折りたたみ車椅子の選び方|病院の貸出と自費購入で迷った記録

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通院のたびに病院で車椅子を借りていたけれど、限界が来た

母の脳梗塞から3年が経った。

最近、定期通院の頻度が上がってきた。月1回だったのが2週に1回になり、リハビリも入れると週1ペースになった。

病院では受付で車椅子を借りられる。わたしもこれまではそれで済ませていた。

でもこの3ヶ月で「毎回借りるのしんどい」と思うようになった。

この記事は、折りたたみ車椅子を自費で買った在宅介護3年目の判断を残しておくための記録。同じように「借りる?買う?」で迷っている人に向けて書く。

📖 この記事でわかること

  • 病院の貸出車椅子は重くて操作しづらいものが多い

  • 軽量アルミ製の折りたたみ車椅子なら10kg台で車載も楽

  • 介護保険レンタルと自費購入、それぞれのメリットがある

病院の貸出車椅子がしんくなってきた理由

最初の1年は月1回の通院だけだったから、病院の受付で車椅子を借りていた。

それで十分だった。

でも最近、通院の回数が増えた。リハビリが始まったのと、母の血圧が不安定になって通院頻度が上がったせい。

病院の貸出車椅子は重い。スチール製で15〜20kgくらいあるらしい。

診察室まで押すのはいい。問題は帰りの駐車場までの道のり。病院の廊下は長くて、母を乗せた車椅子を押すとわたしの肩が痛くなる。

それともう1つ。

貸出車椅子は受付に返さなきゃいけない。だから駐車場に停めた車まで母を歩かせるか、わたしが車を病院の玄関まで回さなきゃいけない。母は歩けるけど長距離は厳しい。かといってわたしが車を取りに行くあいだ、母をロビーで待たせるのも心配。

「これ、自分の車椅子があれば解決するんじゃないか」と思った。

《2年後の自分への備忘録》

  • 病院の貸出車椅子は重くて押すのがつらい

  • 貸出だと駐車場までの導線が複雑になる

ケアマネに相談したら「レンタルと購入の2択がある」と教えてもらった

公園のベンチで疲れた表情のお爺さんに声をかける介護士の女性
写真:PAKUTASO

ケアマネさんに相談した。

「車椅子がほしいんですけど、どうすればいいですか」と。

ケアマネさんは「介護保険でレンタルできますよ。月々の自己負担は数百円から千円くらい」と言った。

それは知っていた。でもわたしが迷っていたのは「母はまだ歩ける」という点。

家の中では歩行器を使っている。外出も短距離なら杖で歩ける。車椅子が必要なのは通院の時だけ。

「常時必要じゃないなら、レンタルだと月々の料金がもったいないかも」とわたしは思った。

ケアマネさんは「その場合は自費購入という選択もあります。折りたたみ式で軽いものなら1万円台から買えますし、車に積んでおけますよ」と教えてくれた。

なるほど。

わたしはレンタルと購入のどちらにするか、その場では決められなかった。

《2年後の自分への備忘録》

  • 介護保険レンタルは月々数百円から(要介護3なら利用可能)

  • 使用頻度が低いなら自費購入の方が総額が安くなる可能性

レンタルと購入で迷った2週間

ケアマネさんに相談してから、ネットで調べた。

介護保険のレンタルは月々500〜1000円の自己負担で、メンテナンス・修理も業者がやってくれる

でもわたしの母の場合、車椅子を使うのは月に4〜5回の通院とリハビリの時だけ。

年間で計算すると、レンタルだと6000〜12000円。2年で12000〜24000円になる。

一方、折りたたみ車椅子を自費で買うと1万5千円〜2万円台。

「2年使うなら買った方が安いかも」と思った。

それにもう1つ理由があった。

レンタルだと「他の人が使った車椅子」が届く。もちろん消毒はされているけど、わたしは母が気にするんじゃないかと心配だった。母は最近、潔癖な傾向が出てきている。認知症の症状の一つかもしれない。

最終的に「自費で買う」と決めた。

《2年後の自分への備忘録》

  • 使用頻度が低いなら総額で購入の方が安くなることがある

  • レンタルはメンテナンスが楽、購入は清潔感で安心

楽天で探して「軽量・アルミ製・自走介助兼用」に絞った

楽天で「折りたたみ車椅子 軽量」で検索した。

最初は種類が多すぎて混乱した。

1万円台のものもあれば、10万円を超える電動式もある。

わたしが絞り込んだ条件は以下の3つ。

  • 軽量:15kg以下。車に積むときに女性一人でも扱えるもの

  • アルミ製:錆びにくくて耐久性がある

  • 自走介助兼用:母が自分で車輪を回せるタイプ。介助者が押すこともできる

この条件で検索すると、1万5千円〜2万円台の商品がいくつか出てきた。

その中で、レビュー件数が多くて評価が4以上のものを3つ候補に選んだ。

項目 Aショップ車椅子 RAKU車椅子 電動車椅子
価格 約15,000円 約22,000円 25万円〜
重量 11.5kg 10.5kg 16〜26kg
介護保険 対象外(自費購入) 対象外(自費購入) レンタル可能
折りたたみ 可能 可能 可能(機種による)

最終的に「Aショップの軽量折りたたみ車椅子」を選んだ。

理由は価格と重量のバランス。11.5kgなら、わたしでも車のトランクに積める。

車椅子 軽量 折りたたみ アルミ 自走式車椅子 兼用 介助式車椅子

車椅子 軽量 折りたたみ アルミ 自走式車椅子 兼用 介助式車椅子

《2年後の自分への備忘録》

  • 軽量アルミ製は10〜12kg台が多い

  • 自走介助兼用なら本人も使える

  • レビュー件数50件以上なら一定の信頼性がある

届いてから最初の通院まで

高齢者の男性と公園散歩を楽しむ介護士の女性
写真:PAKUTASO

注文してから3日で届いた。

箱を開けた時、「これ、病院の車椅子より明らかに軽い」と思った。

組み立ては不要。折りたたまれた状態で届いたので、広げるだけ。

シートはメッシュ素材で通気性が良さそう。タイヤはノーパンクタイヤで、空気を入れる必要がない。

母に座ってもらった。

「座り心地はどう?」と聞いたら、「普通」と言った。

普通でいい。わたしが求めていたのは「軽くて使いやすい」だけ。

最初の通院で使った。

車のトランクに積む時、わたし一人で楽に持ち上げられた。これは大きい。

病院の駐車場から診察室まで押した。スムーズに動いた。病院の貸出車椅子より明らかに軽い。

帰りも同じ。駐車場まで押して、車椅子ごと母を車まで連れて行けた。

これで「駐車場と病院の玄関を往復する」手間がなくなった。

よかった点:

  • 軽くて押しやすい。病院の貸出車椅子との差は明らか

  • 折りたたみが簡単。慣れれば30秒でできる

  • 車のトランクに余裕で入る

気になった点:

  • シートが少し薄い。長時間座るとお尻が痛くなるかも

  • ブレーキの効きが甘い。坂道では注意が必要

《2年後の自分への備忘録》

  • 軽量車椅子は押す負担が大幅に減る

  • 車載の手間が減ると通院のストレスも減る

もう1台、電動車椅子も候補に入れたけれど見送った

車椅子を買った後、電動車椅子の存在を知った。

リチウムイオン電池で走行距離が15〜20kmあるものや、折りたたんでコンパクトになる電動車椅子もあるらしい。

値段は14万円〜26万円。

わたしも一瞬、「将来的に母が自分で歩けなくなったら電動がいいかも」と思った。

でもケアマネさんに相談したら、「電動車椅子は介護保険でレンタルできるので、必要になったらその時に借りた方がいいですよ」と言われた。

なるほど。

電動車椅子は高額だし、操作に慣れるのも時間がかかる。今の母にはまだ早い。

今回買った軽量車椅子で通院をカバーできているので、これで十分だと判断した。

RAKU 折りたたみ 車椅子 軽量 コンパクト アルミ製

RAKU 折りたたみ 車椅子 軽量 コンパクト アルミ製

《2年後の自分への備忘録》

  • 電動車椅子は高額だが介護保険でレンタル可能

  • 必要になってから借りる方が経済的

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3ヶ月使ってみた今の感想

買ってから3ヶ月が経った。

週1回の通院とリハビリで使っている。

母は「自分の車椅子がある」ことに安心している様子。病院の貸出車椅子は「誰が使ったかわからない」と言っていたから、これで良かったと思う。

わたしも通院の負担が減った。

病院の受付で車椅子を借りる手間がなくなったし、駐車場から診察室までの往復が楽になった。

気になっていたシートの薄さは、クッションを追加で買って解決した。100円ショップの座布団を乗せているだけだけど、これで母も「座り心地が良くなった」と言っている。

もし同じように「通院用の車椅子をどうするか」で迷っている人がいたら、以下を参考にしてほしい。

  • 使用頻度が週1回以下なら自費購入の方が総額で安くなる可能性がある

  • 軽量アルミ製なら女性一人でも車載できる

  • レンタルは月々数百円だがメンテナンスが楽。長期間使うなら検討する価値がある

  • 電動車椅子は必要になったら介護保険でレンタルすればいい

わたしの場合は「自費購入」が正解だった。

ケアマネさんに相談して、自分の状況に合った選択ができて良かった。

❓ よくある質問

折りたたみ車椅子は介護保険でレンタルできますか?

できます。要介護1以上であれば月々の自己負担は数百円から千円程度です。ただし使用頻度が低い場合は、自費購入の方が総額で安くなることもあります。ケアマネジャーに相談して判断するのがおすすめです。

軽量車椅子と普通の車椅子の違いは何ですか?

主に重量と素材です。軽量車椅子はアルミ製で10〜12kg台、普通の車椅子はスチール製で15〜20kg台が多いです。押す時の負担と車載の手間が大きく変わります。

自走式と介助式の違いは何ですか?

自走式は本人が車輪を回して進めるタイプ、介助式は介助者が押すだけのタイプです。自走介助兼用なら両方できるので、本人の状態に合わせて使い分けられます。

電動車椅子は介護保険でレンタルできますか?

できます。ただし要介護度によっては制限があるので、ケアマネジャーに確認する必要があります。高額なので自費購入より介護保険レンタルの方が現実的です。

まとめ|通院用の車椅子は使用頻度で判断する

今回の車椅子選びで気づいたことを、次の自分が楽できるように残しておく。

  • 病院の貸出車椅子は重くて毎回借りる手間もある

  • 軽量アルミ製の折りたたみ車椅子なら10kg台で車載も楽

  • 介護保険レンタルは月々数百円だがメンテナンスが楽

  • 使用頻度が低いなら自費購入の方が総額で安くなることがある

  • 電動車椅子は必要になったら介護保険でレンタルする

わたしの場合は週1回の通院だけだったので、自費購入で正解だった。次に車椅子を買い替える時も、同じ基準で判断すると思う。

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