夜中のおむつ交換で寝不足が限界だった話|自動排泄処理装置を検討した3日間

3 10 排泄・トイレ

夜中に3回起きる介護が続いた1週間

夜中の2時に目が覚めた。

母の部屋から音がした。ベッドから降りようとしている。慌てて駆けつけたら、シーツが濡れていた。

おむつの吸収量を超えていた。2時間前に交換したばかりなのに。

これで今週3回目。わたしの睡眠時間は1日4時間を切っていた。

📖 この記事でわかること

  • 夜中のおむつ交換で寝不足が限界に達した体験談

  • 自動排泄処理装置を検討したが要介護3では保険適用外と判明

  • 介護保険外サービス(入浴介助の外注)で別の負担を減らして対処した

介護が始まって3年、夜の負担が一番重い

母の脳梗塞から3年。

日中はデイサービスに行っている時間があるから、わたしも仕事に集中できる。

でも夜は違う。夜の介護はわたしひとり。

母は最近、夜中にトイレに行きたがる回数が増えた。ベッドから起き上がろうとして転倒しかけることもある。

ポータブルトイレまで誘導するのも、おむつ交換も、全部わたしがやる。

夫は大阪に単身赴任中で、週末しか帰ってこない。帰ってきても「大変だね」で終わる。

わたしの体がもう限界だと感じた。

ケアマネに相談したら「自動排泄処理装置」という選択肢を教わった

ポータブルトイレの写真

ケアマネに相談した。

「夜中のおむつ交換が週に3回以上あって、寝不足で昼間の仕事に集中できなくなっています」と正直に話した。

ケアマネは「自動排泄処理装置という機械がありますよ」と教えてくれた。

おむつの代わりにチューブを装着して、排泄物を自動で吸引・処理してくれる機械らしい。

「これがあれば夜中に起きなくて済むかもしれない」と思った。

でも、次の言葉で希望が消えた。

「ただし、介護保険の適用は原則として要介護4・5の方だけです。お母様は要介護3なので、自費での購入かレンタルになります」

調べてみたら、本体レンタルで月5〜8万円、購入だと30万円以上。

わたしの給料では無理だった。

入浴介助を外注してみたら、夜が少し楽になった

シャワーチェアの写真

自動排泄処理装置は諦めた。

でもケアマネがもう1つ提案してくれた。

「夜の負担を全部減らすのは難しいかもしれませんが、他の負担を外注して全体の疲労を軽くする方法もあります。たとえば、入浴介助だけでも外に頼んでみませんか?」

わたしは週2回、自宅で母を入浴させている。浴室まで誘導して、シャワーチェアに座らせて、背中を流す。腰が限界だった。

ケアマネが紹介してくれたのは「イチロウ」という介護保険外の訪問介護サービス。

介護保険の枠を使い切っていても、自費で追加のサービスを頼める仕組みらしい。

電話してから3日で初回訪問が決まった。

週1回、火曜日の夜7時に来てもらうことにした。1回2,500円。介護保険外なので全額自己負担だけど、わたしの腰を守るための投資だと思った。

初回、ヘルパーさんが来た時、母は最初は嫌がった。「知らない人に体を触られたくない」と。

でもヘルパーさんは「お母さん、今日は娘さんが楽できる日ですよ」と優しく声をかけてくれた。

30分後、母は笑顔で浴室から出てきた。わたしは何もしなかった。

その夜、わたしは22時に布団に入れた。いつもなら母の入浴介助を終えてから洗濯と片付けで、寝るのは0時を過ぎる。

2時間早く寝られるだけで、翌朝の体の軽さが違った。

自動排泄処理装置は使えなかったけれど

ポータブルトイレの写真

自動排泄処理装置は、わたしには手が届かなかった。

でも、別の方法で「夜の負担」の一部を減らすことはできた。

おむつ交換の回数は変わっていない。でも入浴介助をしなくて済む週1回の夜があるだけで、体の回復が違う。

夜中に起きる回数が減ったわけではない。でも、週1回だけでも早く寝られる日があると、次の日の仕事が少し楽になる。

完璧な解決ではない。でも、少しだけ楽になった。

📦 この記事で紹介した商品・サービスを確認する

※ リンクはアフィリエイト広告を含みます

同じ立場の介護者へ

在宅介護の写真

自動排泄処理装置は、介護保険で使えるなら本当に助かる機械だと思う。

でも、要介護3以下の人には保険適用外。自費で買うには高すぎる。

それでも、「夜の負担」を減らす方法は他にもある。

わたしは入浴介助を外注した。他の人は、夜だけショートステイを使っている人もいる。週1回だけでもヘルパーさんに夜間見守りを頼む人もいる。

全部を自分でやろうとすると、体が壊れる。

介護保険外のサービスはお金がかかる。でも、わたしが倒れたら母の介護はできなくなる。

無理しないで、頼れるところは頼っていい。わたしはそう思う。

❓ よくある質問

自動排泄処理装置は介護保険でレンタルできますか?

原則として要介護4・5の方が対象です。要介護3以下の場合は、介護保険の適用外となり、自費での購入またはレンタルが必要です。月額レンタルで5〜8万円、購入だと30万円以上が目安です。

介護保険外サービスの費用はどのくらいですか?

サービス内容によって異なりますが、訪問介護(入浴介助1回)で2,000〜3,000円程度が相場です。介護保険の枠外なので全額自己負担ですが、ケアマネジャーに相談すると信頼できる事業者を紹介してもらえます。

夜間のおむつ交換を減らす方法はありますか?

吸収量の多いおむつに変更する、寝る前の水分摂取を調整する、ポータブルトイレを使いやすい位置に置くなどの工夫があります。ただし、水分制限は脱水のリスクがあるため、必ずケアマネジャーや訪問看護師に相談してください。

自動排泄処理装置を自費で買うのは現実的ですか?

本体価格が30万円以上、消耗品(チューブ・タンク等)が月1〜2万円かかります。レンタルでも月5〜8万円です。要介護度が進行して保険適用になる可能性があるなら、まずはレンタルを検討するほうが安全です。

介護保険外サービスを使うと、介護保険の枠に影響しますか?

介護保険外サービスは、介護保険の支給限度額とは別枠です。保険の枠を使い切っていても、自費で追加のサービスを利用できます。ケアマネジャーに相談すれば、適切なサービスを紹介してもらえます。

まとめ|夜の負担を全部減らせなくても、一部を減らすことはできる

自動排泄処理装置は要介護3では保険適用外だった。でも、入浴介助を外注したことで週1回だけ早く寝られる日ができた。

  • 夜の負担を全部解決する方法はなかったけど、別の負担を減らすことで全体が楽になった

  • 介護保険外サービスはお金がかかるけど、自分が倒れたら介護はできない

  • ケアマネに正直に「限界」を伝えると、別の選択肢を教えてもらえる

完璧じゃなくても、少し楽になる方法は見つかる。無理しないで、頼っていい。

「排泄・トイレ」の他の記事

「排泄・トイレ」の記事をすべて見る →

コメント

タイトルとURLをコピーしました