とろみ剤で飲み込みをサポートした話|むせるリスクを減らすまで

image 19 食事・嚥下

訪問看護師が「水でむせやすくなってる」と指摘した日

母が普通のお茶を飲んでいる時、むせる頻度が増えた。

わたしも「最近よく咳き込むなあ」とは思っていた。でも「一時的なもの」だと思っていた。

訪問看護師が来た時、コップを持つ手元を見ていて、「飲み込む力が少し落ちてますね」と言われた。

その日、わたしは初めて「とろみ剤」という存在を知った。

液体に混ぜるだけで、とろみをつけて飲み込みやすくする粉

在宅介護でとろみ剤を使い始めた時の迷いと、2つ試してみた結果を残しておく。

📖 この記事でわかること

  • とろみ剤は液体をゆっくり喉を通すことでむせリスクを下げる

  • スティック型と詰め替え型で使い分けると楽

  • 混ぜすぎ・放置するとダマや固まりになる

  • 介護保険の対象外なので自費購入

とろみ剤を買ったきっかけ

手づかみで伸びるお餅を食べようとする爺さんの食事風景

訪問看護師が「とろみをつけると誤嚥しにくくなる」と説明してくれた。

普通の水やお茶は喉を通る速度が速すぎて、飲み込む反射が追いつかないらしい。

とろみがあると、液体がゆっくり喉を流れるから、飲み込みやすくなる。むせたり、気管に入るリスクが減る。

わたしは「お茶にとろみ?」と最初はイメージができなかった。

でも訪問看護師が「味は変わらないし、スーパーには売ってないから通販で」と具体的に教えてくれた。

介護保険の対象外なので、全額自費になる。

最初は [ニュートリー ソフティアS スティック](https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/g00szi5m.xq0gu7f3.g00szi5m.xq0gvdf1/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Falllife%2Fa19570%2F&m=http%3A%2F%2Fm.rakuten.co.jp%2Falllife%2Fi%2F10000006%2F&rafcid=wsc_i_is_2810b655-62c2-4b7a-b44a-8facb681b212) の小包タイプを買った。

基本情報

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  • 内容量:3g × 50包(1包で約100ml分)

  • 介護保険:対象外(全額自費)

  • レビュー:67件、平均4.93(楽天市場)

使ってみて気づいたこと

届いたのは小さなスティックが50本入った箱だった。

1包3gで、コップ1杯(100ml)のお茶に混ぜると、ちょうどいいとろみがつく。

混ぜ方にコツがあった。

とろみ剤を振り入れてから、すぐかき混ぜる。10秒くらいでとろみがつく。

ここで失敗したのが、「待てばもっと溶ける」と思って放置したこと。

2分くらい置いたら、底に固まりができた。母が飲んだ時に「なんか硬いの残ってる」と言われた。

訪問看護師に聞いたら、「混ぜてすぐ飲ませないと、どんどん固まる」と言われた。時間との勝負だった。

よかった点:

  • 味がほとんど変わらない(母も「お茶の味がする」と言った)

  • ダマになりにくい(しっかり混ぜれば)

  • スティック型で量が測りやすい

気になった点:

  • 放置すると固まる

  • 1包使い切りなので、半分だけ使うのが難しい(少量の水に使いたい時に困る)

スティック型は外出先やデイサービスに持っていくには便利だけど、家で毎日使うにはコスパが悪い。

【軽減税率】 【とろみ剤】 ニュートリー ソフティアS スティック3g×50包 液体に混ぜるだけのとろみ剤

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《2年後の自分への備忘録》

  • とろみ剤は混ぜてすぐ飲ませる(放置すると固まる)

  • スティック型は量が測りやすいが、毎日使うとコスパが悪い

  • 味はほぼ変わらない

詰め替え用のボトルに切り替えた

スティックを2週間ほど使って、「これ、毎食使うと1箱がすぐなくなるな」と思った。

1日3回使うと、50包は約17日で終わる。月に2箱必要になる。

ケアマネに相談したら、「家で使うなら大容量の方が安い」と教えてもらった。

それで買い足したのが [ソフティアS イノボックス本体 500g](https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/g00szi5m.xq0gu7f3.g00szi5m.xq0gvdf1/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Falllife%2Fa19573%2F&m=http%3A%2F%2Fm.rakuten.co.jp%2Falllife%2Fi%2F10000007%2F&rafcid=wsc_i_is_2810b655-62c2-4b7a-b44a-8facb681b212) だった。

基本情報

  • 価格:¥1,340(2026-06-19時点)

  • 内容量:500g(約167食分)

  • 介護保険:対象外(全額自費)

  • レビュー:175件、平均4.86(楽天市場)

大容量だから、スプーンで計量する必要がある。

最初はスプーン付きのセットを買おうと思ったけど、結局「本体のみ」を買って、家にあるティースプーン(5ml)で代用した。

お茶100mlに対して、ティースプーンすり切り1杯(約3g)を入れる。

スティックと同じ成分だから、とろみの付き具合も変わらない。

よかった点:

  • コスパがいい(スティック50包と比べて2倍以上持つ)

  • 好きな量で調整できる(少量にも多量にも対応)

  • 保存が楽(キッチンにそのまま置いておける)

気になった点:

  • 計量スプーンがないと測りにくい(本体のみだと別途用意が必要)

  • フタをしっかり閉めないと湿気る

家で使うなら詰め替え用、外出先ならスティック、という使い分けに落ち着いた。

【軽減税率】 【とろみ剤】 ニュートリー ソフティアS イノボックス本体 500g 液体に混ぜるだけのとろみ剤

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《2年後の自分への備忘録》

  • 家で使うなら大容量(500g)がコスパいい

  • 計量スプーンがあれば量を調整しやすい

  • スティックと併用すると外出時も安心

とろみの強さを間違えた話

嚥下の写真

使い始めて1ヶ月ほど経った頃、「もっととろみを強くした方が安全かも」と思って、粉を多めに入れたことがある。

普段はティースプーン1杯なのに、2杯入れた。

そうしたら、お茶がドロドロになった。

母が飲もうとして、「これ、重い」と言った。

確かに重たそうだった。飲み込みやすくするためのとろみなのに、逆に飲みにくそうだった。

訪問看護師に聞いたら、「とろみが強すぎると、逆に喉に残って不快になる」と言われた。

適度なとろみが大事らしい。

それからは、粉の量をきちんと測るようになった。

《2年後の自分への備忘録》

  • とろみは強すぎても逆効果

  • 粉の量は適量を守る(お茶100mlに3g程度)

  • 母の反応を見ながら調整する

もう一つ試した「とろみエール」

嚥下の写真

ソフティアSを使っている時、ケアマネから「アサヒの方も評判いいよ」と聞いた。

それが [とろみエール 200g×6袋](https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/g00szi5m.xq0gu7f3.g00szi5m.xq0gvdf1/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Falllife%2Fa16502-set%2F&m=http%3A%2F%2Fm.rakuten.co.jp%2Falllife%2Fi%2F10000661%2F&rafcid=wsc_i_is_2810b655-62c2-4b7a-b44a-8facb681b212) だった。

アサヒグループ食品の製品で、レビューも良かった。

基本情報

  • 価格:¥5,280(2026-06-19時点)

  • 内容量:200g × 6袋(計1,200g)

  • 介護保険:対象外(全額自費)

  • レビュー:43件、平均4.88(楽天市場)

使ってみて、ソフティアSとの違いはほとんど感じなかった。

どちらも溶けやすくて、ダマになりにくい。

ただ、とろみエールは袋が小分けになっているので、保存しやすかった。

1袋200gだから、開封してから2週間くらいで使い切れる。

ソフティアSの500gだと、1ヶ月くらい開けっ放しになるので、湿気が気になることがあった。

よかった点:

  • 小分けで保存しやすい

  • 溶けやすさはソフティアSと同等

  • 透明感のあるとろみ(食品本来の風味を損なわない)

気になった点:

  • セット売りなので初期費用が高い(5,000円超)

  • 単品での購入ができない

うちでは、ソフティアSと併用する形で使っている。

【軽減税率】 【とろみ剤】アサヒグループ食品 とろみエール 200gx6袋 すばやく溶ける ユニバーサルデザインフード

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《2年後の自分への備忘録》

  • とろみエールは小分けで保存しやすい

  • ソフティアSと性能はほぼ同じ

  • 初期費用は高いが、長期で見ればコスパいい

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3ヶ月使ってみて気づいたこと

とろみ剤を使い始めて3ヶ月が経った。

母のむせる回数は明らかに減った。

訪問看護師も「順調ですね」と言ってくれた。

とろみ剤は介護保険の対象外だから、毎月の出費にはなる。

でも、むせて肺炎になるリスクを考えると、使わない選択肢はないと思った。

今は、家ではソフティアS(500g)を使って、デイサービスにはスティックを持たせている。

とろみエールは、ソフティアSが切れた時の予備として置いてある。

使い始めた頃は「とろみってこんなに大事なのか」とピンと来なかった。

でも、母が安心して水分を摂れるようになったのを見ると、早めに始めてよかったと思う。

ケアマネや訪問看護師に相談すれば、どのとろみ剤が合うか教えてもらえる。

迷ったら、まずは小包のスティック型から試すのがおすすめ。

❓ よくある質問

とろみ剤は介護保険でレンタルや購入の補助が受けられますか?

とろみ剤は介護保険の対象外なので、全額自費購入になります。ただし、医師の指示で使う場合は医療費控除の対象になることがあるので、レシートは取っておくといいです。

とろみをつけたお茶は作り置きできますか?

作り置きはおすすめしません。とろみ剤は混ぜてから時間が経つと固まったり、とろみが強くなりすぎたりします。飲む直前に混ぜるのが基本です。

スティック型と大容量ボトル、どちらがいいですか?

外出先やデイサービスに持っていくならスティック型が便利です。家で毎日使うなら大容量(500g〜1kg)の方がコスパがいいです。併用している家庭も多いです。

とろみ剤を使うと味は変わりますか?

ソフティアSととろみエールは、どちらも味がほとんど変わりません。お茶や味噌汁の風味をそのまま残せるので、母も抵抗なく飲んでくれました。

まとめ|とろみ剤で安心して水分を摂れるようになった

とろみ剤を使い始めて、母のむせる回数が減った。

介護保険の対象外なので毎月の出費にはなるけど、むせて肺に入るリスクを減らせるなら必要な道具だと思う。

  • スティック型は外出先に便利

  • 大容量ボトルは家で使うとコスパがいい

  • 混ぜてすぐ飲ませる(放置すると固まる)

  • とろみの強さは適量を守る(強すぎても逆効果)

  • ケアマネや訪問看護師に相談すると選びやすい

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