母の外出用に4点杖を選んだ話|歩行補助の見直しで気づいたこと

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ケアマネさんから「外出を増やしてください」と言われた日

ケアマネさんの定期訪問の時だった。

「最近、家の中ばかりですよね。外の空気を吸うことも大事ですよ」と言われた。

確かに母は、脳梗塞の後遺症で左半身に麻痺があってから、外出を極端に避けるようになっていた。

要介護3になって3年目。家の中では手すりや壁に手をついて歩けるようになったけど、外は怖いという。

ケアマネさんは「歩行補助の道具を見直してみませんか」と提案してきた。

外に出られない理由は「怖さ」で、その怖さは「安定した歩行補助があるかどうか」で変わる

📖 この記事でわかること

  • 家の中で歩けても外出用の歩行補助は別に考える必要がある

  • 歩行器と4点杖は用途が違う。体重を預ける必要性で選ぶ

  • 折りたたみ式4点杖はバスや車の移動時に便利

歩行器と4点杖で迷った経緯

歩行器の写真

ケアマネさんに相談すると、「歩行器」と「4点杖」の2つを勧められた。

歩行器は体重をしっかり預けられるから安定性が高い。ただし、バスや車に乗る時に邪魔になる。

4点杖は、杖の先端が4本に分かれていて、普通の杖より安定する。折りたたみ式なら持ち運びも楽。

母の状態を考えると、家の中では壁伝いに歩けるくらいだから、外でも少しの支えがあれば歩けるはず。

わたしは最初、「歩行器のほうが安全そう」と思った。

でもケアマネさんは「まだ自分で歩く力が残っているなら、歩行器だと逆に本人ができることまで奪ってしまう」と言った。

それを聞いて、4点杖を試してみることにした。

《2年後の自分への備忘録》

  • 歩行器は体重を預ける必要がある人向け

  • 4点杖は自分で歩けるけど不安定な人向け

  • ケアマネさんの「できることを奪わない」という視点は盲点だった

折りたたみ式4点杖を選んだ理由

歩行器の写真

楽天で「4点杖 折りたたみ」で検索してみた。

いくつか候補が出てきて、レビューが多いものを中心に比較した。

最終的に選んだのは、LIFEPLANET の折りたたみ式4点杖

価格は3,400円で、LEDライト付きという点が決め手になった。

基本情報

  • 価格:¥3,400(2026年5月時点)

  • 重量:約500g(軽量アルミ製)

  • 高さ調節:5段階(75〜95cm)

  • 介護保険:対象外(自費購入)

届いたその日に、母に高さを合わせた。

母の肘を90度に曲げた時の地面からの高さに合わせるのが基本らしい。

5段階調節で、母には真ん中の85cmがちょうど良かった。

折りたたみは最初ちょっと硬かったけど、2〜3回やったら慣れた。

ストラップで留められるから、折りたたんだ状態でバッグにも入る。

LEDライトは、母が夜中にトイレに行く時に使えるかと思ったけど、実際は外では使っていない。でも、あって損はない。

《2年後の自分への備忘録》

  • 高さ調節は「肘を90度」が基準

  • 折りたたみ機構は最初硬いけどすぐ慣れる

  • LEDライトは夜間トイレ用には使える

実際に使ってみて2週間

最初の外出は、母と一緒に近所のスーパーまで歩いた。

距離は片道5分くらい。

母は「杖があると安心」と言っていた。

4点の先端がしっかり地面に接地するから、普通の杖より倒れにくい。

ただ、最初は「4本の足が邪魔」と言っていた。

普通の杖みたいに振り回せないから、歩き方が少し変わる。

2週間使って、母は慣れてきた。今では週に2回、スーパーと郵便局に行くようになった。

バスに乗る時は、折りたたんで座席の横に置ける。これが歩行器との一番の違い。

気になった点は、雨の日に濡れた床だと少し滑りやすいこと。

ゴム足が濡れると摩擦が減るみたいで、母も「ちょっと怖い」と言った。

晴れの日専用にしている。

よかった点:

  • 折りたたみできるからバス・車移動が楽

  • 軽いので母が自分で持ち運べる

  • 4点接地で普通の杖より安定

気になった点:

  • 濡れた床では滑りやすい

  • 歩き方に慣れるまで時間がかかる

もし体重をしっかり預けないと歩けない状態なら、4点杖では不安定だと思う。その場合は、ケアマネさんに相談して歩行器のレンタルを検討したほうがいい。

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《2年後の自分への備忘録》

  • 外出頻度が増えると母の表情も明るくなる

  • 雨の日は滑りやすいので晴れ専用

  • 折りたたみできる点はバス移動で本当に助かる

歩行器を選ばなかった理由

歩行器の写真

実は最初、歩行器もレンタルを検討していた。

介護保険の福祉用具貸与を使えば、月数百円でレンタルできる。

ケアマネさんに聞いたら、「歩行器は要支援1以上なら保険適用できます。ただし、お母さんの場合は自分で歩く力が残っているので、歩行器だと逆に本人の歩行能力を奪う可能性がある」と言われた。

歩行器は、体重をしっかり預けて歩く必要がある人向け。

母はまだ自分で体重を支えられるから、4点杖のほうが適しているということだった。

あと、歩行器は折りたためないものが多い。

車やバスに乗る時に邪魔になるのが、わたしたちには不便だった。

もし母の状態が悪化して、体重を預けないと歩けなくなったら、その時は歩行器に切り替える予定。

《2年後の自分への備忘録》

  • 歩行器は介護保険の対象(月数百円でレンタル可)

  • 体重を預ける必要がある人向け

  • 本人ができることを奪わない選択が大事

シルバーカーとの違いも調べた

歩行器の写真

歩行器と似た見た目の「シルバーカー」も候補に入れていた。

でも、シルバーカーは介護保険の対象外。

しかも、シルバーカーは「自分で歩ける人が荷物を運ぶためのもの」であって、体重を預けて歩くためのものではない。

ケアマネさんに確認したら、「シルバーカーに体重を預けるのは危険です。転倒の原因になります」とはっきり言われた。

母は体重を少し預けないと不安定だから、シルバーカーは選択肢から外した。

もし母が完全に自立歩行できる状態なら、シルバーカーも便利だと思う。

でも、今の状態では4点杖か歩行器のどちらかを選ぶべきだった。

《2年後の自分への備忘録》

  • シルバーカーは介護保険対象外

  • 体重を預ける使い方は危険(転倒リスク)

  • 自立歩行できる人向けの買い物カート

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3ヶ月使ってみた今の感想

母は今、週に2〜3回は外出するようになった。

最初は「怖い」と言っていたけど、4点杖があることで安心感が出たみたい。

折りたたみ式にして正解だった。バスに乗る時、母が自分で折りたためるようになった。

ただ、雨の日はやっぱり怖いので使わない。

あと、段差のある場所では4点杖だと逆に引っかかりやすい。

階段では普通の杖のように使うか、手すりを使うほうが安全。

もし今後、母の歩行能力がさらに落ちてきたら、歩行器のレンタルに切り替える予定。

その時はケアマネさんに相談して、介護保険でレンタルする。

今はこの4点杖で、母が少しずつ外の世界に戻れている。それだけで十分。

❓ よくある質問

4点杖は介護保険でレンタルできますか?

4点杖は介護保険の特定福祉用具販売の対象ではありません。2024年改定で「歩行補助杖」がレンタルと購入の選択制になりましたが、多点杖は対象に含まれる可能性があります。ケアマネジャーに確認してください。わたしは自費で購入しました。

歩行器と4点杖のどちらを選ぶべきですか?

体重をしっかり預けないと歩けない場合は歩行器、自分で体重を支えられるけど不安定な場合は4点杖が適しています。ケアマネさんや理学療法士に相談して決めるのが確実です。

シルバーカーに体重を預けて歩いても大丈夫ですか?

シルバーカーは体重を預ける設計になっていません。転倒のリスクがあるので危険です。体重を預ける必要がある場合は、歩行器のレンタルを検討してください。

折りたたみ式4点杖はどれくらいの重さですか?

わたしが買ったものは約500gでした。普通の杖より少し重いですが、母が片手で持ち運べる重さです。軽量アルミ製を選ぶと負担が少ないです。

雨の日に4点杖は使えますか?

ゴム足が濡れると滑りやすくなります。わたしの母は雨の日は外出を控えるか、室内移動だけにしています。濡れた床での使用は注意が必要です。

まとめ|歩行補助は本人の状態に合わせて選ぶ

今回の歩行補助見直しで気づいたことを残しておく。

  • 家の中で歩けても、外出用の歩行補助は別に考える必要がある

  • 歩行器と4点杖は用途が違う。体重を預ける必要性で選ぶ

  • シルバーカーは体重を預ける使い方は危険

  • 折りたたみ式4点杖はバス・車移動に便利

  • 雨の日は滑りやすいので注意

  • 本人ができることを奪わない選択が大事(ケアマネさんの言葉)

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