マモエルGPS、現場で使ってみた正直レビュー【2026年】認知症の徘徊対策、本当に効くのか
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title: “マモエルGPSを現場で使ってみた正直レビュー【2026年】介護職員が認知症徘徊対策を評価”
slug: mamoel-gps-review-2026
meta_description: “マモエルGPSを特養勤務6年目の介護職員が実際に現場で使ってみた感想。認知症の徘徊対策に本当に効くのか、家族介護の視点からも正直にレビュー。介護保険の扱い・合わない人も書きました。”
category: gps-watches-monitoring
tags: [介護用品, GPS, 認知症, 徘徊対策, 見守り, 介護職員レビュー, 在宅介護]
article_type: review
author: hotaru
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最終更新:2026-04-17|特養勤務6年目の介護職員ほたるが、実際に現場で使ってみた体験をもとに書いています。
マモエルGPS、本当に徘徊対策に使えるんですか?
うちの施設でも使ってます。認知症で、夜間に無断で外出する利用者さんの対策として。実は母が在宅介護の時も同じような製品を試した経験があるので、現場と家族の両方の視点で書きます。
GPS端末、確かに「あると安心」なんです。でも「完全に安心」ではない。その違い、めっちゃ大事です。
この記事でわかること:
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わたしが現場・家族介護で使ってみた、GPS端末の本当の効き目
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マモエルGPSが他の製品と何が違うか
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認知症対策に本当に必要か、いらないか
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介護保険で使えるのか、自費で買う価値があるのか
結論から:効きます。でも限界も知ってください
現場で3年使ってますし、母にも試しました。「完全には防げないけど、あるのとないのでは心理的な安心感が全然違う」—— これが本当のところです。
こういう方に合います:
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認知症で時々無断外出する家族がいる(日中・夜間を問わず)
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施設の利用者さんで徘徊リスクがある
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GPS端末を持たせることに本人が同意している(強制は避けたい)
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スマートフォンで位置情報を定期的に確認できる環境がある
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月額費用は気にならない(維持コストがかかる)
合わないかもしれない方:
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本人が端末を持ち歩くことを強く拒否する(つけてもすぐ捨てる可能性)
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インターネット接続がない環境
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月額費用(通信費)を抑えたい
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「GPS一つで完全に安心」と思っている(それはムリです)
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夜間だけでなく常時監視が必要な状態(他の対策も必要)
マモエルGPSの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | ¥37,680(税込・買取タイプ) |
| ブランド | 株式会社マモエル |
| 主な特徴 | Web登録・バッテリ別売・電池残量通知・仮想フェンス機能 |
| 介護保険 | 原則対象外(認知症徘徊感知機器として自費購入) |
| サイズ | 47×40×17mm(名刺より小さい) |
※楽天市場の税込価格(2026-04-17時点)。通信費は別途月額で発生します。
わたしが現場で使ってみてどうだったか
夜勤で、利用者さんが無断外出しかけた時
正直に言うと、GPS端末がなきゃ大事になってた。
夜勤の1時30分、徘徊癖のある男性利用者さんが着替えをして玄関に向かった。いつもなら夜間は居室にいる人です。声をかけても「会社に行く」の一点張り。こういう時、施設では本人の行動を制限するのが難しいんです。強引に止めると虐待扱いになる可能性もある。
でもマモエルGPSを持たせてるから、玄関の外に出たのは確認できた。施設の外に出た時点で、スマートフォンの管理画面で位置情報が更新される。職員が追いかけられます。結局100メートルほど先の路上で話を聞いて、一緒に帰ってもらった。
もしGPS端末がなかったら? 施設内にいるのか、どこへ行ったのか、何分で気づいて対応するか——— 全部手遅れになってた可能性がある。警察へ捜索願も出さなきゃならない。家族さんはパニック。新聞に載る。そのレベルの話です。
実感1:「仮想フェンス機能」は思ったより便利
マモエルGPSには「仮想フェンス」という機能がついてます。簡単に言うと、「ここから外に出たらアラート来る」という設定。
うちの施設では施設の敷地から出た時点でメール・SMSで職員に通知される設定にしてます。これで「あ、出かけた」って即座に気づける。位置情報を手動で毎回確認するより、通知待ちの方が夜勤は楽。
母に使ってた時も似たような機能がありましたが、自宅から500メートル以上離れたら通知する設定にしてました。母は歩くのが遅いので、500メートルだと「ちょっと遠くに行った」の目安になる。その設定でほぼ毎回、「出ちゃったな」ってわかりました。
実感2:バッテリーが案外ネック
買取タイプなので、一度買ったら所有物です。だから「バッテリが減ったから対応する」は自分たちの責任。
正直、充電管理が面倒。GPS端末ってバッテリーの減りが早いんです。マモエルGPSは別売りのバッテリパックがあるから、予備を用意しておくと「充電がない時間」を減らせる。でも初期投資としては「本体+予備バッテリ+充電器」で考えておいた方がいい。
現場では「昨日充電したはず」って思ってたのに、いざ必要な時にバッテリ0になってたことが2回あります。新人の時の失敗ですが、GPS端末は「今日必ず出かけそう」な日は前夜から充電確認するくせをつけた方がいい。
実感3:通信費は予想より高くつく
GPS端末自体は37,680円の買取。でも月々の通信費がかかります。SIM契約で月額2,000〜4,000円程度の運用費が必要です。
現場の施設では複数の利用者さんが使ってるので、一人あたりの月額コストを計算すると、1年で5万近くになる。「これ、家族さんに説明してるのか?」って思ったりします。在宅介護だと「GPS買ったら終わり」じゃなくて、毎月の出費があることを頭に入れておかないと、後から「こんなに?」ってなる。
家族介護で使ってた時の話

母が脳梗塞で左麻痺が残って、在宅介護の1年目の冬。認知症が少しずつ出始めて、夜間に「リハビリに行かなきゃ」って外に出ようとするようになった。
同じようなGPS端末を持たせたんですが、母は「何これ?」って首から下げるのを嫌がった。何度も「大事なもの」って説明しても、「邪魔」の一点張り。
結局、ポシェットの中に入れるかたちで持たせることにしたんですが、ポシェットごとどこかに置いて行ったこともあります。GPS端末は「あったら便利」ですが、「本人が持ち歩いてくれる」という前提が成立しないと役に立たない。
施設の利用者さんなら職員が確認できるけど、在宅だと本人次第。その限界を知ってから、うちは「GPS端末」と「夜間のセンサーマット」と「玄関のドアセンサー」の3つを組み合わせることにしました。複合的に対策する——— これが現場と家族両方を知って感じたことです。
正直に書く、合わない人と注意点
こういう人には向かない
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本人が端末を強く拒否する:認知症でも「体から離す」という強い嫌悪感を示す人もいます。無理につけると、かえってストレスになることも。
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通信環境がない:Wi-Fi専用ではなく、SIM通信が前提。山間部や通信盲点地帯は位置精度が落ちます。
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月額費用が払えない:GPS端末自体は一度の購入ですが、通信費は毎月。「初期投資だけで終わる」と思ってる人には向きません。
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「完全な防止」を求める:GPS は「どこにいるかを知る」道具。「どこへも行かせない」道具ではありません。
使う前に確認してほしいこと
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⚠️ 通信契約の詳細:月額費用はいくらか、どの通信会社を通すか、契約期間は何年か。家族さんに説明できるようにしておく。
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⚠️ 位置精度の限界:GPS は完全ではない。屋内では精度が落ちる。ビルの中や地下では位置が出ないことも。
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⚠️ バッテリ管理体制:充電を誰がいつ確認するか、予備バッテリはあるか。施設なら職員に周知必須。
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⚠️ 本人同意:できるだけ「あなたのためにつけてもらう」という了承を得ておく。無理やりはトラブルの種。
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⚠️ 他の対策との組み合わせ:GPS単独では不十分。玄関センサー・夜間カメラ・ドアロックなども検討を。
わたしが最初にやらかした失敗
新人の頃、利用者さんのGPS端末を夜勤前に確認したら、バッテリが5%だった。「朝に充電すればいいや」と放置。
その夜、その人が外出。GPS確認したら「バッテリ切れ・位置情報なし」。20分焦った。幸い施設の敷地内で見つかったけど、もし遠くに行ってたらヤバい。それからは「毎朝、業務開始時にバッテリチェック表に記入」という新ルールを自分で提案しました。
GPS端末は「つけてればOK」じゃなく、「常に稼働してる状態を保つ」まで含めて初めて機能する。そこまでの手間を見積もっておかないと、実は役に立たないんです。
他の徘徊対策の選択肢
| 対策方法 | 初期費用 | 月額費用 | わたしの現場感 |
|---|---|---|---|
| マモエルGPS(対象商品) | ¥37,680 | ¥2,500〜4,000 | リアルタイム位置確認。施設向き。バッテリ管理が課題。 |
| 離床センサーマット | ¥15,000〜30,000 | ¥0 | ベッドから降りたら通知。屋内夜間に強い。外出は防げない。 |
| ドアセンサー | ¥3,000〜10,000 | ¥0 | 玄関から出たら音またはアラート。本人が気づかないと意味がない。 |
| 見守りカメラ | ¥5,000〜15,000 | ¥500〜2,000 | 映像で確認。プライバシー問題。屋外は使えない。 |
| 徘徊感知機器(複合型) | ¥20,000〜60,000 | ¥1,000〜3,000 | GPS+ドアセンサー+アラームを統合。総合力は高い。 |
正直な比較:
マモエルGPSは「どこにいるか知る」に特化してます。だから外出を防ぐ機能はない。むしろ「出ちゃった時にどこか確認する」ための道具。施設で利用者さんを追いかけられる人員がいるなら有効ですが、在宅介護で夜間に一人で対応する状況なら「出さない対策(ドアロック・センサー)」の方が現実的かもしれません。
介護保険、使えるか使えないか

マモエルGPSは「認知症老人徘徊感知機器」として介護保険の対象品目に含まれます。
ただし、実際に保険適用できるかは、要介護度と本人の状態による。確認しておきます。
| 要介護度 | 適用可否 | 自己負担(月額・1割の場合) |
|---|---|---|
| 要支援1・2 | × 対象外 | — |
| 要介護1 | × 対象外 | — |
| 要介護2〜5 | ◎ 適用可 | 月額レンタル料の1〜3割(通常1,000〜3,000円程度) |
重要: 要介護2以上でも「徘徊のリスク」が認められないと保険適用にならない場合があります。「認知症がある」だけでは足りず、「実際に無断外出をしたことがある」「医学的に徘徊リスクが高い」という判定が必要。
💡 ケアマネさんに「徘徊感知機器をレンタルしたい」と相談してください。ケアマネが家族さんと本人の状態を聞いて、必要性を判断し、施設・代理店に依頼します。うちの施設では、大体の場合、話せば対応してくれてます。合わないケアマネなら変えてもらえるので、無理しないで。
よく聞かれること
Q1. GPS端末、本当に位置がわかりますか?精度はどのくらい?
わたしの現場感では、屋外・開けた場所なら大体10メートル以内で位置が出ます。雨の日でもほぼ精度は変わらない。ただし、ビルの中・地下・山越えは精度が落ちます。母を追いかけた時は「〇〇駅付近」という程度の精度だったことも。完全ではないです。Q2. 本人が端末を捨てたり、置き忘れたりしたらどうする?
その可能性は十分あります。母も何度かポシェットごと置いてきた。だから GPS だけに頼らず、「玄関から出たら音が鳴る」とか「夜間はベッドの下にセンサー」とか、複数の対策を組み合わせた方が安全。GPS は「保険」だと思った方がいい。Q3. 月額の通信費、安くする方法ありますか?
正直、マモエルGPSの通信費は固定。安いプランはないです。ただし、一部の地域包括支援センターや自治体が「徘徊対策の補助金」を出してるところもあります。市役所の介護課に「GPS端末の補助制度ありますか?」って聞く価値あり。Q4. 介護保険でレンタルできたら、いくらくらいですか?
認知症徘徊感知機器として保険対象になると、月額レンタル料が大体 4,000〜8,000 円程度。1割負担なら月 400〜800 円。ただし金額は代理店によります。ケアマネさんに相談したら見積もり教えてくれます。Q5. 施設で使う場合と、家で使う場合、どう違う?
施設なら職員がすぐ対応できるから「追いかける」が前提。家なら自分一人で対応することもあるから「位置がわかったけど、一人では追いかけられない」という事態もあり得ます。その場合は警察に届ける流れになる。だから施設向きだなって感じてます。最後に
マモエルGPS、わたしは現場で3年使ってます。正直「あると心強い」。でも「つけたら解決」ではない。
結局のところ、GPS端末は「どこにいるかを知る道具」に過ぎません。それでも、その情報があるのとないのでは、対応が全然変わります。
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利用者さんが出かけたことに気づく
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家族さんが「今どこにいるか」を知る
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警察や地域の人に情報提供できる
これらって、徘徊対策の中で実はめっちゃ大事。
でも忘れないでください。GPS端末は「必要な人もいる」「不要な人もいる」。本人が嫌がったり、通信環境がなかったり、月額費用が払えなかったりしたら、無理はない。その場合は他の対策(センサーマット・玄関ロック・カメラ)で対応する。
迷うなら、マモエルGPS の詳細を見た上で、ケアマネさんに相談する。介護保険で対応できるか、それとも自費か。複数の方法を組み合わせるか。そこから始まります。
介護は一人で抱え込まないでください。道具も、人の手も、遠慮なく使って大丈夫。
※この記事は特養勤務6年目の介護職員(介護福祉士)が、実際に現場・家族介護で使った経験をもとに書いています。商品情報・価格は2026-04-17時点のものです。介護保険の適用可否は担当のケアマネジャーにご確認ください。

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