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最終更新:2026-06-08|母の在宅介護を3年やっているわたし(ほたる)が、実際にうちで使ってみた体験をもとに書いています。
歩行補助杖、買うか迷ってませんか?
母が脳梗塞から退院した直後、わたしは杖を適当に選んで失敗した。
ケアマネさんに「退院前に杖を用意してください」と言われて、ネットで一番安いT字杖を買った。母が使ってみたら「これ、怖い」と言って2日で使わなくなった。
結局、福祉用具専門相談員さんに来てもらって選び直した。そこで初めて「杖にも種類がある」「体に合わせて選ぶもの」だと知った。
📖 この記事でわかること
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歩行補助杖には種類があり、体の状態で選ぶべきもの
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わたしが最初に失敗した理由と、選び直して気づいたこと
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介護保険でレンタルできるか、買うべきか
結論から:杖選びで一番大事なのは「体重を預けられるか」
こういう方は四点杖・多点杖を検討してください:
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片側に麻痺があって、体重を杖に預けて歩く
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T字杖だと不安定で転びそうになる
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立ち上がりの時にも支えが欲しい
軽い補助だけならT字杖でもいい方:
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歩行はできるが、念のため杖を持っていたい
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長距離を歩く時のバランス補助が目的
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足腰はしっかりしているが、転倒予防で使いたい
わたしがうちで使ってみてどうだったか
最初に買って失敗した話
母が退院する前日、わたしはAmazonで一番安いT字杖を注文した。
1,500円くらいの、よくある茶色の木製の杖。高さ調整もできるし、これで大丈夫だと思った。
退院の翌日、母がその杖を使ってトイレまで歩こうとした時のこと。
「これ、ぐらぐらする」
母は左半身に麻痺があって、右手で杖を持つ。でもT字杖は一点で地面を突くから、体重を預けるとぐらつく。
結局、わたしが腕を貸して歩くことになった。杖は玄関の隅に立てかけられたまま、2日間誰も触らなかった。
ケアマネに相談したら「四点杖」を勧められた

訪問の時にケアマネさんに話したら、「それは合ってないですね」と言われた。
「片麻痺の方には四点杖か多点杖が基本です。体重を預けても倒れにくいから」
そう言われて、初めて「杖にも種類がある」と知った。
福祉用具専門相談員さんに来てもらって、四点杖を試してみた。
地面に接する部分が4つある。体重を預けても、T字杖みたいにぐらつかない。
母が「これなら大丈夫」と言った。わたしも腕を貸す回数が減って、母が自分で歩ける距離が少し伸びた。
四点杖の地味に効くポイント

四点杖を3年使ってみて気づいたこと。
自立して置けるのが本当に助かる。
T字杖は壁に立てかけないと倒れる。母が「ちょっとトイレに杖を置いておきたい」という時、T字杖は床に倒れて邪魔になった。
四点杖は立てて置ける。トイレの中でも、ベッドの横でも、勝手に自立してくれる。
高さ調整ができるのも重要だった。
母の体調で歩き方が変わる。調子がいい日はしっかり歩けるけど、疲れている日は少し前かがみになる。
高さを2.5cm刻みで調整できるから、その日の体に合わせられる。
ただし、重さはT字杖より重い。
うちで使っている四点杖は約750g。T字杖の倍くらいある。母が「腕が疲れる」と言う日もある。
歩行補助杖の種類と選び方
T字杖(一本杖)

一番軽くて持ち運びやすい。折りたたみ式もある。
向いている人:
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歩行はできるが、バランス補助で杖を持ちたい
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外出時の転倒予防
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軽い杖が好み
向いていない人:
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体重を杖に預けて歩く必要がある
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片麻痺で片側に大きく体重がかかる
四点杖・多点杖

地面に接する部分が3〜4つある。体重を預けても安定している。
向いている人:
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片麻痺があって、杖に体重を預ける
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立ち上がりの時にも支えが欲しい
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室内で使うことが多い
向いていない人:
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段差や階段が多い場所(四点杖は段差に弱い)
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軽い杖を持ち歩きたい
ロフストランドクラッチ
前腕で支えるタイプ。両手で使うことが多い。
向いている人:
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両足に力が入りにくい
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松葉杖よりも腕の負担を減らしたい
向いていない人:
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片手で杖を使いたい
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高齢で腕の力が弱い
正直に書く、合わない人と注意点
四点杖が合わない人

四点杖は段差に弱い。
玄関の上がり框(かまち)や、歩道の縁石のような段差がある場所で使うと、4つの足が段差に引っかかる。
母が外出する時はT字杖を使って、室内では四点杖を使う、という使い分けをしている。
体が大きい方・体重が重い方は耐荷重を確認してください。
うちで使っている四点杖は耐荷重約100kg。これを超える方は医療機器メーカーの専用品を選んだ方がいい。
わたしがやらかした失敗
最初に買ったT字杖を選ぶ時、わたしは高さ調整の範囲を確認しなかった。
母の身長は152cm。買った杖の最低の高さが75cmで、母には少し高すぎた。
福祉用具専門相談員さんに「身長÷2+3cmが目安です」と教えてもらった。母の場合は79cmくらいが適正。
杖の高さが合わないと、前かがみになったり、肩が上がったりして、かえって歩きにくくなる。
他の選択肢も書いておきます
| 商品名 | 価格 | わたしの現場感 |
|---|---|---|
| 楽々健 四点杖 S字クオッドケイン | ¥4,180 | うちで使っている。2段グリップで立ち上がりも楽 |
| 折りたたみ四点杖 LEDライト付き | ¥1,850 | 軽量で持ち運びやすい。夜間の外出に |
| 軽量折りたたみ アルミ伸縮ステッキ | ¥6,990 | T字杖だが折りたたみ可能。外出用に |
うちでは室内用に四点杖、外出用にT字杖を使い分けている。
母の体の状態が変わったら、またケアマネさんに相談して選び直す予定。
介護保険、使えるなら使った方がいい
歩行補助杖は介護保険でレンタルできる。
2024年の改定で、一部の杖は「レンタル」と「購入」を選べるようになった。
| 要介護度 | 適用 | 月額自己負担の目安(1割) |
|---|---|---|
| 要支援1・2 | ⭕ 適用可 | 月100〜300円程度 |
| 要介護1〜5 | ⭕ 適用可 | 月100〜300円程度 |
うちの母は要介護3。四点杖をレンタルで月200円くらい。購入すると4,000円〜7,000円する杖が、月200円で使える。
レンタルのメリット:
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体の状態が変わったら、すぐ別の杖に交換できる
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壊れたり、ゴムが減ったりしたら、無料で交換してくれる
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初期費用がかからない
購入のメリット:
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長期間使うなら、トータルで安くなる
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自分好みの色やデザインを選べる
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いつでも自分のペースで買い替えられる
わたしの場合は、母の状態がまだ変わる可能性があったから、レンタルにした。
💡 ケアマネさんが一番早いです。合わないケアマネなら変えてもらえるので、無理しないでくださいね。
道具だけで足りなくなった時
杖は歩行を助けてくれる。でも介助する側の体が限界になる日もある。
母が調子の悪い日、わたしが腰を痛めそうになりながら支えることがある。
そんな時のためにKizikのようなハンズフリー靴を知っておくのは悪くない。
靴の脱ぎ履きで腰を屈める回数が減る。介護保険外なので1足1万円前後だけど、腰痛で動けなくなるよりはマシだった。
杖だけで全部解決するわけじゃない。道具を組み合わせて、自分の体も守る。
よく聞かれること
Q. T字杖と四点杖、どっちを先に買えばいい?
ケアマネさんか福祉用具専門相談員さんに相談してから買った方がいいです。わたしは先に買って失敗しました。 体の状態で必要な杖が全然違います。片麻痺があるなら四点杖、軽い補助ならT字杖。 レンタルなら最初に試してから決められます。Q. 杖の高さはどうやって合わせる?
「身長÷2+3cm」が目安です。母の身長152cmなら79cmくらい。 でも、これはあくまで目安。実際に使ってみて、前かがみにならず、肩が上がらない高さに調整します。 福祉用具専門相談員さんに見てもらうのが一番確実です。Q. 杖のゴムはどのくらいで交換する?
うちでは3〜6ヶ月で交換しています。ゴムが減ると滑りやすくなるので。 レンタルなら無料で交換してくれます。購入した杖の場合は、ホームセンターや介護用品店で杖先ゴムを買って自分で付け替えられます。Q. 折りたたみ式と固定式、どっちがいい?
外出が多いなら折りたたみ式。室内メインなら固定式。 折りたたみ式は軽くて持ち運びやすいけど、ジョイント部分が壊れることがあります。うちは室内用に固定式、外出用に折りたたみ式を使い分けています。Q. 杖を嫌がる時はどうすればいい?
母も最初は「杖なんか使いたくない」と言っていました。 でもケアマネさんが「転んだら骨折して、もっと大変になる」と説明してくれて、納得してくれました。 デザインがおしゃれな杖を選ぶのも手です。花柄やカラフルな杖もあります。最後に
歩行補助杖、わたしはうちで使い続けてます。無理に勧めないけど、合う人には本当に助けになる道具です。
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体の状態で杖の種類を選ぶ
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高さ調整は「身長÷2+3cm」が目安
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介護保険でレンタルできるなら、まずレンタルを試す
迷うなら、ケアマネさんか福祉用具専門相談員さんに相談してから判断してください。介護保険でレンタルできる場合はそっちが結局楽です。
楽々健 四点杖 福祉用具専門相談員 開発監修 自立式
介護は一人で抱え込まないでください。道具はそのための味方です。
※この記事は母の在宅介護3年目のわたし(ほたる/40代経理職)が、実際に自分の家で使った経験をもとに書いています。わたしは介護の専門資格は持っていません。商品情報・価格は2026-06-08時点のものです。介護保険の適用可否や用品選びは担当のケアマネジャーにご確認ください。



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