母が浴槽で手を滑らせた夜|すべり止めマットを選んだ話

image 18 入浴・清潔

母が浴槽で手を滑らせて座り込んだのは去年の冬だった

浴槽に手をついて立とうとした瞬間、手が滑った。

母はそのまま浴槽の底に尻もちをついて、しばらく動けなくなった。

幸いケガはなかったけど、その時からわたしは入浴を見守るようになった。ケアマネさんに相談したら「浴槽の底に滑り止めを敷いてみては」と言われた。

滑り止めマット。そういう道具があることすら知らなかった。

浴槽の滑りは、道具で防げる

📖 この記事でわかること

  • 浴槽用のすべり止めマットは吸盤式・天然ゴム式・カット可能型がある

  • デメリットは「給湯前に敷くと浮く」「乾燥保管が手間」「吸盤跡が残る」

  • 介護保険の対象外なので全額自費購入

  • 購入前に浴槽のサイズと底の素材を確認する

滑り止めマットを探し始めた経緯

行司ヶ滝の苔むした石積み階段とチェーン手すり

母が滑った翌日、ケアマネさんが自宅に来た。

「浴槽の底はタイルですか?樹脂ですか?」と聞かれた。うちは樹脂製。表面がツルツルしている。

「それなら滑り止めマットが効きます。ただし介護保険の対象外です」と言われた。

介護保険で買えるのは「浴槽手すり」や「シャワーチェア」までで、滑り止めマットは自費購入になる。

ネットで調べたら、1,000円台から5,000円台まで色々あった。価格の差が何なのか最初は分からなかった。

デメリットと注意点を先に知っておく

買う前に口コミを読んで気づいたのは、「デメリット」が想像以上に具体的だったこと。

よく挙げられていた注意点:

  • 給湯前に敷くとマットが浮いてくる(お湯の勢いで浮き上がる)

  • 吸盤式は吸盤跡が浴槽に残る

  • 使用後に毎回乾かさないとカビやすい

  • 洗濯機NGのタイプは手洗いが面倒

  • 浴槽のサイズに合わないとカットする手間がかかる

この中で一番気になったのは「給湯前に敷くと浮く」という点。

うちは浴槽に蓋をして給湯するので、毎回マットを敷くタイミングを考えるのが面倒そうだった。

最初に買ったのは吸盤式の安いやつ

最初に選んだのは Selectshop-one の浴槽滑り止めマット

1,390円で70cm×40cm。口コミが200件以上あって評価も4.5以上だった。

基本情報

  • 価格: ¥1,390(2026年6月19日時点)

  • サイズ: 70cm × 40cm / 88cm × 40cm

  • 重量: 595g(70cm)/ 745g(88cm)

  • 素材: PVC

  • 介護保険: 対象外

実際に使ってみた感想:

届いたマットは薄くて軽い。裏面に約200個の小さな吸盤がついていた。

最初は給湯前に敷いてみたけど、予想通り浮いてきた。給湯後に敷き直すと吸盤がしっかりくっついた。

母を浴槽に入れてみると、足元が安定して立ち上がりやすそうだった。

ただ、使用後に毎回乾かすのが手間だった。吸盤を剥がすのにも少し力がいる。

2週間ほど使ったあと、吸盤の跡が浴槽の底に薄く残っているのに気づいた。掃除すれば取れたけど、毎回跡が残るのは少し気になった。

よかった点:

  • 吸盤でしっかり固定されるのでズレない

  • 柔らかい素材で足裏の感触が良い

  • 70cmサイズなら小さめの浴槽にも収まる

気になった点:

  • 吸盤跡が残る

  • 給湯前に敷くと浮く

  • 使用後の乾燥保管が手間

同じ状況の人への一言:

吸盤式は固定力が高いので、ズレ防止には効果的。ただし毎回の片付けが面倒な人には向かないかもしれない。

浴槽の底がツルツルしている素材なら吸盤は効く。逆にザラザラした底だと吸盤が効かないのでケアマネさんや福祉用具専門相談員に相談した方がいい。

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《2年後の自分への備忘録》

  • 吸盤式は固定力が高いがズレ防止と跡残りはトレードオフ

  • 給湯前に敷くと浮くので、給湯後に敷き直す手間を覚悟する

  • 毎日の乾燥保管が面倒な人は洗濯機対応タイプを検討する

もう1つ試したのは天然ゴム系のダイヤタッチ

吸盤跡が気になってきたので、吸盤なしのタイプも試してみることにした。

選んだのは まごころショップのダイヤタッチLサイズ

価格は5,219円と高めだったけど、天然ゴム製で「自沈式」と書いてあった。吸盤なしでも沈んで固定されるらしい。

基本情報

  • 価格: ¥5,219(2026年6月19日時点)

  • サイズ: 38cm × 70cm × 厚さ0.3cm

  • 重量: 1.4kg

  • 素材: 天然ゴム、SBRゴム、EPゴム、セシオン

  • 介護保険: 対象外

実際に使ってみた感想:

届いた時の第一印象は「重い」。1.4kgあるのでずっしりしている。

浴槽に入れると、水の重みで自然に底に沈んだ。吸盤がないのに浮いてこない。

表面と裏面の両方に細かいダイヤカット加工があって、足裏に引っかかる感じがする。母も「滑らない」と言っていた。

ただし、重さがデメリットにもなった。使用後に持ち上げて乾かすのが結構きつい。

洗濯機で洗えるのは楽だったけど、毎回洗濯機に入れるのも手間だった。

よかった点:

  • 吸盤なしでも沈んで固定される

  • 表裏両面にダイヤカット加工で滑り止め効果が高い

  • 洗濯機で丸洗い可能

  • 抗菌・防カビ加工済み

気になった点:

  • 重い(1.4kg)ので持ち運びが大変

  • 価格が高い(5,000円超)

  • サイズが固定なのでカットできない

同じ状況の人への一言:

吸盤跡が気になる人、毎回吸盤を剥がすのが面倒な人には天然ゴム系が向いている。

ただし重いので、力が弱い人や腰痛持ちの人は注意。毎日の片付けが負担になるかもしれない。

お風呂 滑り止めマット 日本製 防カビ ダイヤタッチLサイズ SD10L サイズ 38×70cm シンエイテクノ 入浴用品 すべり止めマット 自沈 浴槽 滑り お 風呂 グッズ 介護 高齢者 浴槽内滑り止めマット

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《2年後の自分への備忘録》

  • 自沈式は吸盤跡が残らない

  • 重さと価格がトレードオフ

  • 長期使用を考えるなら天然ゴム系の耐久性は魅力

結局どっちを使い続けているか

今も使っているのは吸盤式の Selectshop-one のマット。

理由は2つ。

1つ目は「軽さ」。毎日の片付けを考えると、595gの方が圧倒的に楽だった。

2つ目は「コスト」。5,000円超のマットは、買い直しを考えた時にためらう金額だった。吸盤式なら2,000円以内で買い直せる。

吸盤跡は気になるけど、週1回の掃除で落ちるので許容範囲。

ダイヤタッチは洗濯機で洗えるのが便利だったので、洗い場の滑り止めとして使っている。浴槽の底と洗い場の両方に使えるのがこのマットの強みだった。

入浴介助で腰が限界になった時

道具だけでは足りなくなる日が来る。

入浴介助で腰が抜けそうな夜、わたしは外注も視野に入れた。

イチロウ は介護保険外の自費サービスだけど、入浴だけ頼むこともできる。

ケアマネに相談する前の選択肢として、知っておくと心が軽い。

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3ヶ月使ってみた今の感想

滑り止めマットを敷いてから、母が浴槽で手を滑らせることはなくなった。

道具があるだけで、わたしの不安も減った。

デメリットは確かにあるけど、それを上回る安心感がある。

値段やタイプで迷ったら、まずは安い吸盤式を試してみて、合わなければ天然ゴム系に切り替える、という順番が現実的だと思う。

❓ よくある質問

すべり止めマットは介護保険でレンタルできますか?

すべり止めマットは介護保険の対象外なので、全額自費購入になる。介護保険で買えるのは浴槽手すりやシャワーチェアまで。マットは消耗品扱いなので保険適用にならない。

吸盤式と自沈式のどっちが安全?

滑り止め効果としてはどちらも有効。吸盤式はズレにくいが跡が残る。自沈式は跡が残らないが重い。浴槽の底の素材がツルツルなら吸盤式、ザラザラなら自沈式が向いている。迷ったらケアマネさんや福祉用具専門相談員に相談するのが確実。

洗濯機で洗えるタイプと手洗いタイプの違いは?

天然ゴム系のダイヤタッチは洗濯機対応。PVC製の吸盤式は基本的に手洗い推奨(商品によっては洗濯機可)。毎日洗う前提なら洗濯機対応が楽だけど、価格は高くなる。

給湯前に敷くと浮くのは仕様ですか?

吸盤式は給湯の勢いでマットが浮き上がることがある。給湯後に敷き直すか、給湯中は浴槽の蓋を外さないようにするのがコツ。自沈式なら水の重みで沈むので浮きにくい。

2年使って壊れなかったのはどれですか?

まだ3ヶ月なので長期耐久性は未確認。ただし天然ゴム系のダイヤタッチは抗菌・防カビ加工があるので、長期使用を考えるなら耐久性は高そう。吸盤式は安い分、半年〜1年で買い替え前提で考えた方がいい。

まとめ|滑り止めマットで変わったこと

今回の浴槽滑り止めマット選びで気づいたことを、次の自分が楽できるように残しておく。

  • 吸盤式は固定力高いが跡が残る、自沈式は跡が残らないが重い

  • 介護保険の対象外なので全額自費

  • 購入前に浴槽のサイズと底の素材を確認する

  • デメリット(給湯前に敷くと浮く、乾燥保管が手間)を承知の上で選ぶ

  • 迷ったら安い吸盤式から試す

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