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母が「散歩に行きたい」と言ったのは春だった

要介護状態になって2年半。
母は脳梗塞の後遺症で左半身に軽い麻痺があるけど、足は自分で動かせる。
認知面もしっかりしている。
「近所を歩きたい」と言われたのは3月の終わり。
それまで外出は病院と介護タクシーだけだった。
ケアマネさんに相談すると「自分で歩ける力が残ってるなら、補助があると安心ですね」と言われた。
そこで初めて、シルバーカーというものを真面目に探すことになった。
自立歩行できる親の外出をサポートするなら、シルバーカーの選び方が意外と大事
📖 この記事でわかること
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シルバーカーは介護保険の対象外。自費購入になる
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自立歩行できる人向けの買い物カートと、体重を支える歩行器は別物
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軽さと安定感のバランスが実際に使うときの満足度を左右する
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折りたたみやすさ、座面の高さは実物で確認したほうがいい
最初に迷ったのは「シルバーカー」と「歩行器」の違い
ネットで調べると、似たような商品が山ほど出てくる。
シルバーカー、歩行器、歩行車。
名前も機能も似てるのに、値段が全然違う。
ケアマネさんに聞くと「お母さんが自分で歩ける力があるなら、シルバーカーで大丈夫」と言われた。
ただし条件がある。
シルバーカーは介護保険の対象外なので、買うなら自費になる。
一方、体重を支えながら歩く必要がある人なら、歩行器(介護保険レンタル対象)を検討した方がいいということだった。
母の場合は「自分で歩けるけど、バランスを取るのに補助があると安心」という状態。
だからシルバーカーが合ってた。
《2年後の自分への備忘録》
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シルバーカーは自立歩行できる人向けの買い物カート
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介護保険の対象外なので自費購入
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体重を預けて歩く必要がある人は歩行器(保険レンタル対象)を検討すべき
「安いのでいいや」は失敗のもと
シルバーカーの価格帯は1万円前後から2万円超まで。
最初は「安いのでいいや」と思って、楽天で評価の高い安いやつを探してた。
でも口コミを読むと、同じシルバーカーでも使い心地が全然違うことに気づいた。
「軽いけどすぐ壊れた」「重いけど安定感がある」「折りたたみが面倒」「座面が低くて立ち上がりにくい」。
母の場合は、毎日使うわけじゃなく、週に2〜3回の散歩用。
だから「軽さ」と「安定感」「折りたたみやすさ」のバランスが大事だと思った。
《2年後の自分への備忘録》
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最安値で選ぶと後悔しやすい
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実際に使う場面を想像して選ぶ
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週に何回使うか、どこに保管するかで必要な機能が変わる
島製作所マーチSとリズムRWCで迷った
候補に上がったのは、島製作所の2つのモデル。
マーチSとリズムRWC。
マーチSは評価が高くて、価格も手頃。
重量は7.5kg。
座面の高さが43cm。
ハンドル高さは82〜91cm(無段階調整)。
リズムRWCはマーチSより軽い。
重量は4.4kg。
座面の高さが48cm。
ハンドル高さは84〜91.5cm。
紙で比較表を作ってみた。
でも数字だけじゃ、実際の使い心地は分からない。
《2年後の自分への備忘録》
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同じメーカーでも重量・座面高さ・ハンドル高さが異なる
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母の身長と体力で必要な高さが変わる
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実物を見ないと判断できない
実物を見に福祉用具店へ
ケアマネさんが福祉用具専門相談員を紹介してくれた。
自宅から車で15分くらいの福祉用具店。
そこで初めて、マーチSとリズムRWCを並べて見た。
触ってみた。
マーチSは確かに安定感がある。
座面が低めなので、立ち上がるときに少し力が必要。
でも母が座ってみると「ちょうどいい高さ」と言った。
リズムRWCは軽い。
本当に軽い。
4.4kgって、実際に持ってみると驚く。
座面が高めなので、立ち上がりやすい。
ただ、軽い分、安定感はマーチSより劣る感じがした。
シルバーカー マーチS 島製作所
基本情報|マーチS
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価格:¥11,500(2026-05-31時点)
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重量:7.5kg
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座面高さ:43cm
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ハンドル高さ:82〜91cm(無段階調整)
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最大使用者体重:100kg
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素材:スチール(粉体塗装)、タイヤはEVA
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介護保険:対象外(自費購入)
福祉用具専門相談員は「マーチSの方が安定感があるので、週に何回か使う程度なら、こちらの方が安心ですね」と言った。
リズムRWCは「毎日持ち運ぶなら軽さが活躍する」と。
母の場合は週2〜3回の散歩だから、マーチSが合ってると判断した。
《2年後の自分への備忘録》
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実物を見て試すことが最優先
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福祉用具専門相談員のアドバイスは無料で受けられる(ケアマネから紹介してもらう)
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軽さと安定感のバランスを、使う頻度で判断する
買ってから2週間
マーチSを買った。
¥11,500。
楽天で注文して3日で届いた。
最初に驚いたのは、母が「これなら散歩に行きたい」と言ったこと。
それまで「外に出るのは大変」という雰囲気だったのに。
折りたたんで玄関に置いてある。
週に2回くらい、一緒に近所を歩く。
200メートルくらいの散歩。
母は手すりを握るように押して歩く。
バランスを取るのに使ってる。
時々座ってちょっと休む。
その時の座面の高さが、立ち上がるのに「ちょうどいい」らしい。
シルバーカー リズムRWC 島製作所
基本情報|リズムRWC
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価格:¥15,990(2026-05-31時点)
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重量:4.4kg
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座面高さ:48cm
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ハンドル高さ:84〜91.5cm(無段階調整)
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最大使用者体重:80kg
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カゴ乗せ機能あり
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素材:アルミパイプ(粉末塗装)
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介護保険:対象外(自費購入)
折りたたみは簡単。
玄関のコーナーに立てかけておける。
重さも、わたしが持ち運ぶのに支障はない。
よかった点:
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母が自分で外に出る気になった
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座面の高さが立ち上がりやすい
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折りたたみが簡単で、玄関に置きやすい
気になった点:
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正直なところ、まだ2週間なので、耐久性は分からない
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カゴを乗せてないので、買い物機能は使ってない
《2年後の自分への備忘録》
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本人が「使いたい」と思える道具が一番効く
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座面の高さは立ち上がりやすさに直結する
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週に何回使うかで、耐久性の心配度が変わる
同じカテゴリでも選び方は人それぞれ
シルバーカーを選ぶときに気づいたのは、「正解」がないということ。
軽さを優先する人もいれば、安定感を優先する人もいる。
買い物カゴを乗せたい人もいれば、散歩用だけの人もいる。
うちの母は「自分で歩きたい、でもちょっと補助がほしい」という状態。
だからマーチSで満足してる。
もし母が「毎日買い物に行きたい」という状況なら、軽くてカゴが乗せられるリズムRWCを選んでたかもしれない。
大事なのは、本人と介護者の「使う場面」を想像することだと思う。
《2年後の自分への備忘録》
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シルバーカーの選択肢は多い
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「本人が何をしたいのか」で必要な機能が変わる
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安いだけで選ぶと、後で「これじゃない」になりやすい
もし体重を支える必要が出たら
ただし、ここで重要な注意。
もし母が「シルバーカーに寄りかかって歩かないと難しい」という状態になったら、シルバーカーは使えなくなる。
その場合は、介護保険でレンタルできる歩行器を検討する必要がある。
今は母が「補助があると安心」という段階だから、シルバーカーで大丈夫。
でも介護は状態が変わることもある。
その時は、またケアマネさんに相談しよう。
《2年後の自分への備忘録》
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シルバーカーは「補助」の道具
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体重を支える必要が出たら、歩行器(保険対象)への切り替えを検討する
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状態の変化に気づいたら、ケアマネに相談する
今のところ、散歩が続いてる
買ってから2週間。
母は週に2回、マーチSを持って散歩に行ってる。
「外に出るのがいい」と言ってる。
脳梗塞の後遺症で、外出が怖かったんだと思う。
でも「これがあれば大丈夫」と思えたのか、自分から「散歩に行きたい」と言うようになった。
介護用品って、本人の気持ちを変えることもあるんだな。
そう思った。
まとめ|シルバーカーは「補助」の道具
シルバーカーは自立歩行できる親の外出をサポートする手押し車。介護保険の対象外なので自費購入になるけど、本人が「外に出たい」という気持ちになれば、その価値は十分ある。
選ぶときのポイント:
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自立歩行できるか、体重を支える必要があるかで、シルバーカーか歩行器かが決まる
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軽さと安定感のバランスを、使う頻度で判断する
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座面の高さは立ち上がりやすさに大きく影響する
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実物を見て、福祉用具専門相談員のアドバイスを受けるのが失敗を減らせる
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状態が変わったら、ケアマネに相談して道具の見直しをする
ほたる 在宅介護ブロガー(40代・経理職) 母の在宅介護3年目。介護の専門資格は持っていません。わたしと家族が使ってきた道具のリアルな感想を書きます。道具選びで迷う同世代に向けて。 X @hotaru_kaigo
※この記事は2026年4月時点の情報です。介護保険制度は改正されることがあるため、最新の適用条件はお住まいの自治体の介護保険窓口や担当のケアマネジャーにご確認ください。
※介護保険制度の全体像は厚生労働省 介護保険制度の概要(mhlw.go.jp)でご確認いただけます。各自治体の運用は地域差があるので、お住まいの地域の窓口にも相談してみてください。



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