母の食事が変わった|介護食作りを時短できる調理家電3つを試した

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母の食事の形が変わった|飲み込みやすくするために

母の飲み込む力が落ちてきたのは、脳梗塞から2年半が経った頃だった。

訪問看護師が「むせやすくなってますね」と指摘した。その直後、ケアマネジャーが栄養士さんを紹介してくれた。

「ペースト状に近い形が飲み込みやすくなります」と言われた。

つまり、普通の食事をそのまま出すのではなく、野菜や肉をつぶしたり、ペースト状に混ぜたりする必要が出てきたということだった。

最初は包丁で細かく刻んで、スプーンでつぶしていた。でも毎日それをやるのは時間がかかる。仕事から帰ってきて、母の食事を作って、その後に細かく刻んで…という流れが続くと、さすがに疲れた。

「調理家電を使ってみたら」とケアマネさんが言ってくれたのは、そんなタイミングだった。

介護食作りは「時短」がなければ続かない

📖 この記事でわかること

  • ハンドブレンダーは毎日の少量調理に便利。1台あると朝食や簡単なおかずがすぐ作れる

  • 自動調理ポット(スープメーカー)は「ほったらかし調理」で夜間の時間を作ってくれる

  • コードレスフードプロセッサーは下ごしらえの時短に最適。氷も砕けるから応用範囲が広い


ハンドブレンダーを試してみた|毎日使う道具

最初に買ったのはハンドブレンダーだった。

BRUNOの「マルチスティックブレンダー2」という商品。楽天の売上ランキングで上位にあって、レビュー件数が26000件以上、評価も4.58点と高かった。

価格は7700円。正直、「調理家電にこんなに出すのか」と思った。でも、毎日使うなら元は取れるだろうと判断した。

届いた時の第一印象は「小さい」だった。でも、そのコンパクトさが後々、すごく助かることになる。

使い方は簡単だ。コップに野菜を入れて、スティック状のブレンダーを差し込んでボタンを押すだけ。3種類のアタッチメント(ブレンダー・ホイッパー・チョッパー)が付いているから、つぶす・混ぜる・刻むが全部できる。

母の朝食用に、バナナとヨーグルトを混ぜるのに使った。バナナはもともと柔らかいけど、ブレンダーにかけるとペースト状になる。ヨーグルトと混ぜると、飲み込みやすい固さになった。

BRUNO マルチスティックブレンダー2 BOE140

BRUNO マルチスティックブレンダー2 BOE140

使ってみて気づいたのは、「毎日少量ずつ作る」という使い方に向いているということ。

付属のカップは600mlだから、朝食用の少量調理なら十分。洗い物も少ない。包丁とまな板を出さなくていいから、準備と片付けの時間が圧倒的に短い。

3ヶ月使った今、このブレンダーがないと朝食を作るのが考えられない状態になっている。

《2年後の自分への備忘録》

  • 毎日少量を作るなら、この大きさで十分

  • 洗い物が少ないのが続く秘訣

  • 電源コードが1.5mあるから、キッチンのどこからでも使える


大量調理が必要な時は自動調理ポットを買った

ハンドブレンダーで毎日の朝食は何とかなった。

でも、夜間の介護食作りはまた別の問題だった。

母は夜間に何度も目が覚める。その時に「何か食べたい」と言うことが増えていた。訪問看護師に相談したら、「夜間用に作り置きのスープを用意しておくといいですよ」と言われた。

スープなら飲み込みやすいし、栄養も取れる。でも、毎晩スープを作るのは現実的ではない。

そこで見つけたのが、レコルトの「自動調理ポット RSY-2」だった。

楽天の売上ランキング1位で、レビューが7570件、評価4.71点。価格は13200円。

「自動調理」というのが引っかかった。本当に「ほったらかし」で作れるのか。

説明を読むと、野菜と水を入れてボタンを押すと、40分で自動的にスープを作ってくれるらしい。5つのモード(豆乳・スープ&ペースト・スープ&おかゆ・ジュース・保温)が付いている。

試しに買ってみることにした。

実際に使ってみると、本当に「ほったらかし」だった。

夜間、母が寝た後に、にんじんと玉ねぎと水を入れてスープモードを押す。40分後には、なめらかなポタージュができている。

それを小分けにして冷蔵庫に入れておく。母が夜中に目が覚めた時に温め直して出すだけ。

これが本当に楽になった。

ただ、容量が600mlなので、2〜4人分程度。母ひとり用としては十分だけど、複数人の介護食を作る場合は物足りないかもしれない。

あと、内部がセラミックコーティングされているから、焦げ付きにくいというのが地味に嬉しい。毎日使うものだから、お手入れが簡単なのは重要だ。

《2年後の自分への備忘録》

  • 「ほったらかし調理」で時間が作られる

  • 夜間の母の「何か食べたい」に対応できるようになった

  • 容量600mlは少量多食向き。大量調理には向かない


下ごしらえの時短に|コードレスフードプロセッサー

ハンドブレンダーと自動調理ポットで、朝食と夜間の食事は何とかなった。

でも、昼食の準備はまだ手作業が多かった。

母に出す昼食は、母が好きだった「野菜たっぷりの煮込み」を、細かく刻んだ形で出している。でも、野菜を細かく刻むのに時間がかかる。

包丁を使うと、キャベツ・にんじん・大根を全部刻むのに15分以上かかる。

「もっと速く刻める道具がないか」と思っていた時に、レコルトの「コードレスカプセルカッター ボンヌ RCP-7」を見つけた。

楽天ランキング1位で、レビュー4838件、評価4.71点。価格は9900円。

コードレス(充電式)というのが新しい。電源コードを引っ張らなくていいから、キッチンの好きな場所で使える。

レコルトコードレスカプセルカッター ボンヌ RCP-7

レコルトコードレスカプセルカッター ボンヌ RCP-7

このフードプロセッサーは、ハンドブレンダーと自動調理ポットとは別の役割を果たしている。

「刻む・おろす・つぶす・練る・泡立てる・砕く」の6機能が付いている。

特に「刻む」機能が優秀だ。キャベツを入れてボタンを押すと、3秒で細かく刻まれる。包丁で15分かかる作業が、3秒で終わる。

カップがガラス製なのも気に入っている。プラスチックだと、にんじんの色が残ったり、にんにくの匂いが染み込んだりするけど、ガラスなら色も匂いも残りにくい。

コードレスなので、充電が必要だけど、満充電で刻む作業なら9回分くらい使える。朝と夜に1回ずつ使っても、数日は大丈夫だ。

ただ、注意点がある。

このフードプロセッサーは介護保険の対象外だ。自費購入になる。

ハンドブレンダーも自動調理ポットも、同じく介護保険の対象外。これらは「調理家電」であって、「介護用具」ではないからだ。

もし、介護食作りの道具を介護保険で揃えたいなら、ケアマネジャーに相談する方がいい。場合によっては、福祉用具貸与の対象になる商品もあるかもしれない。

《2年後の自分への備忘録》

  • 下ごしらえが3秒で終わる。時短効果は絶大

  • ガラス製だから、色や匂いが残らない

  • コードレスだから、キッチンのどこでも使える

  • 介護保険の対象外。自費購入になる


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3つの道具を組み合わせてみて

3ヶ月使ってみて、気づいたことがある。

この3つの道具は、それぞれ役割が違う。

ハンドブレンダーは「毎日少量」。自動調理ポットは「大量作り置き」。フードプロセッサーは「下ごしらえの時短」。

全部を一度に買う必要はないと思う。

自分の生活パターンに合わせて、必要なものから揃えていくのがいいと思う。

朝食作りに困っているならハンドブレンダーから。夜間の食事対応に困っているなら自動調理ポットから。

下ごしらえの時間が負担なら、フードプロセッサーを検討する。

介護食作りは「続く」ことが大事だ。続くためには、時短できる道具がいる。

派手さはないけど、地味に生活を楽にしてくれる3つの道具。

今のところ、買って後悔していない。

《2年後の自分への備忘録》

  • 3つの道具は役割が異なる。必要なものから揃える

  • 介護食作りは「時短」が続く秘訣

  • 調理家電は介護保険の対象外。ケアマネに相談してから購入を検討する


まとめ|介護食作りは「道具」で時短できる

母の飲み込みが悪くなって、食事の形を変える必要が出た時、調理家電に助けられた。

毎日の朝食作りはハンドブレンダーで。夜間の作り置きスープは自動調理ポットで。下ごしらえはコードレスフードプロセッサーで。

それぞれが違う役割を果たしているから、組み合わせて使うことで、介護食作りの負担が大きく減った。

調理家電は介護保険の対象外なので、自費購入になる。でも、毎日の時間を作ることを考えると、決して高い買い物ではないと思う。

同じように介護食作りで困っている人がいたら、こういう道具もあるんだということを知ってもらいたい。

完璧な介護食を毎日手作りするのは、仕事をしながらだと無理だ。

道具に頼って、続けられる形を作ることが大事だ。

ほたる @hotaru_kaigo

在宅介護ブロガー(40代・経理職)

母の在宅介護3年目。介護の専門資格は持っていません。わたしと家族が使ってきた道具のリアルな感想を書きます。道具選びで迷う同世代に向けて。

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ほたる @hotaru_kaigo

在宅介護3年目の40代。母の介護で試してきた道具の本音を淡々と書いています。ひとりで抱え込まないでください。

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※この記事は2026年4月時点の情報です。介護保険制度は改正されることがあるため、最新の適用条件はお住まいの自治体の介護保険窓口や担当のケアマネジャーにご確認ください。

※介護保険制度の全体像は厚生労働省 介護保険制度の概要(mhlw.go.jp)でご確認いただけます。各自治体の運用は地域差があるので、お住まいの地域の窓口にも相談してみてください。

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