母の入浴がラクになった|シャワーチェアを試した結果

image 8 入浴・清潔

浴室の転倒リスクを訪問看護師に指摘されたのは去年の冬だった

母の左半身麻痺が進んで、浴室での立ち座りが危なくなってきていた。

訪問看護師が来た時に「床がタイル張りで冷たいと、足の力がさらに入りづらいです。シャワーチェアは高さ調節できるものに替えましたか?」と聞かれた。

その時使っていたのは、介護が始まったばかりの頃にホームセンターで買った固定式の風呂イス。座面が低くて、立ち上がる時に母が必ず壁を掴む状態になっていた。

わたし自身も母を支えるために中腰になるから、腰が痛かった。

シャワーチェアは介護保険の対象外なので、自費で買い直すことにした。

📖 この記事でわかること

  • 立ち上がりやすいシャワーチェアに替えたら、母が壁を掴まなくても立てるようになった

  • 高さ調節ができると、浴槽の縁に合わせて使えるから介助もラクになる

  • 介護保険の対象外なので全額自費。3,000円台から買える

シャワーチェアを買い直したきっかけ

シャワーチェアの写真

訪問看護師から指摘された後、ケアマネジャーに相談した。

「シャワーチェアは入浴補助用具に入りますか?」と聞いたら、「買取型の特定福祉用具販売の対象にはなりますが、年度内10万円の枠を使い切ってしまうと他の用具が買えなくなります。シャワーチェアは比較的安価なので、自費購入のほうが柔軟に選べますよ」と言われた。

なるほど、と思った。介護保険を使わなくても数千円で買えるなら、自分で選んで試したほうが早い。

ネットで「立ち上がりやすい シャワーチェア」で検索した。

候補はいくつか出てきたけど、最終的に選んだのは立ち上がりやすいシャワーチェア。理由は2つあって、ひとつは高さ調節が4段階で細かく変えられること。もうひとつは、座面にクッションマットが付いていて「冷たくない」と説明にあったこと。

基本情報

  • 価格:¥3,444(2026年5月10日時点)

  • 高さ調節:40.5cm〜53cm(4段階)

  • 耐荷重:130kg

  • 重量:1.9kg

  • 介護保険:対象外(自費購入)

届いて組み立てた時のこと

注文して3日で届いた。

箱から出すと、脚と座面が分かれた状態で入っていた。組み立ては、脚をカチッとはめ込むだけ。ドライバーも何もいらない。

座面を触ってみたら、確かに少しだけやわらかい。硬いプラスチックじゃなくて、ゴムっぽいクッションマットが敷いてある。

高さ調節はボタンを押してスライドさせる方式。最初は硬くて動かしづらかったけど、2回くらい上げ下げしたら慣れた。

母の身長に合わせて、真ん中の高さ(約47cm)に設定した。

実際に使ってみた感想

浴室に置いて、最初に母に座ってもらった。

「あ、ちょっと高い」と言われた。

それまで使っていた固定式の風呂イスが35cmくらいだったから、10cm以上高くなった。でも、その高さのおかげで立ち上がる時に母が自分の足の力だけで立てた。

壁を掴まなくてよくなった。

わたしも介助が楽になった。母を支える時に中腰にならなくていいから、腰への負担が減った。

座面のクッションマットは「冷たくない」と母が言っていた。冬場の浴室は床も壁もタイルで冷えるから、座面だけでも温度が違うと座りやすいらしい。

よかった点:

  • 高さ調節が細かくできるので、本人の身長や浴槽の高さに合わせられる

  • 両サイドに取っ手が付いていて、立ち上がる時に掴めるから安定する

  • クッションマット付きで座り心地が硬すぎない

  • 軽いので、使わない時は浴室の隅に寄せておける

気になった点:

  • 最初の1週間は、座面の高さに慣れるまで母が「怖い」と言っていた

  • 脚のゴムキャップがタイル床で少し滑ることがあったので、浴室マットを敷き直した

3週間使ってみて気づいたこと

母が自分で立ち上がれるようになったのが一番大きかった。

それまでは、わたしが毎回浴室まで行って母の腕を支えていた。今はシャワーチェアに座ってから「立つよ」と声をかけると、母が取っ手を掴んで自分で立つ。

自分でできることが増えると、本人の気持ちも少し前向きになるみたい。

ケアマネジャーに報告したら「本人ができることを奪わない、というのが大事ですからね」と言われた。

介護保険を使わなかったから、母の状態が変わった時にまた別の用具を買い足す余裕も残っている。

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《2年後の自分への備忘録》

  • 高さ調節ができるシャワーチェアは、本人の身長と浴槽の高さに合わせて選ぶと失敗しない

  • 介護保険の対象外でも、3,000円台から買えるから自費購入のほうが選択肢が広い

  • 本人が自分で立ち上がれる高さに設定すると、介助する側の腰への負担も減る

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同じ状況の人へ

シャワーチェアは介護保険の対象外なので、自費で買うことになる。でも、価格帯は3,000円〜1万円くらいで、レンタルする必要がないから気軽に試せる。

もし浴室での立ち座りが不安定になってきたら、高さ調節ができるタイプを選ぶといい。本人の身長に合わせて座面の高さを変えられるから、立ち上がる時の足の力が活かせる。

ケアマネジャーに「シャワーチェアを替えたい」と相談すると、他の入浴補助用具(浴槽手すりや浴槽台など)も含めて一緒に考えてもらえる。

浴室は転倒リスクが高い場所だから、ひとつずつ道具を試して安全性を上げていくのが大事だと思う。

❓ よくある質問

シャワーチェアは介護保険でレンタルできますか?

シャワーチェアは「特定福祉用具販売」の対象なので、購入扱いで介護保険の補助を受けられます。ただし年度内10万円の枠を使うため、他の用具(ポータブルトイレ等)を優先したい場合は自費購入のほうが柔軟です。ケアマネジャーに相談して判断するといいです。

高さ調節ができるシャワーチェアと固定式のどちらがいいですか?

本人の身長や浴槽の高さに合わせたいなら、高さ調節ができるタイプがおすすめです。わたしの場合、固定式の風呂イスでは座面が低すぎて母が立ち上がれませんでした。調節できるタイプに替えたら、母が自分で立てるようになりました。

シャワーチェアは何円くらいから買えますか?

3,000円台から買えます。高さ調節機能や背もたれ付きのタイプだと5,000円〜1万円くらいになります。介護保険を使わなくても、ネットで比較的安く買えるので自費購入でも負担は少ないです。

浴室の床が滑りやすい場合、どうすればいいですか?

シャワーチェアの脚にゴムキャップが付いているタイプを選ぶと滑りにくくなります。それでも滑る場合は、浴室マットを敷き直すか、滑り止めシートを併用するといいです。わたしも最初は少し滑ったので、マットの位置を調整しました。

まとめ|浴室の安全性を上げる小さな一歩

今回のシャワーチェア買い直しで気づいたことを、次の自分が楽できるように残しておく。

  • 高さ調節ができるシャワーチェアは、本人の身長と浴槽の高さに合わせて選ぶと失敗しない

  • 介護保険の対象外でも、3,000円台から買えるから自費購入のほうが選択肢が広い

  • 本人が自分で立ち上がれる高さに設定すると、介助する側の腰への負担も減る

  • 浴室は転倒リスクが高い場所だから、ケアマネジャーに相談して他の入浴補助用具も一緒に考えてもらうといい

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