母が階段を踏み外しかけたのは、雨の日だった

脳梗塞から3年目の冬。
母はまだ自分で階段を上り下りしていた。左半身に軽い麻痺があるけど、右手で手すりをつかめば大丈夫だと思い込んでいた。
その日は雨が降っていて、玄関の床が少し濡れていた。
母が下りてくる時、足が滑った。
手すりをつかんでいたから転倒はしなかったけど、数秒間ぶら下がっていた。
その時点で「これはまずい」と気づいた。
今まで気にしていなかった段差と滑りやすさが、同時に問題になり始めていた
ケアマネジャーに相談したら、「段差解消と滑り止めは別で考えた方がいい」と言われた。
段差を完全になくすには工事が必要。でも今の母の状態なら、まずは滑り止めで対策する方が現実的だと。
最初に買ったのは3段タイプの段差解消ステップ
段差解消の話を聞いて、最初に目をつけたのは3段タイプの段差解消ステップだった。
もともとは大型犬・老犬用として売られている商品で、商品名には「ドッグステップ」と入っている。ペット用と聞くと最初は抵抗があったけど、実際に見てみるとサイズと段の高さが高齢者の段差解消にちょうど良かった。
幅40cm、奥行き55〜60cm。高さは2段で30cm、3段で40cm。
玄関と廊下の段差が約20cm。
3段タイプなら、段差を3段に分割できる。
一度に20cm登るのではなく、6〜7cm刻みで上がれる。
これなら母の足の運びが楽になるかもしれない。
レビュー件数は294件。評価は4.69点。
「高齢犬用に買ったけど、祖母も使ってる」「段差が緩和される」という口コミが目に入った。
価格は3段タイプで3,580円。
買い直しはしたくなかったから、慎重に選んだ。
ドッグステップ 3段幅40×奥行60×高さ40cm ウレタンフォーム
《2年後の自分への備忘録》
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ペットステップは段差解消の補助。転倒防止ではない。
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段差を緩和するだけで滑り止め効果はない。
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母は自分で階段を上り下りしているから、介護保険の対象外。自費購入。
滑り止めシートを急いで用意した
ペットステップを玄関に置いて、2日後。
母が「階段がつるつるしてる」と言った。
雨の日だけじゃなく、朝露で濡れた靴のまま上ってくるから、毎日少しずつ滑ってるんだと気づいた。
段差を緩和しても、滑り止めがなければ意味がない。
ケアマネさんが「滑り止めシートを敷くのが一番簡単」と教えてくれた。
楽天で検索したら、コンフィ・マルチシートというシートが出てきた。
日本製。ペット用だけど、老人向けにも使われてるらしい。
サイズは自由にカットできる。
防水で、洗える。
値段は2,300円。
レビュー件数257件。評価4.5点。
「階段に敷いた」「食事の時に敷いて滑り止めになる」という口コミが多かった。
ウレタン加工されたポリエステルシートで、両面が防水防滑加工。
厚さは書いてなかったけど、薄いから段差の邪魔にならないと思った。
コンフィ・マルチシート日本製防滑防水フリーカット
《2年後の自分への備忘録》
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シートはカットして使える。段差のサイズに合わせて調整可能。
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洗えるので、雨の日に汚れても大丈夫。
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貼り付けタイプではなく、敷くだけ。剥がすのも簡単。
階段の踏み段に貼るテープも用意した
玄関と廊下の対策をしてから、次は階段そのもの。
母が毎日使う階段は木製。
新しくはないから、表面が少し滑りやすくなってた。
ペットステップとシートだけでは足りない。
階段の踏み段一つ一つに滑り止めが必要だと判断した。
ケアマネさんに「階段用の滑り止めテープがある」と教えてもらった。
楽天で階段滑り止めシートを見つけた。
幅3cm、長さ5m。
厚さ3mm。
PVC素材で、のり付き。
裏紙を剥がして貼るだけ。
色はブラウン、グレー、イエロー、ブラック、レッド、ブルー、グリーン、赤橙から選べる。
階段の色に合わせてグレーを選んだ。
レビューは237件。評価4.56点。
「階段に貼った」「子どもの安全のために」という口コミが多い。
価格は1,780円。
5mあれば、階段の踏み段15段分くらい貼れる計算。
うちの階段は11段だから、余りが出る。
廊下や玄関の他の段差にも使えると思った。
階段滑り止めシート幅3cm×長さ5m グレー
《2年後の自分への備忘録》
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テープは貼り付けなので、剥がすと跡が残る可能性がある。
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木製階段に貼る場合は、事前に清掃・乾燥させることが重要。
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5m単位なので、余った分は他の場所に活用できる。
3つを組み合わせて1ヶ月使ってみた
ペットステップ(玄関・廊下の段差解消)、シート(食事時や日常的な滑り止め)、テープ(階段専用)。
この3つを同時に導入した。
1ヶ月使ってみた感想。
母の「階段が怖い」という言葉が減った。
足が滑らないから、安心して上り下りできるようになったらしい。
玄関のペットステップは、段差を分割したおかげで、一度に上る高さが低くなった。
片側に動きの制限がある母でも、一段一段を丁寧に上れる。
廊下のシートは、雨の日に靴で踏んでも滑らない。
階段のテープは、毎日使ってるけど、1ヶ月経っても剥がれてない。
粘着力が続いてる。
ただ、一つ気づいたことがある。
ペットステップの上に、さらにシートを敷いた方が安心だということ。
段差を緩和しても、表面が滑りやすければ、結局転倒リスクは残る。
両方あってこそ、安全が成り立つんだと実感した。
《2年後の自分への備忘録》
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段差解消だけでなく、滑り止めも同時に考える必要がある。
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3つの対策を組み合わせることで、転倒リスクが大きく下がった。
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定期的に、テープやシートの状態を確認することが大事。
2年後、さらに工事を検討する時期が来るかもしれない
今回の対策は、あくまで応急処置だ。
ケアマネさんが「今はこれで十分」と言ってくれたけど、母の状態がさらに悪くなれば、段差を完全になくす工事を考えることになるだろう。
その時は、介護保険の対象になるか確認する必要がある。
固定式スロープなら、2024年の改定で、レンタルか購入かを選べるようになった。
今からケアマネさんと相談しておくのが、後々の選択肢を広げることになると思う。
ひとまず、母が安全に階段を上り下りできるようになったことで、わたしの心配も少し減った。
転倒は予防できる。
早めに対策することが、本当に大事だと改めて感じた。
まとめ|段差と滑りやすさは別問題
在宅介護3年目で、母の転倒リスクが急に高まった。段差解消と滑り止めを同時に考えることの重要性に気づいた話。
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段差解消だけでは不十分:ペットステップで段差を緩和しても、表面が滑りやすければ転倒リスクは残る
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複数の対策を組み合わせる:玄関用のステップ、日常用のシート、階段用のテープを同時に導入することで、安全性が大きく向上した
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早期対策が鍵:「まだ大丈夫」と思っていると、雨の日や朝露で急に転倒リスクが高まる
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工事の前に応急処置:完全な段差解消工事は高額。まずは滑り止めで対策し、状態の変化を見守る方が現実的
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ケアマネさんへの相談は必須:介護保険の対象になるかならないか、今後のプランをあらかじめ相談しておくことが大事
※この記事は2026年4月時点の情報です。介護保険制度は改正されることがあるため、最新の適用条件はお住まいの自治体の介護保険窓口や担当のケアマネジャーにご確認ください。
※介護保険制度の全体像は厚生労働省 介護保険制度の概要(mhlw.go.jp)でご確認いただけます。各自治体の運用は地域差があるので、お住まいの地域の窓口にも相談してみてください。



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