母の介護ベッドを選び直した話|3モーターのデメリットと注意点

3 6 寝具・ベッド

ケアマネに「3モーターに変えませんか」と言われたのは冬だった

母の要介護が3になって半年が経っていた。

それまで2モーターベッド(背上げ+高さ調整)をレンタルで使っていた。ケアマネさんが「膝の動きが固まってきているから、脚上げが独立している3モーターのほうが楽かもしれない」と提案してきた。

3モーターは便利だけど、操作ミスで逆に母を苦しめることもある

この記事は、わたしが3モーターベッドを実際に使ってみて気づいたデメリット・注意点を残しておく。

📖 この記事でわかること

  • 3モーターは背上げ・膝上げ・高さが全部独立して動く

  • 操作ボタンが増えるので母もわたしも混乱した

  • レンタルで試せたから失敗しなかった

3モーターベッドに変えたきっかけ

冬になって母の膝の曲げ伸ばしが固くなってきた。

朝起きたときに膝が伸びきらず、そのままベッドで座り込むようになった。ケアマネが「膝を少し上げた姿勢で寝れば、朝の立ち上がりが楽になるかも」と言った。

2モーターだと背上げと同時に膝が曲がる仕組みなので、膝だけ独立して調整できない。それで3モーターへの変更を検討し始めた。

介護保険のレンタルなら月数百円(1割負担)で機種変更できる。購入だと10万円以上するから、レンタル制度にほんとに助けられた。

基本情報

  • 価格:購入だと¥163,400〜(楽天市場、2026-06-18時点)

  • 仕様:背上げ・膝上げ・高さ調整がそれぞれ独立モーター

  • 介護保険:レンタル対象(福祉用具貸与)

【実際に使ってみた感想】

初日からボタンの操作で混乱した。

リモコンのボタンが6個(背上げ/下げ、膝上げ/下げ、高さ上げ/下げ)になって、母が「どれを押せばいいかわからない」と言った。わたしも最初は慣れなくて、背を上げるつもりで膝を上げてしまい、母が「痛い痛い」と叫んだことがあった。

夜中にトイレに行きたくなったとき、母が自分でボタンを押して起き上がろうとした。真っ暗でボタンを間違えて、ベッドの高さだけが上がって背中が寝たまま。結局わたしが起きて操作し直した。

【よかった点・気になった点】

よかった点:

  • 膝を少し上げた状態で寝れるので、朝の立ち上がりが確かに楽になった

  • むくみが軽くなった(訪問看護師も「脚を上げると血流が戻りやすい」と言っていた)

気になった点:

  • ボタンが多すぎて母が混乱する

  • 夜中の暗がりでは誤操作のリスクが高い

  • 2モーターより月のレンタル料が少し高い(数百円の差だけど)

【同じ状況の人への一言】

3モーターは機能が増える分、操作も複雑になる。

母のように認知機能が少し落ちてきている人には、ボタンにシールで印をつけるとか、夜間は照明をつけっぱなしにするとか工夫が必要。ケアマネに相談すると、実際にレンタル業者が訪問して使い方を教えてくれる。

わたしは最初の1週間で3回も操作ミスをして、母に「もう自分で触らないで」と言われた。それから操作は全部わたしがやることにして、リモコンを母の手の届かない場所に置いた。

昇降式ベッド 3モーター シングル 昇降電動リクライニングベッド

昇降式ベッド 3モーター シングル 昇降電動リクライニングベッド

《2年後の自分への備忘録》

  • 3モーターは機能が増える分、操作が複雑

  • 認知機能が落ちてきた人には誤操作リスクあり

  • レンタルで試せるのが助かった

手すりも一緒に検討した話

住宅街の手すりに座り怪文書を掲げる赤い服の女性

ベッドを3モーターに変えるタイミングで、手すりの追加も検討した。

母が起き上がるときに何かにつかまりたがるようになっていた。最初は壁を手で押して起きていたけど、だんだん力が入らなくなって、わたしが手を引っ張ることが増えた。

ケアマネに相談すると「ベッド用の手すりがある」と教えてもらった。ベッドの横に差し込むタイプで、取り外しもできる。介護保険のレンタル対象にはならないけど、自費で1万円ちょっとなら買えそうだった。

ベッド用手すりを楽天で見つけた。スチール製で握りやすそうだった。

基本情報

  • 価格:¥11,800(楽天市場、2026-06-18時点)

  • サイズ:幅2×長75.5×高52cm

  • 仕様:3モーターベッド対応、差し込み部にキズ防止カバー付き

  • 介護保険:対象外(自費購入)

【実際に使ってみた感想】

設置は簡単だった。ベッドの横板に差し込むだけ。工具もいらない。

母が初めて手すりを使って起き上がったとき、「これ、すごく楽」と言った。それまでわたしが毎朝手を引っ張っていたのが、母ひとりで起きられるようになった。介助の負担が一気に減った。

ただし、寝返りのときに手すりに足が当たることがあった。母が夜中に「足が引っかかった」と言って起きた。それ以降、手すりを少し外側に傾けて設置し直した。

【よかった点・気になった点】

よかった点:

  • 母がひとりで起き上がれるようになった

  • わたしの介助負担が減った

  • 設置・取り外しが簡単

気になった点:

  • 寝返り時に足が当たることがある

  • ベッドの幅が狭くなる

【同じ状況の人への一言】

手すりは「自分でできることを残す」ための道具。

母がまだ自分で起き上がれるうちに導入したのは正解だった。完全に寝たきりになってから慌てるより、少し早めに準備しておくと本人も慣れやすい。

ベッド用 手すり 介助バー サイドサポート オプション サイドレール 後づけ 追加 手すり てすり 手摺 立ち上がり補助 サポート アシスト 電動ベッド 介護ベッド 電動3モーターベッド ケア3 てがる用手すり-GKA

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《2年後の自分への備忘録》

  • 手すりは「自分でできる」を残す道具

  • 早めに導入すると本人も慣れやすい

  • 寝返り時の引っかかりに注意

マットレスだけでは足りなくなった時

3モーターベッドに変えてから2ヶ月が経った頃、訪問看護師が「クッションを追加したほうがいい」と言った。

母がベッドで過ごす時間が増えて、背中やお尻に体重がかかりすぎている。マットレスだけでは圧が分散しきれず、赤くなっている部分があった。

それで、背中やお尻に体重が集中しないクッションを探し始めた。MOGUというブランドが評判が良かった。楽天で見ると、ビーズクッションで体の形に合わせて変形するタイプ。介護保険の対象外だけど、床ずれを作るよりはマシだと思って買った。

MOGUのクッションを使い始めてから、母が「背中が楽になった」と言った。ベッドで長時間過ごすなら、マットレスだけじゃなくてクッションを併用すると楽になる。

《2年後の自分への備忘録》

  • マットレスだけでは足りないときがある

  • 背中やお尻に体重が集中しないクッションを併用すると楽

  • 介護保険対象外でも床ずれ予防には必要

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2年使ってみた今の感想

3モーターベッドに変えてから2年が経った。

最初の混乱を乗り越えたら、母も慣れてきた。今では膝を少し上げた状態で寝るのが習慣になっている。朝の立ち上がりも2モーターの頃より楽そう。

ただし、操作は今でもわたしがやっている。母に任せると誤操作のリスクがあるから。夜中にトイレに行きたくなったときは、わたしを呼んでもらってボタンを押す。

3モーターは便利だけど、使う人の状態によっては2モーターで十分なこともある。ケアマネに相談して、今の母に本当に必要な機能を見極めることが大事だった。

❓ よくある質問

3モーターベッドは介護保険でレンタルできますか?

レンタル対象です。福祉用具貸与で月数百円(1割負担)で借りられます。ケアマネに相談するとレンタル業者を紹介してもらえます。

2モーターと3モーターのどっちを選べばいいですか?

本人の膝の動きが固くなってきているなら3モーターが楽です。ただし操作ボタンが増えるので、認知機能が落ちている人には誤操作リスクがあります。ケアマネと相談して決めるのが安全です。

3モーターベッドは何円くらいから買えますか?

購入だと16万円〜が相場です。レンタルなら介護保険で月数百円〜なので、まずはレンタルで試すのがおすすめです。

手すりは必要ですか?

本人がまだ自分で起き上がれるなら、手すりがあると介助負担が減ります。介護保険対象外なので自費購入になりますが、1万円ちょっとで買えます。

まとめ|3モーターベッドは便利だけど操作に注意

今回の3モーターベッドで気づいたことを、次の自分が楽できるように残しておく。

  • 3モーターは背上げ・膝上げ・高さが独立して動く

  • 操作ボタンが多いので誤操作リスクあり

  • レンタルで試してから買うか決めるべき

  • 手すりやクッションも一緒に検討すると楽

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