母が外に出るのを、見逃した日のこと
脳梗塞から3年。
最初は左半身の麻痺だけだった。リハビリで少し歩けるようになってきたころ、認知症も進んできた。
ケアマネジャーが「もう徘徊のリスクを考えないといけません」と言った日のことを覚えている。
その時点ではまだ「母が勝手に外に出るなんて」と思っていた。でも実際、ある朝、ドアの施錠を忘れて出勤したわたしが悪かった。
📖 この記事でわかること
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GPS端末は母が外に出たときの居場所確認に必須
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3年で5台試して、今はマモエルGPSだけ使っている
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介護保険の対象外なので全額自費。本体約3万8千円、月額通信費が約500円
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精神的な負担がこれで8割減った
最初に買ったのは、月額課金型のキーホルダー型GPS

認知症が軽度と診断された直後、ネットで「徘徊 GPS」と検索して出てきた月額課金型の端末を買った。
月々980円でスマホから現在地を確認できる。小さくて母のバッグに入れやすかった。
最初の1ヶ月はうまくいった。でも2ヶ月目、母がバッグごと置いて外出してしまう日が増えた。
キーホルダー型のGPSは「バッグに入れる」運用が前提だったが、母は認知症でバッグを持つこと自体を忘れてしまう。
この時点で気づいた。端末を身につけてもらう工夫が必要なんだと。
2台目は靴に入れるタイプ。でも充電が続かなかった
次に試したのは靴底に装着できる小型GPS。
母が毎日履く靴に仕込んだ。これなら持ち忘れることはない。
でも問題は充電頻度。2日ごとに靴から外して充電する必要があった。
母は毎日同じ靴を履く。充電中は外出できない。充電を忘れた日に限って母が外に出てしまい、端末のバッテリーが切れていた。
2日で充電はわたしの生活リズムに合わなかった。
3台目、4台目も似たような失敗
そのあと月額1500円の高精度GPSと、SIMカード別売りの中古GPS端末を試した。
どちらも「位置精度」「バッテリー」「装着忘れ」のどれかで詰まった。
特に中古GPSは設定画面が英語で、SIMカードを自分で契約する必要があった。わたしには荷が重すぎた。
4台目を返品した日に、ケアマネさんから紹介されたのがマモエルGPSだった。
マモエルGPSを選んだ理由

ケアマネさんが「うちで担当している方で使っている人が多い」と教えてくれた。
マモエルGPSの特徴は以下。
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買い切り型(本体約3万8千円、月額通信費500円程度)
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バッテリーが約7日持つ
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Web上で位置確認(専用アプリ不要)
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仮想フェンス機能(指定エリアを出たらメール通知)
わたしが一番助かったのはバッテリーが1週間持つこと。
週1回、日曜の夜に充電する習慣をつけた。これならわたしでも管理できる。
装着は「ウエストポーチ」に落ち着いた
端末を母のポケットに入れても、すぐに出してしまう。
最終的に、母のズボンのベルトループに固定できる小さなウエストポーチを100円ショップで買った。
マモエルGPSをポーチに入れて、母が脱ぎにくい位置(腰の後ろ側)に装着している。
母はこのポーチの存在をほとんど気にしていない様子。2年以上この運用で問題なく続いている。
仮想フェンス機能で、外出を知る

マモエルGPSには「指定したエリアを出たらメール通知」機能がある。
自宅から半径200メートルの円を仮想フェンスに設定した。
母が外に出ると、わたしのスマホにメールが届く。すぐに位置を確認して、必要なら電話をかけるか、帰宅して探しに行く。
この通知があるだけで、わたしの不安が8割減った。
仕事中に「今ごろ母が外に出ていないか」と心配する回数が激減した。
費用は介護保険対象外。全額自費
GPS端末は介護保険の対象外。
マモエルGPSの場合、本体が約3万8千円、通信費が月500円ほど。
最初の出費は痛かったが、3年使えば月割1000円程度。月額課金型の端末より長期では安い。
ケアマネさんに相談したが、「徘徊対策のGPSは自費でお願いします」と言われた。
介護保険でレンタルできるのは、ベッドから降りたときに鳴る離床センサーや、玄関ドアに設置するタイプのセンサーだけ。
GPS端末は自分で用意するしかない。
失敗から学んだこと
5台のGPS端末を試して、わたしが学んだのは以下の3つ。
- バッテリーが1週間以上持つものを選ぶ。2日ごとの充電は続かない
- 身につけてもらう工夫がセット。端末単体では意味がない
- 仮想フェンス機能があると精神的に楽。外出を知ることができる
マモエルGPSが完璧とは言わない。価格は決して安くない。でも、わたしの生活に合っていた。
同じ立場の介護者へ

母の徘徊を完全に防ぐことはできない。
でも、外出したときに居場所を知ることができる。それだけでも、わたしは少し安心できた。
GPS端末は「母を監視する」道具ではなく、「わたしが少しだけ安心するため」の道具だと思っている。
無理しないで、頼れる道具は頼っていい。
❓ よくある質問
マモエルGPSの月額通信費はいくらですか?
月額約500円です。本体は買い切り型で約3万8千円。初期費用は高いですが、長期で使えば月額課金型より安くなります。介護保険の対象外なので全額自費です。
バッテリーはどのくらい持ちますか?
約7日間持ちます。わたしは毎週日曜の夜に充電しています。充電中も母が外出しないように、夜間に充電する習慣をつけました。
位置精度はどうですか?
建物の中や地下では精度が落ちますが、屋外なら10〜30メートル程度の誤差で表示されます。母がどの通りにいるかは分かるので、探しに行く時に役立ちました。
装着を嫌がる人にはどうすればいいですか?
ウエストポーチや衣服のポケットに入れて、本人が気づきにくい位置に装着するのが一つの方法です。ケアマネジャーに相談して、本人が受け入れやすい方法を探すことをおすすめします。
他のGPS端末と比べて何が良かったですか?
バッテリーが7日持つこと、仮想フェンス機能があること、Web上で位置確認ができることの3点です。専用アプリのインストールが不要なので、わたしでも管理しやすかったです。
まとめ|3年使って残った1台
母の徘徊対策で5台のGPS端末を試して、最後に残ったのはマモエルGPSだけでした。
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バッテリーが7日持つので、週1回の充電で管理できる
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仮想フェンス機能で外出を知ることができて、精神的に楽になった
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介護保険対象外で全額自費(本体約3万8千円、月額500円)だが、長期で使えば月額課金型より安い
わたしの場合、これで仕事中の不安が8割減りました。同じ立場の介護者の方に、少しでも参考になれば。



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