母の就寝時の背中について、ケアマネに指摘されたのは冬だった

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母の夜間の背中が赤くなってきたのは、冬の終わりだった

要介護状態になって2年が経っていた。

朝、母を起こす時に背中を見たら、背骨の両脇が赤くなっていた。

「あ、これはまずい」と思った。

ケアマネジャーが訪問してきた時に相談したら、「床ずれの予防を考えた方がいいですね」と言われた。

その時点で使っていたのは、普通のマットレスだった。

介護保険の対象になるエアマットレスがあること、そしてレンタルと購入の選択肢があることを初めて知った。

わたしは介護の専門資格を持っていない。

だから、実際に何種類か試してから決めたいと思った。

📖 この記事でわかること

  • エアマットは電動ポンプ付きのほうが圧倒的に楽

  • 介護保険レンタルなら月数百円で使える

  • 固定式(電源不要)と電動式では寝心地と耐久性が大きく違う

  • 購入前に必ずケアマネジャーに相談して、保険適用の可能性を確認すること

最初に試したのは、電動ポンプ付きのエアマット

ケアマネさんの紹介で、福祉用具専門相談員が自宅に来た。

「床ずれ防止マットは、大きく分けて3種類あります」と説明を受けた。

1つ目は交互圧式(電動ポンプで空気を出し入れするタイプ)。

2つ目は固定式(圧力が変わらないタイプ)。

3つ目はジェル系(ジェルで体重を分散させるタイプ)。

「お母さんの場合は、まだ寝返りができるので、交互圧式で十分だと思います」と言われた。

介護保険の福祉用具レンタル対象なので、月数百円で使える。

最初は「そんなに安いのか」と驚いた。

ケープの「エアドクター」という製品を借りることにした。

床ずれ防止マットレスエアドクター(ケープ・TCマート)

床ずれ防止マットレスエアドクター(ケープ・TCマート)

《2年後の自分への備忘録》

  • レンタル対象:交互圧式エアマットは介護保険で月数百円

  • 対象要件:要介護状態以上が目安(要支援状態・2は原則対象外)

  • ケアマネジャーの相談が必須

使ってみて1週間で気づいたこと

エアマットが届いた時、ポンプの音に驚いた。

「シュー、シュー」と定期的に空気が出入りする音がする。

最初は母が気になるかと思ったけど、2日目には慣れたらしい。

朝、背中を見たら赤みが減っていた。

「あ、これは効果あるな」と感じた。

ポンプのつまみを体重に合わせて調整するだけなので、操作は簡単だった。

ただ、毎晩ポンプが正常に動いているか確認する必要があった。

電源を切り忘れると朝までポンプが動き続けるので、電気代もかかる。

わたしは仕事から帰ってきて、母を寝かせるまでに毎日ポンプをチェックする習慣がついた。

《2年後の自分への備忘録》

  • 交互圧式は毎日の電源管理が必要

  • 音は最初だけ気になるが、すぐに慣れる

  • 背中の赤みが改善するのは1週間程度で実感できる

「ずっとレンタルでいいか」と思っていたけど

半年ほどレンタルを続けていた。

ある日、ポンプが動かなくなった。

「あ、壊れた」と思った。

すぐにケアマネさんに連絡して、別のマットに交換してもらった。

交換は無料だった。

「レンタルって気楽だな」と思った。

でも、同時に「毎月お金を払い続けるのか」という疑問も出てきた。

計算してみたら、月3,000円程度だった。

3年で10万円以上になる。

「購入した方が安くなるかも」と思い始めた。

安い電動ポンプ付きマットを試してみた

ネットで調べたら、1万円程度で買える電動ポンプ付きエアマットがあった。

ジェットミリオの製品だった。

「安いけど大丈夫か」と思いながらも、試してみることにした。

床ずれ防止マットレスエアドクター(ジェットミリオ・電動ポンプ付き)

床ずれ防止マットレスエアドクター(ジェットミリオ・電動ポンプ付き)

到着してから設置するまで20分かかった。

説明書に「初めて使う時は20分待ってから使用してください」と書いてあった。

ポンプを入れて、つまみを調整して、スイッチを入れた。

「あ、これも同じように動く」と思った。

ただ、ポンプの音がレンタルのものより大きかった。

母に聞いたら「これは少し気になるな」と言った。

安いマットと高いマットの違いは、音と耐久性

1週間ほど経った時点での感想。

背中の赤みは改善していた。

でも、2週間目にポンプから音がおかしくなった。

「ガガガ」という音が混じるようになった。

ケアマネさんに相談したら「安い製品は耐久性が落ちることがある」と言われた。

結局、1ヶ月で使うのをやめた。

《2年後の自分への備忘録》

  • 安い電動ポンプ付きマットは耐久性が問題

  • ポンプの音が大きいと本人が気になることもある

  • 「安いから」という理由だけでは判断できない

電源不要の固定式マットレスに切り替えた

ケアマネさんが「別の選択肢もありますよ」と提案してくれた。

それが固定式(電源不要)の体圧分散マットレスだった。

日本製の「アルファプラL」という製品だった。

「電源がいらないから、毎日の管理が楽ですよ」と説明を受けた。

体圧分散式マットレスアルファプラL(日本製・防水フィルムカバータイプ)

体圧分散式マットレスアルファプラL(日本製・防水フィルムカバータイプ)

「でも、固定式だと体圧分散の効果は劣るんじゃないか」と心配した。

ケアマネさんは「いや、最近の固定式は性能が良いですよ。特にこのアルファプラLは日本製で、中央部にジェル素材が入っているので、背上げ時の安定性も高いです」と説明してくれた。

実際に使ってみることにした。

届いた時、重さに驚いた。

7.6キロあった。

「毎日の出し入れが大変か」と思ったけど、ケアマネさんが「このマットレスは上に敷いたままで大丈夫。毎日動かす必要はありません」と言った。

なるほど。

電動ポンプのマットとは違う使い方だった。

固定式マットレスに2ヶ月切り替えた記録

最初の1週間は「ポンプの音がないってこんなに静かなのか」と思った。

母も「気になる音がなくなった」と言った。

背中の赤みはどうか。

1週間後も改善していた。

2週間後も変わらない。

「あ、固定式でも効果あるんだ」と実感した。

ただ、気になったことがある。

ウレタンフォーム製なので、寝ていると少し沈む感じがある。

電動ポンプのマットは常に圧力が変わるので、その分、寝返りがしやすい。

でも、このアルファプラLは圧力が固定なので、母が「寝返りが少し打ちにくい」と言った。

「でも、背中は楽」とも言った。

結局、トレードオフだった。

《2年後の自分への備忘録》

  • 固定式は電源管理がいらない(毎日の手間が減る)

  • 背中の痛みや赤みの改善には十分な効果がある

  • 寝返りのしやすさは電動式の方が上

  • 耐久性は電動式より長い(ウレタンフォームなので劣化は緩やか)

結局、どれを選ぶか

3種類を試してみた。

  1. レンタル電動ポンプ式(ケープ):効果◎、手間△、コスト△
  2. 購入電動ポンプ式(安価):効果◎、手間△、耐久性×
  3. 購入固定式(アルファプラL):効果◎、手間◎、耐久性◎

わたしが最終的に選んだのは、レンタルを続けることにした。

理由は、母がまだ寝返りをしているから。

電動式の方が本人の動きをサポートしやすい。

それに、ポンプが壊れても交換してもらえる安心感がある。

月3,000円は、その安心料だと思うことにした。

「安く買う」ことより「本人が快適か」を優先する

ケアマネさんに「固定式も検討しましたが、電動式でいきます」と伝えた。

「そうですね。お母さんの状態ならそれが良いと思います」と言われた。

プロのアドバイスを聞いて選んだ決断だった。

《2年後の自分への備忘録》

  • レンタルか購入かは「本人の状態」で判断する

  • 安さだけで選ぶと、耐久性や効果で後悔する

  • ケアマネジャーの相談は必須(素人判断は危険)

  • 3年目の今も、毎月のレンタル料を払い続けている

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介護保険の福祉用具レンタル対象について

重要:床ずれ防止マットレスは介護保険対象

交互圧式(電動ポンプ付き)のエアマットは、介護保険の「福祉用具貸与」に含まれている。

要介護状態以上が目安だけど、ケアマネジャーが「必要」と判断すれば、要介護状態・2でも利用できることがある。

月数百円の自己負担で使える。

これは大きなメリット。

自費で購入すると数万円かかるけど、レンタルなら手軽に試せる。

わたしも最初はレンタルで試してから、購入するかどうかを判断した。

その判断が正解だったと思っている。

もし、これから親の介護で床ずれが心配になったら、まずケアマネジャーに相談してほしい。

「自費で買わなきゃ」と思い込まずに。

まとめ|3年使ってわかった、エアマット選びの正解

床ずれ防止マットレスは、電動ポンプ式と固定式で効果が違う。

わたしの場合は、母がまだ寝返りをしているので、電動式がぴったり合っていた。

でも、寝たきりに近い状態なら固定式の方が管理が楽かもしれない。

大事なのは「本人の状態に合わせて選ぶ」こと。

安さで判断しない。

耐久性も重視する。

そして、必ずケアマネジャーに相談して、介護保険の適用可能性を確認する。

レンタルと購入の選択も、プロのアドバイスを聞いてから決める。

わたしは3年目の今も、毎月のレンタル料を払い続けているけど、その方が本人も家族も安心だと感じている。

ほたる @hotaru_kaigo

在宅介護ブロガー(40代・経理職)

母の在宅介護3年目。介護の専門資格は持っていません。わたしと家族が使ってきた道具のリアルな感想を書きます。道具選びで迷う同世代に向けて。

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ほたる @hotaru_kaigo

在宅介護3年目の40代。母の介護で試してきた道具の本音を淡々と書いています。ひとりで抱え込まないでください。

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※この記事は2026年4月時点の情報です。介護保険制度は改正されることがあるため、最新の適用条件はお住まいの自治体の介護保険窓口や担当のケアマネジャーにご確認ください。

※介護保険制度の全体像は厚生労働省 介護保険制度の概要(mhlw.go.jp)でご確認いただけます。各自治体の運用は地域差があるので、お住まいの地域の窓口にも相談してみてください。

📚 この記事で参考にした公的情報

※ この記事は在宅介護3年目の家族による実体験ベースの記録です。医療・介護の専門資格は保有していません。介護保険適用の最新情報や個別の判断は、お住まいの地域包括支援センター・ケアマネジャー・主治医にご確認ください。最終更新:2026年5月

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