり固定できる」が最優先条件
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介護保険のレンタル対象かどうかは商品ごとに違う(ケアマネに確認が必要)
最終的にアイリスオーヤマに決めた理由
値段と口コミのバランスを見て、アイリスオーヤマの幅調節タイプに決めた。
うちのトイレは横幅が狭い。設置してから「入らなかった」となるのが一番怖かった。幅が5段階調節できるなら、多少の誤差でも対応できる。
ケアマネさんに「これは介護保険で借りられますか?」と聞いた。
「このタイプは対象外です。購入になります」と言われた。
レンタル対象のものもあるけど、うちのトイレに合うサイズがなかった。自費で買うことにした。
よかった点:
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幅調節が簡単(ネジを回すだけ)
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置くだけで設置完了(組み立て不要)
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2年使っても全くぐらつかない
気になった点:
- 掃除の時に少し動かす必要がある(重さが8kgくらいある)
トイレが狭い家で、賃貸で壁に穴を開けられないなら、このタイプが一番現実的だと思う。
《2年後の自分への備忘録》
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幅調節機能は必須(トイレのサイズは家ごとに違う)
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レンタル対象かどうかは必ずケアマネに確認
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自費購入でも8,000〜9,000円で買える
設置してから2年が経った今
母は毎日このトイレ用手すりを使っている。
立ち上がるときに右手で手すりをつかんで、ゆっくり立つ。もう「立てなくなるのが怖い」とは言わなくなった。
わたし自身も、夜中にトイレに行く音を聞いても「転ぶかもしれない」と飛び起きなくて済むようになった。
手すりを設置してから、トイレでの転倒は一度も起きていない。2年使っても、手すりはぐらつかない。ネジも緩まない。
掃除の時は少し動かす必要があるけど、それでもこの手すりを選んで正解だった。
ケアマネに相談して得られた情報
設置から半年後、ケアマネさんが「トイレの様子を確認させてください」と訪問してくれた。
手すりを見て「しっかり設置されていますね。本人が自分で立てているならこれで十分です」と言われた。
もし将来、母の状態が変わって「もっと大がかりな手すりが必要になったら、その時は介護保険のレンタルを検討しましょう」とも言われた。
今のところは自費で買ったこのタイプで問題ない。ケアマネさんに相談したことで、今の選択が間違っていないと確認できた。
《2年後の自分への備忘録》
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設置後もケアマネに定期的に見てもらうと安心
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本人の状態が変われば、手すりの種類も見直す必要がある
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介護保険のレンタルは「状態が変わったら」の選択肢として残しておく
2年使ってみた今の感想
トイレで転倒しかけた夜から2年。
母は自分で立ち上がれている。わたしは夜中に飛び起きなくて済んでいる。
手すりを置いただけで、生活のリスクが一つ減った。派手な変化ではないけど、地味に効いている。
介護は「転ばせない」ための工夫の積み重ねだと思う。手すりを設置したことで、トイレだけは安全地帯になった。
❓ よくある質問
トイレ用手すりは介護保険でレンタルできますか?
工事不要の置き型タイプは一部が対象。ケアマネに相談すると、ケアプランに組み込んでレンタルできることもあります。対象外のものは自費購入になります。
賃貸マンションでも設置できますか?
置き型なら工事不要で設置できます。壁に穴を開けないので、賃貸でも問題ありません。
手すりを選ぶときに一番重要なポイントは?
ぐらつかないこと。トイレの横幅に合うサイズを選ぶこと。高さ調節ができると本人の身長に合わせやすいです。
2年使って壊れませんでしたか?
アイリスオーヤマのタイプは2年使ってもぐらつきません。ネジも緩まず、毎日使っても問題なしです。
まとめ|トイレ用手すりを2年使って
今回のトイレ用手すり選びで気づいたことを、次の自分が楽できるように残しておく。
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トイレ用手すりは置き型なら工事不要で設置できる
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幅調節機能があると、トイレのサイズに合わせやすい
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介護保険のレンタル対象かどうかは必ずケアマネに確認する
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自費購入でも8,000〜9,000円で買える
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2年使ってもぐらつかないものを選ぶのが最優先
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母の状態が変われば、手すりの種類も見直す



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